野菜タネや野菜苗の育て方や栽培管理方法、品種情報が満載の特設ページ!
家庭菜園の初心者から上級者まで、野菜栽培に役立つ特集盛りだくさん!
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上手な野菜の栽培方法
野菜栽培の初心者におすすめ!トマト・キュウリ・ナス・ピーマンなどの果菜や、ダイコン・ニンジン・タマネギ・ハクサイなどの葉根菜の土作りから肥料のやり方、種まき、苗作り、栽培管理、病害虫対策、収穫、収穫後の 料理レシピまでイラストを使ってわかりやすく解説。
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春まき根菜を育てよう
ダイコンもカブもニンジンも、夏秋にまいて秋冬に収穫しますが、春にまいて梅雨時までに収穫する春まきの栽培も可能です。夏秋まきに比べてやや上級者向きの栽培法となりますが、適切な品種を選べば成功率がアップ!ぜひトライしてください。
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室内で作れる 栄養満点のスプラウトを育てよう
「スプラウト」とは、発芽してから3~10日ほどの野菜の新芽のこと。スーパーでよく見るカイワレダイコンは、ダイコンの「スプラウト」(新芽)です!
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種類も豊富で栄養たっぷり おいしいマメを育てよう
たんぱく質や炭水化物、ビタミンなどの栄養素がたっぷり含まれるマメ類。種類も豊富で、育てやすい品種が多く揃うのも魅力です。今回は、人気のある5種類のマメの育て方を紹介。この春から、ぜひ育ててみませんか。
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スイートコーン 品種の使い分けと栽培管理
スイートコーンには、皮がやわらかくとても甘い極良質系と、皮が少しかためですが、栽培が簡単で初心者でも大きな穂が採れる良質系の2タイプがあります。
ここでは、タキイが扱っているそれぞれのタイプの品種の特徴と使い分け、および栽培のポイントについて解説します。 -
寒じめ栽培にトライしよう!
ホウレンソウやコマツナは、厳寒期の寒さにさらされることによって見ためも味も大変身。葉は厚く緑が濃くなって、ぐんと甘くおいしくなります。今年の冬は、寒さを利用した寒じめ栽培に挑戦してみませんか?
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ビギナー応援!はじめての野菜栽培 ナス
はじめての方にもわかりやすい、ナスの栽培方法をイラスト付きで解説。おすすめ品種もご紹介しています。ナスは乾燥に弱いので、水分管理をしっかり行いおいしいナスをたくさん収穫しましょう。
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家庭菜園向け おすすめ品種
野菜の品種選びに迷ったらこちら!トマト、ナス、ピーマン、キュウリほか人気品目を品種特性や用途別にわかりやすく分類し、家庭菜園に向くおすすめ品種をご紹介!
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果菜類と一緒に育てるコンパニオンプランツ
互いに助け合って生育する、相性のよい植物同士のことを「コンパニオンプランツ」といいます。農業では、互いに助け合う組み合わせだけでなく、収穫を目的とする野菜など、一方だけに都合がよい場合もコンパニオンプランツとして扱います。ここでは、果菜類と一緒に育てるコンパニオンプランツのメリットと相性のよい植物の組み合わせをご紹介します。
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キノコの原木栽培 シイタケ・ナメコ・ヒラタケ(シメジ)
種駒を用いたキノコの原木栽培は、適切な管理を行えば自家栽培も可能です。今回は、シイタケ、ナメコ、ヒラタケの育て方をご紹介します。とれたての新鮮なキノコを味わってみませんか。
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目指せ大収穫!春ジャガイモの作り方のコツ
春作の植え付け適期は、まだ寒さの残る2月中旬ごろ。ジャガイモは寒さに弱いので、この時期にいかに元気に育てるかが正否のポイントとなります。今回は、マルチを張って地温や水分をコントロールし、収穫量をアップする栽培方法をご紹介。初心者の方も気軽に取り組めるので、ぜひチャレンジしてみましょう。
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\冬の畑を有効活用!/トンネル栽培の極意
害虫の少ない冬だからこそ、寒さに負けずに野菜づくり!寒い時期でも防寒用資材をトンネル状にかければ12月からの栽培も可能です。今回は、冬のトンネル栽培のポイントと、おすすめの資材をご紹介します。
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野菜作りの上作テクニック ホウレンソウ
ホウレンソウの基礎知識、品種の選び方、栽培のプロセスなど、酸性土壌を嫌うホウレンソウの上手な育て方をていねいに解説。ワンランク上のおいしさを楽しみましょう!ミズナの作り方も紹介しています。
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ビギナー応援!はじめての野菜栽培 エンドウ
はじめての方にもわかりやすい、エンドウの栽培方法をイラスト付きで解説。おすすめ品種もご紹介しています。エンドウは収穫後、鮮度が急激に低下してしまいます。だからこそ新鮮野菜を食べられる家庭菜園にはおすすめです。とれたての美味しさをご堪能ください。
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ビギナー応援!はじめての野菜栽培 ソラマメ
はじめての方にもわかりやすい、ソラマメの栽培方法をイラスト付きで解説。おすすめ品種もご紹介しています。旬のおいしさを味わう!新鮮なおいしさは家庭菜園ならでは。とれたてのおいしさをご堪能ください。
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野菜作りの上作テクニック ネギ
ネギのタネまき育苗~収穫までの栽培プロセスをていねいに解説。基本の栽培知識に加え、上作のワザをご紹介しています。適度な施肥、こまめに土寄せを繰り返すことなど、上作のポイントをしっかりと理解してワンランク上のおいしさを目指しましょう!
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プランターで作ろう!秋から始めるおすすめの野菜品種
広い菜園や庭がなくても、ちょっとしたスペースがあればプランター栽培ならおいしい野菜作りが楽しめます。ダイコンやカブなどの根菜類、ホウレンソウやコマツナなど、今回は、深町貴子さんにプランター栽培に向く、おすすめ品種を紹介していただきました。
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トウ立ちさせずに豊作!タマネギ栽培3つのコツ!
タマネギのタネまきの季節がやってきました。失敗しないためには、トウ立ちさせないことがポイント!藤田智先生直伝の豊作のためのタマネギ栽培のコツ&おすすめ品種をご紹介します。
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甘くて香り高い!イチゴの育て方
春を告げる果物として人気が高いイチゴ。ビタミンCや食物繊維が豊富で、栄養価の面でも優れています。真っ赤に熟した果実は、生のまま食べるほか、煮込んでピューレやジャムにするなど用途も多彩。大粒で甘~いイチゴの収穫を目指して、さっそく栽培してみましょう。
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真っすぐで肌のきれいなダイコンを目指す!ダイコンの上作テクニック
家庭菜園でも人気のダイコン。事前の対策や対応によって収量・品質に大きな差が出ます。ここでは上作のポイントや気象災害にも負けない方法をご紹介します。
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ビギナー応援!はじめての野菜栽培 タマネギ
はじめての方にもわかりやすい、タマネギの栽培方法をイラスト付きで解説。おすすめ品種もご紹介しています。タマネギは家庭菜園でも手軽に作れ、貯蔵ができるから無駄になりません。料理にも欠かせないタマネギを是非自家菜園でチャレンジしてみてください。
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よくある失敗を未然に防ぐ たまねぎを上手に作るコツ
残暑のころにタネまきし、冬越しさせて初夏に収穫するタマネギは、生育期間が長い野菜の一つ。それだけに春先になってのトウ立ち(抽苔)や欠株の発生、生育不良による小玉の発生などの失敗も多く見受けられます。ここでは主にトウ立ちについて、その原因と、発生させないための作り方について紹介します。
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ビギナー応援!はじめての野菜栽培 ホウレンソウ
はじめての方にもわかりやすい、ホウレンソウの栽培方法をイラスト付きで解説。おすすめ品種もご紹介しています。冬が旬のホウレンソウは秋から冬にかけて甘みが増し、ぐんと食味がよくなります。新鮮なホウレンソウは格別!ぜひ家庭菜園で挑戦してください。
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ビギナー応援!はじめての野菜栽培 カブ
はじめての方にもわかりやすい、カブの栽培方法をイラスト付きで解説。おすすめ品種もご紹介しています。自家菜園でカブ栽培にぜひ挑戦していただき、栄養価の高い葉も一緒にまるごと味わってください。
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ビギナー応援!はじめての野菜栽培 ダイコン
はじめての方にもわかりやすい、ダイコンの栽培方法をイラスト付きで解説。おすすめ品種もご紹介しています。ダイコン栽培は土づくりがとても大事。深さ40~50cm以上に深くやわらかくふっくらになるようよく耕し、形よくおいしいダイコンを収穫しましょう!
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手間いらずで栽培できる ニンニクとラッキョウ
夏から秋にかけて植え付け、翌年の春から初夏にかけて収穫するニンニクとラッキョウについて栽培の方法とコツをご紹介します。どちらも種球と呼ばれる球根から栽培をスタートしますが、一度植え付ければそれほど手間が掛からないので家庭菜園での栽培にぴったり。ぜひチャレンジしてください。
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ビギナー応援!はじめての野菜栽培 ブロッコリー・カリフラワー
はじめての方にもわかりやすい、ブロッコリー・カリフラワーの栽培方法をイラスト付きで解説。おすすめ品種もご紹介しています。ブロッコリー、カリフラワーの栽培で重要なのが、種まき時期。種まきが遅れると花蕾がうまくつくれません。品種毎の種まき適期をチェックして上手に栽培しましょう。
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ビギナー応援!はじめての野菜栽培 キャベツ
はじめての方にもわかりやすい、キャベツの栽培方法をイラスト付きで解説。おすすめ品種もご紹介しています。シャキシャキとみずみずしいキャベツは家庭菜園ならでは。甘みたっぷりのキャベツを家庭菜園でチャレンジしてみてください。
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ビギナー応援!はじめての野菜栽培 ニンジン
はじめての方にもわかりやすい、ニンジンの栽培方法をイラスト付きで解説。おすすめ品種もご紹介しています。栄養満点で彩りもよく、さまざまな料理に合うニンジン。野菜ジュースにも最適です。是非ご自分の菜園で育てたニンジンでおいしさを実感してください。
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ビギナー応援!はじめての野菜栽培 ハクサイ
はじめての方にもわかりやすい、ハクサイの栽培方法をイラスト付きで解説。おすすめ品種もご紹介しています。ハクサイ栽培のポイントはよい苗づくりと適期適植です。栽培のポイントにしたがってよい苗をつくり、スムーズに苗が活着できるよう適期の植え付けを行いましょう。
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辛味と歯ごたえが持ち味 ラッキョウ特集
ラッキョウは中国原産のユリ科野菜。香りと辛み、歯応えのよさで人気のヘルシー野菜です。球根を植えるだけで作りやすくて手がかからないので、コンテナ栽培向き。手作りのラッキョウ漬けがあれば、ご飯がすすむこと間違いありません。
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秋ジャガイモの作り方と貯蔵
秋作ならではのポイントを押さえれば栽培は簡単。春ジャガイモとはまた違った味や食感が楽しめるのでぜひチャレンジしてみてください。
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遅まき果菜類の作り方
キュウリやカボチャ、エダマメ、インゲン、スイートコーンなどの果菜類は、夏からスタートする「遅まき」の作型も可能。 夏の太陽の光をたっぷり浴びて育つ果菜類は、おいしさもコクもワンランクアップ!ぜひチャレンジしてみましょう。
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人気の葉根菜の育て方 第2回
人気野菜の栽培法をわかりやすく紹介する短期集中連載。第2回は、人気の根菜、カブ・ダイコン・ニンジン・ゴボウの育て方を紹介します。
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人気の葉根菜の育て方 第1回
暑さが厳しくなるこの季節、秋冬野菜の栽培シーズンが到来します。ここでは、家庭菜園でも人気の葉根菜の栽培法を3回にわたって分かりやすくご紹介。第1回ではブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、ハクサイについてご紹介します。初心者でも失敗しないための大事なポイントが盛りだくさんなので、ぜひ参考にしてください。
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家庭菜園向け おすすめ品種
いよいよ秋冬野菜のタネまき時期。今年は何の品種を育てようか迷われてる方必見!
おすすめの品種をご紹介!品種が色々とあり過ぎて「どれを選べばいいの?」といったお客様への参考書です。 -
シーダーテープで楽々タネまき
水に溶けて自然に優しい素材でできたテープにタネを加工したものです。野菜の種類に合った株間・粒数で均等にタネが挟み込まれているので、畑やプランターにテープをのばすだけで、むらなく均等にタネまきができます。ご利用いただいた方からは「株間を測ったり、タネの粒を数えたりの手間が省ける」と大好評です。
理想的なタネまきが簡単にできるシーダーテープの便利さをぜひお試しください。 -
1本の苗で2倍のおいしさ!「うりふたつ®」シリーズ
限られたスペースでも、多様な野菜を楽しみたい!そんな方に、1本の苗で2種類の野菜が楽しめる、タキイ種苗が開発した接ぎ木苗シリーズ「うりふたつ」をご紹介します。
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これから育てる果菜類 [トマト・ミニトマト・キュウリ・カボチャ]
本格的な菜園シーズンがやってきました。気に入った品種の苗がない、果菜類の苗づくりに挑戦したいという方に、これから始める苗づくりを紹介します。身近な保温資材でできる、苗づくりの入門編です。
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仕組みを知って順調な生育につなげる 葉根菜のトウ立ちメカニズム
葉根菜の多くは栽培中に低温に当たると花芽ができ、葉や根の発育が抑えられて収量が低下したり、品質が悪くなってしまいます。しかし、中にはブロッコリーのように、低温に積極的に当てることで収穫部位である花蕾を形成する種類もあります。花芽をつけた茎であるトウはどのようにできるのか、そのメカニズムを説明します。
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保温育苗パーフェクトドーム
「トマトやナスをタネから育てたいけれど、冬の育苗は難しくて大変……」という声にお応えし、低温期の育苗が手軽にできる「保温育苗パーフェクトドーム」を使った育苗法をご紹介。今年はぜひタネから育ててみませんか。
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タキイ トマト元気液肥
通常液肥と交互にこの「トマト元気液肥」を施用することで、吸収量の多いカリを過不足なく供給し、健全な生育が図れます。葉先枯れ軽減による灰色カビ病予防に効果的!!
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カルシウムエキス
カルシウム欠乏が原因で起こるトマトの尻ぐされ、キャベツやハクサイの芯ぐされなどの予防には、カルシウム液剤を葉に直接散布する「葉面散布」が効果的!不足しがちなカルシウムの補給に!
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短時間でたっぷり収穫!作りやすさが魅力の「つるなしインゲン」を使いこなす
つるなしインゲンは、タネまきから収穫までが短時間で済むほか、栽培適期も比較的広く、手間を掛けずにいつでも作れる魅力的な野菜です。その特長をうまく活用して、家庭菜園の一品目として組み込んでみてはいかがでしょうか。
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ビックリするほど甘い!おいしいスイートコーンを作ろう
甘さがギュッと詰まったスイートコーンを味わえるのは、家庭菜園ならではの醍醐味。今回は甘いスイートコーンを作る、プロのコツを伝授。肥培管理や収穫、調理法もまとめてご紹介します。
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たくさんの収穫を目指す!タキイのおすすめのキュウリの使い方
とれたてを食卓にすぐ並べることができる家庭菜園では、キュウリを必須アイテムとお考えの方も多いのではないでしょうか。とはいえ、「もっと収穫したかったのに、栽培が終わってしまって…」と、悔いを残した経験のある方もおられるはず。近年の夏は猛暑日や集中豪雨が増え、春に定植したキュウリで、ひと夏を乗り切るのが、難しくなっています。そこで今回は、より長い期間キュウリを楽しんでいただくためのご提案を紹介します。
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根強い支持にはワケがある!バイオダルマ
「バイオダルマ」を使用いただいているお客様より、「1作ごとに野菜のおいしさが増していき、バイオダルマなしの野菜作りはもう考えられない!」との声が毎年届きます。多くのリピーターの支持を長きに渡って受け続ける「本物の肥料」というものは存在するのです。まだ「バイオダルマ」未経験の方に向けて、ここでは「バイオダルマ」の優れた効果についてお伝えしていきます。
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キノコの原木栽培 シイタケ・ナメコ・ヒラタケ(シメジ)
種駒を用いたキノコの原木栽培は、適切な管理を行えば自家栽培も可能です。今回は、シイタケ、ナメコ、ヒラタケの育て方をご紹介します。とれたての新鮮なキノコを味わってみませんか。
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今年こそ、もっとおいしく、さらにたくさん!菜園プランニングのコツ
体験農園の園主として、年間約50種類の野菜の栽培方法を指導している加藤正明さんが、おいしい野菜をたくさん収穫するための「菜園プランニング」の秘策を伝授!冬の間にじっくり計画を練って、春からの栽培に備えましょう。
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デリシャス★コンテナ菜園 果菜類の育苗方法
園芸家の深町貴子さんが、自宅のベランダで野菜作りに挑戦。今回は、トマトやナスなどの果菜類の育苗方法をご紹介。タネから苗を育てれば、愛着もひとしお。夏の大収穫を目指して早速始めましょう。
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目指せ、糖度8以上 「高糖度トマト」作りに挑戦!
最近市場で大人気の「高糖度トマト」。でも、家庭菜園では高糖度トマト作りはなかなか難しい! 露地栽培でトマトを高糖度にするためのノウハウを詳しくご紹介しますので、今年はその「激ムズ!」に挑戦してみませんか。目指すは糖度8以上!
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デリシャス★コンテナ菜園 イチゴ
園芸家の深町貴子さんが、自宅のベランダで野菜作りに挑戦する話題のコーナー。今回は、春の味覚、甘~いイチゴの作り方をご紹介。大小二つのプランターを重ねた立体仕立てで、収穫アップを目指します。
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今からスタートできる!果菜類の「遅植え」
春に植えた野菜が収穫最盛期を迎える夏。今からでも、トマトやナス、エダマメなどの果菜類を夏から栽培する「遅植え」が可能!今回は、「遅植え」ならではの植え付け、タネまき作業のポイントをご紹介。秋どりのおいしい野菜をぜひ味わってください。
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野菜のプロ タキイブリーダーがおすすめ品種
「迷ったらコレ!」「作りやすい!」「うまい!」の三つの観点から、タキイブリーダーがおすすめの品種をご紹介します。栽培が初めてという初心者の方も、味にこだわる上級者の方も、ぜひご参考にしてください。
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初めてでもデキル!タネから作る葉根菜
いろいろな料理に使えるダイコンやハクサイなどの葉根菜は、防虫ネットなど害虫対策をしっかりやれば、難しい作業や管理もなく、収穫を楽しめます。代表的な葉根菜類の育て方をご紹介します。
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畑の切り替えと秋冬野菜の準備をスムーズに!葉根菜の作付準備
果菜類の収穫最盛期が終わると、秋冬野菜への切り替え時期が到来します。葉根菜の作付けは計画的に準備することが重要。ここでは、畑の切り替えポイントや秋冬野菜の準備についてご紹介します。
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真夏に大活躍する便利なアイテム 暑さ対策資材に注目!
作物への暑さ対策はもちろん、農作業する人間も熱中症への注意が必要です。ここでは、暑い時期の畑の管理のポイントと、熱中症対策におすすめの便利グッズをご紹介します。
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香り豊かな旬の味覚 山菜と薬味野菜を自分で育てる!
山菜も薬味野菜もとれたての新鮮なものほど風味が強くおいしいもの。自分で栽培して、市販のものでは味わえない格別のおいしさをぜひ堪能してください。 今回は人気の高い7種について栽培方法を詳しくご紹介します。
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家庭菜園だからできる おいしいエダマメ、インゲン
食べ始めたら止まらないエダマメ、どんな料理にでも大活躍するインゲン。とれたての味がバツグンにおいしいので、ぜひ家庭菜園で作ってほしい野菜です。野菜作りをこの春から始めたい方もぜひ!
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東京「大泉 風のがっこう」体験レポート 野菜作りはこんなに楽しい!Vol.8 トマト、ナス、キュウリ
農業体験農園「大泉 風のがっこう」の授業を、毎回、生徒の目線でレポートします。夏の菜園に欠かせない果菜といえば、トマト、ナス、キュウリ。もちろん「大泉 風のがっこう」でも夏の畑の主役です。特にトマトは「野菜農家の腕の見せどころ」なのだとか。作り方のコツをしっかり教わりました。
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夏秋の桃太郎大玉トマトの上手な育て方
暑い時期には、トマトのみずみずしさとビタミンCの豊富さがうれしい!子どもから大人まで、幅広い層に人気の夏野菜ですが、おいしく作るのにはコツが必要です。そこで今回は、トマトをタネから上手に育てる方法をご紹介。ぜひ挑戦して、新鮮な味わいをご家庭でお楽しみください。
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東京「大泉 風のがっこう」体験レポート 野菜作りはこんなに楽しい!Vol.7 ジャガイモ、サトイモ、サツマイモ
農業体験農園「大泉 風のがっこう」の授業を、毎回、生徒の目線でレポートします。毎年3月中旬に開校する体験農園「大泉 風のがっこう」で、真っ先に植え付けるのがジャガイモです。白石さんの畑ではサトイモやサツマイモも栽培しているので、今回はイモ類の栽培ポイントを教えてもらいました。
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ヤマイモ特集
日本の食卓に昔からなじみ深い食材、イモ。おいしくて栄養価も高く、しかもどこか気持ちもほっとさせてくれる……。こんな身近な野菜だからこそ、今、家庭菜園でチャレンジしてみませんか?今回は、品種によって形も粘り具合も違い、おいしく滋味あふれるヤマイモです。
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じゃがいもシリカ&肥大力
寒さの残る2月中旬~3月上旬が春作ジャガイモのタネイモ植え付け時期。植え付け後50日目ごろから肥大し始め、開花する80日目くらいが肥大時期のピークとなり、そして、130 日目くらいで梅雨入り前後の5月下旬~6月上旬に収穫を迎えます。植え付け時と肥大期におすすめの資材を、二つご紹介します。
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東京「大泉 風のがっこう」体験レポート 野菜作りはこんなに楽しい!Vol.6 プロの農家に栽培計画のヒントを学ぶ
農業体験農園「大泉 風のがっこう」の授業を、毎回、生徒の目線でレポートします。1年の始まりは、ちょうど畑の栽培計画を立てる時期。そこで、プロの農家、白石さんの畑の栽培計画をご紹介します。どの時期にどの野菜を作るか、じっくり計画を立ててみてください。
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果菜の育苗に!あったか資材特集
果菜類のタネまき時期は定植時期から逆算して考える必要があります。一般平暖地ではタネまき時期は2月下旬から3月ごろのまだ寒い時期になります。発芽適温は20~30度となりますので、苗の育苗には育苗器が必要です。栽培する品種や規模にあわせて、最適なあったか資材をお選びください!
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家庭菜園向け おすすめ品種
家庭菜園におすすめの品種が一目でまるわかり!それぞれの品種の特徴と適期を表にまとめました。これでもう育てる品種に悩まない!自分に合った品種を選んで、楽しく野菜を育てましょう。
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春の菜園 野菜栽培カレンダー
野菜の種まき、苗の定植の適期は栽培する野菜の品種や植え付ける場所、育てる環境等によって異なります。栽培時期を守って家庭菜園でおいしい野菜作りをしましょう。
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果菜類のタネまき、育苗のポイント
寒い冬が過ぎると、いよいよ果菜類のタネまきシーズン到来です。今回は、野菜の育苗を手掛ける農業法人「竹内園芸」のスタッフの方に、プロならではの育苗のコツを伝授していただきました。
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来春からスタート!果菜類栽培準備のポイント
秋どり野菜の収穫も一段落。そろそろ来春から育てる果菜類のラインアップをイメージする時期です。今回は、夏野菜の主役、トマトやナス、エダマメなどの果菜類栽培について、土づくりやタネまき、植え付けなどの準備のポイントと、事前に揃えておきたい資材や肥料などを紹介します。
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東京「大泉 風のがっこう」体験レポート 野菜作りはこんなに楽しい! Vol.5 ソラマメ、エンドウ
農業体験農園「大泉 風のがっこう」の授業を、毎回、生徒の目線でレポートします。ソラマメ、エンドウは10月下旬から11月上旬がタネまきの適期。冬を越しておいしいマメが収穫できるのは初夏のころ。少し時間はかかりますが、その新鮮なおいしさをぜひ味わってみてください!
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おいしいソラマメ&エンドウを作ろう!ソラマメ・エンドウ 品種の使い分け
ソラマメ・エンドウは一般的に秋にタネまきして春から初夏にかけて収穫する、春の味覚として日本人に広く親しまれている野菜です。栽培管理が比較的容易なことから、家庭菜園初心者にもおすすめできる野菜といえるでしょう。家庭菜園にぴったりな野菜、ソラマメ・エンドウを、ぜひ栽培してみてはいかがでしょうか。
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東京「大泉 風のがっこう」体験レポート 野菜作りはこんなに楽しい! Vol.4 葉菜類と根菜類
農業体験農園「大泉 風のがっこう」の授業を、毎回、生徒の目線でレポートします。家庭菜園でまず初めに作りたいのが、タネまきから収穫までの期間が短い葉菜類です。またラディッシュやカブも、収穫までの期間が短く手軽に挑戦できます。今回は家庭菜園の基本野菜ともいえる葉菜類と根菜類の栽培ポイントを紹介します。
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小スペース大量収穫 今からスタートできる フクダ流葉根菜の作り方
寒さが厳しくなってくるこの季節。野菜作りは難しいと思われがちですが、今からスタートできる野菜もあります。今回は、一つの畝で複数の野菜を育てる三つの菜園プランをご紹介します。資材を使った防寒対策もあわせて参考にしてください。
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東京「大泉 風のがっこう」体験レポート 野菜作りはこんなに楽しい! Vol.3 ダイコン
農業体験農園「大泉 風のがっこう」の授業を、毎回、生徒の目線でレポートします。ダイコンは用途が広く、1年中欠かせない野菜です。年に2回栽培して新鮮なダイコンを日々の食卓で楽しみましょう。今回はダイコンの品種や栽培ポイントについて詳しく紹介します。
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東京「大泉 風のがっこう」体験レポート 野菜作りはこんなに楽しい!(ハクサイ、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー)
農業体験農園「大泉 風のがっこう」の授業を、毎回、生徒の目線でレポートします。 通常友の会会員様しか読めない、月刊誌「はなとやさい」に掲載の記事となりますが、特別公開します。 実践的なノウハウを、ぜひ家庭農園で参考にしてください。
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東京「大泉 風のがっこう」体験レポート 野菜作りはこんなに楽しい!(タマネギ、根深ネギ、ニンジン)
農業体験農園「大泉 風のがっこう」の授業を、毎回、生徒の目線でレポートします。 通常友の会会員様しか読めない、月刊誌「はなとやさい」に掲載の記事となりますが、特別公開します。
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葉根菜のシーズンに!これから育てたいイチオシ新品種
いよいよ葉根菜の栽培シーズン到来。タキイでは、育てやすくておいしい従来品種を改良した新品種を発表しました!自信のラインアップをご紹介します。
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やってみよう ラクしてドッサリジャガイモのゴロゴロ植え
ジャガイモは、タネイモから地下茎が伸び、そこからストロンというわき芽が伸びて肥大したもの。光が当たると有毒物質(チャコニンやソラニン)を産生するため、土寄せの作業は欠かせませんが、今回は土寄せの代わりに黒マルチを使う「ゴロゴロ植え」という省力栽培法をご紹介します。
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さまざまな品種が豊富に揃う!!育ててみよう ブロッコリー&カリフラワー
秋冬野菜のタネまきシーズンが近づいています。今回は、花の蕾を食べるブロッコリーとカリフラワーのおすすめ品種と作り方を紹介します。どちらもバラエティー豊かなラインアップなので、選ぶ楽しみもいっぱい。好みのものを選んで、さっそく栽培してみましょう。
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秋まき野菜は適期を必ず守ろう 野菜の播種時期
秋にタネをまくと温度の高いうちに発芽し、生長してから寒さに向かうので比較的育てやすいといえます。ただし早まきするとまだ高温、遅まきすると低温という環境により、どちらも発芽率が下がります。また、発芽後の生育も環境の影響を受け、大きく育って寒害にあったり、あるいは小さくて収量が少なくなったりします。そこで、順調に生育し十分な収穫ができるよう、タネまきの適期についてご紹介します。
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藤田先生スイセン!この秋冬家庭菜園で作りたい個性派野菜
作ってみたい話題の野菜が続々!今年の秋冬シーズンは、ちょっと個性的な野菜にチャレンジしてみませんか。見た目も味も新しい個性が光る野菜は、菜園のアクセントにぴったりです。
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品種を使い分けてエダマメを夏じゅう楽しもう
昔からビールのお供として定番的存在のエダマメですが、最近では“子どもが好きな野菜”にもランクインし、小さな子どもから大人まで幅広く人気を得ています。大豆を若どりしたもので栄養価が高いため、健康野菜としても親しまれています。今年の夏は畑で育てて、栄養豊富なとれたてエダマメを満喫しましょう!
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よくあるお問い合わせからトラブルを未然に防ぐ!スイートコーン栽培のコツ
今年もスイートコーンのタネまき時期になりました。そこで、家庭菜園でよく聞く疑問を解説していきます。ポイントをおさえれば、スイートコーンの栽培は難しくありません。トラブルを防いで、甘くておいしい穂を収穫しましょう!
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長期間、次々と収穫できる!キュウリのリレー栽培
キュウリは、新鮮でみずみずしいおいしさを楽しみに、毎年植え付けされる方も多いと思います。もちろん収穫できる果実が多いほど、うれしさも増すというものでしょう。今回はタキイの栽培容易な耐病性品種を用い、植え付け回数を増やすことでより長くキュウリを収穫する方法と、その栽培ポイントをご紹介します。
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タネまきシーズン真っ盛り!春まき葉物野菜のタネまきポイント
寒さに凍えた冬も過ぎ、春になるといよいよ菜園での作業がスタートします。家庭菜園で真っ先に作りたいのが、栽培容易で栄養満点な葉物野菜。品種もたくさん揃うので、少しずついろいろな種類を栽培するのがおすすめです。
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いきいき元気に育つ 夏の果菜類におすすめ!トマト元気液肥
生育ピーク時に多くのカリ成分を必要とする夏の果菜類には、「トマト元気液肥」をこまめに与えることがおすすめです。豊富なリン酸・カリに加えてアミノ酸・微量要素入りで、生育良好、食味のよい実が期待できます。
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野菜作りの名人が選ぶ! 2017年の注目野菜
そろそろ2017年の野菜作りの計画を立てるシーズンです。どの品種を作ろうか、迷って決められないこともあると思います。そこで、野菜作りのマスターたちはどんなふうに品種を選んでいるのかお聞きしました。今年の野菜作りにぜひお役立てください。
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今年の家庭菜園でコレ作ろう! VOL.12
数ある野菜、数ある品種の中から毎回テーマに合わせ、おすすめを紹介していきます。菜園の作業が一段落している冬の間に考えたいのが、来春からの計画です。春夏の菜園といえば、役者は夏の果菜類。なかでも欠かせないのが人気抜群のトマトです。その人気の理由を探り、おすすめの品種をピックアップしてみました。
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今年の家庭菜園でコレ作ろう! VOL.1
「育てやすい」、これは家庭菜園の野菜選びの基本。でも、毎年同じ野菜、品種ばかりを作っているのではおもしろみに欠けませんか。そこで、数ある野菜、数ある品種の中から毎回テーマにあわせ、おすすめの品種をご紹介します。ちょうどタネのまき時を迎えるものを取り上げますので、ぜひ今年の菜園で試し、新しい「定番野菜」を見つけてください。
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今年の家庭菜園でコレ作ろう! VOL.11
数ある野菜、数ある品種の中から毎回テーマに合わせ、おすすめを紹介していきます。11月になると、畑は秋作の収穫を待つばかり。おいしい冬野菜が存分に楽しめる季節です。ただ、今が植え付け適期の野菜があること、忘れてはいませんか。そう、イチゴです。家庭菜園で栽培して、甘くて新鮮なおいしいイチゴをぜひ味わってみてください。
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家庭菜園のプランニング
野菜を自分で育てて収穫できるのは、家庭菜園ならではの楽しみ。せっかく挑戦するなら、しっかりと計画を立てて、おいしい野菜を作りたいものです。今回は、野菜の選び方や作付計画の立て方など、覚えておきたいプランニングのポイントをご紹介します。
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ダイコンなどの根菜、ホウレンソウなどの葉菜 葉根菜のトウ立ちはなぜ起こる?
春にダイコンやホウレンソウなどを栽培すると、収穫前にトウ立ちしてしまうことがあります。トウ立ちすると根が太らなくなったり、株が大きくならなかったりして、せっかく育てた野菜を利用できず、それまでの苦労が無駄になってしまいます。そこで今回は、葉根菜のトウ立ちが起きる原因とそれを防ぐための品種選びや栽培のポイントを詳しく解説します。
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今年の家庭菜園でコレ作ろう! VOL.10
数ある野菜、数ある品種の中から毎回テーマに合わせ、おすすめを紹介していきます。寒い時期に向かい、そろそろタネまきできる野菜が少なくなる時期です。でも、冷涼な気候に適するソラマメとエンドウは、10~11月がちょうどタネまき適期。初夏の収穫のおいしさを楽しみに、ぜひ栽培にトライしてみてください。
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ソラマメ、エンドウ よくある失敗と栽培のコツQ&A
春先にとれるおいしいソラマメ、エンドウは、これからがまきどき。今回は、家庭菜園で楽しむためのよくある失敗と対策をQ&A形式でご紹介します。
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今年の家庭菜園でコレ作ろう! VOL.9
数ある野菜、数ある品種の中から毎回テーマに合わせ、おすすめを紹介していきます。秋は冷涼で害虫も少なく、葉菜類が作りやすい季節です。家庭菜園では、できるだけ多くの品種を作り、毎日の食卓に生かしたいもの。今年の秋に作るべきおすすめ品種をピックアップします。
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今年の家庭菜園でコレ作ろう! VOL.8
数ある野菜、数ある品種の中から毎回テーマに合わせ、おすすめを紹介していきます。今回は幅広い料理に利用されるネギ類を取り上げます。根深ネギは秋まきの場合はタネまき適期は9月。タマネギも9月がタネまき適期です。収穫までは時間がかかりますが、収穫時の喜びや達成感をぜひ味わってみてください。
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実践 人気の葉根菜の育て方 第3回(ホウレンソウ、タマネギ、長ネギ、ミズナ、コマツナ)
人気野菜の栽培法を分かりやすく紹介する短期集中連載。最終回となる今回は、葉菜類5種の育て方を紹介します。
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今年の家庭菜園でコレ作ろう! VOL.7
数ある野菜、数ある品種の中から毎回テーマに合わせ、おすすめを紹介していきます。7月はキュウリやトマトなど、夏の果菜類の収穫が終わる時期です。次の栽培は、まずニンジンから。7月下旬からタネまき適期を迎えるニンジンの品種選びと栽培ポイントをご紹介します。
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野菜のプロ・タキイブリーダーおすすめ!今年の夏秋イチオシ品種!
今年の夏秋はどんな野菜を育てたいですか?タキイブリーダーから、今年使っていただきたいおすすめ品種をご提案します。野菜作りを知り尽くした専門家の視点で、品種の特長・栽培のコツを踏まえてご紹介しますので、ぜひ育ててみてください。
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今年の家庭菜園でコレ作ろう! VOL.6
数ある野菜、数ある品種の中から毎回テーマにあわせ、おすすめをご紹介します。今回はこれからタネまきしても間にあう夏の果菜類をピックアップ。畑にまだ空いているスペースがある、もう少し夏の果菜類を収穫したい場合におすすめの品種をご紹介します。
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しっかりとした対策で菜園の被害を防ぐ!夏の高温&風雨対策のポイント
各地で「これまでに経験したことのないような猛暑や大雨」に見舞われることも多くなり、農業の現場においても甚大な被害をこうむることが多くなっています。こうした現状を踏まえ、今回は、家庭菜園でできる高温&風雨対策のポイントと心がまえをまとめました。
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今年の家庭菜園でコレ作ろう! VOL.5
数ある野菜、数ある品種の中から毎回テーマにあわせ、おすすめを紹介していきます。今回は暑い夏に元気に育つ葉野菜に注目。畑から葉野菜が少なくなる季節、畑の片隅でも手軽に作れる葉野菜はおいしくて栄養も満点です。
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今年の家庭菜園でコレ作ろう! VOL.4
数ある野菜、数ある品種の中から毎回テーマにあわせ、おすすめを紹介していきます。今回は家庭菜園でも人気の高いスイートコーンに注目。じつはスイートコーンにはユニークな性質があるのです。それを知ることこそ、おいしいスイートコーンを育てる近道です!
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多品種を使っていつでも収穫!キャベツのリレー収穫
キャベツが1年を通して店先に並ぶようになったのは、生産者の栽培技術の研究と輸送網の発達、品種改良などによるものです。家庭菜園でも、品種リレーを導入すると、秋~翌年初夏まで収穫することが可能になります。今回は、家庭菜園向けのおすすめ品種を収穫時期別に紹介していきますので、リレー収穫に挑戦してみましょう。
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今年の家庭菜園でコレ作ろう! VOL.3
数ある野菜、数ある品種の中から毎回テーマにあわせ、おすすめの品種をご紹介します。野菜苗の植え付け適期が迫る時期となる第3回目では、初心者でも育てやすい果菜品種をピックアップしてみました。
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栽培管理のコツを知って まっすぐできれいなキュウリを作ろう!
家庭菜園でも人気の高いキュウリですが、いざ収穫となると実が曲がってしまった、病害虫の被害が出てしまった、実が少ししか収穫できなかった、などの経験はありませんか?そこで今回は、キュウリを上手に作るための栽培管理ポイントをていねいに解説します。
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今年の家庭菜園でコレ作ろう! VOL.2
数ある野菜、数ある品種の中から毎回テーマにあわせ、おすすめの品種をご紹介します。ぜひ、新しい「定番野菜」を見つけてください。ちょうど果菜類のタネまき時期となる第2回目では、タネから育てるとおもしろい果菜品種をご紹介していきます。
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手間が省ける 挿し穂から始めるサツマイモ栽培
茎から採穂したつるを定植して育てるサツマイモ栽培。そのつるを育てるのに一手間かかるものですが、つる「挿し穂」が販売されるようになり、栽培がずいぶん楽になりました。また、品種も豊富で料理の用途もさまざま。サツマイモ栽培が初めての人もぜひトライしてみてください。
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目指したのは野菜本来のチカラ タキイのファイトリッチシリーズ(春まき)
タキイ種苗では、“元々植物がもつ力=機能性成分”である色素成分を引き出し、かつおいしさにもこだわった品種シリーズ「ファイトリッチ」を開発し、野菜の消費拡大、健康で豊かな食生活を目指しています。おいしくて見た目も楽しく、体によい成分をたくさん含む「ファイトリッチ」シリーズをぜひご利用ください。
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三つのコツで失敗しない!好きな夏野菜を種から楽しめる 果菜類の上手な育苗管理
春が近づき、待ちに待った夏野菜のタネまきシーズン到来ですね!トマトやナス、ピーマン、キュウリといった定番の夏野菜の場合、苗を購入するのは簡単ですが、タネから苗を育てる方法(育苗)にもメリットと楽しみがあります。今回は大事な三つのコツをご紹介しますのでぜひ果菜類をタネから育ててみてください。
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簡単!便利!栄養を丸ごとおいしくとれる!スープメーカー「スープリーズ」で毎食卓の野菜を楽しもう!
野菜に果物を加えて作るヘルシースムージーが大人気ですが、寒い季節はやっぱり温かいメニューが恋しい!そこでおすすめなのが旬の野菜をたっぷり使ったポタージュとスープ。これはまさにあったかスムージーです。「煮込みに時間がかかるし面倒」。いえいえ、スープメーカーの「スープリーズ」があれば、材料を入れてスイッチをオンにしたら、あとは煮込んで砕いてかき混ぜて、とすべて自動でやってくれるので仕上がりを待つだけ。毎日の食卓で手軽に旬の栄養満点野菜を楽しむことができます。なめらかなポタージュに仕上がる「スープ」、具の形が残り食感が楽しめる「食べるスープ」、おかゆやリゾットが作れる「おかゆ」と3種類のモードがあるので、幅広いメニューに利用できます。料理研究家の荒木典子さんにおすすめレシピを教えてもらいました。「和風、洋風、どちらもだしを効かせて味付けは薄く」、これが野菜のおいしさを生かすコツだそうです。
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京都ゆかりの厳選野菜
タキイが長年培った品種情報、遺伝資源、栽培技術を駆使して、こだわり抜いて作出した京都ゆかりの厳選野菜をご紹介します。味わい豊かな京都の伝統品種をぜひ味わってみてください。
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野菜のプロ・タキイブリーダーがすすめる 今年の春 家庭菜園で使ってみたい イチオシ品種!
今年の春はどんな野菜を育てたいですか?タキイブリーダーから、今年使っていただきたいおすすめ品種をご提案します。野菜作りを知り尽くした専門家の視点で、品種の特長・栽培のコツを踏まえてご紹介しますので、ぜひ育ててみてください。
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野菜タネ こだわりのユニークおすすめ品種
色や形、特性が個性的で、日本ではなじみの薄い品種やお店であまり出回っていない品種など、ユニークな野菜を大特集します。通販だから手に入る、家庭菜園だからこそ味わえる!こだわりの一品を育てて、食べて、楽しんでみてください。
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作ってみよう!食べてみよう!話題の野菜ヤーコン
低カロリーで、生でも食べられるヤーコン。サツマイモに似た形状で、無農薬で丈夫に作ることができるとあって、近ごろでは家庭菜園で栽培する人が増えています。ヤーコンの特性と栽培方法、調理方法を紹介します。
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「愛菜花スターターセット」を使って夏の果菜類をタネから育てよう
タネから育てれば、収穫の喜びもひとしお!ただ、夏の果菜類の育苗時期は寒い季節のため、温度管理が難しいのが難点。でも発芽・育苗器「愛菜花」を使えば、簡単に温度管理ができて手軽に苗作りを始められます!
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人気のイモを育てよう! ジャガイモ
日本の食卓に昔からなじみ深い食材、イモ。ひと口にいっても、ジャガイモ、サトイモ、ヤマイモなど食感も味も、さらには調理方法も、実にバラエティに富んでいます。おいしくて栄養価も高く、しかもどこか気持ちもほっとさせてくれる……。こんな身近な野菜だからこそ、今、家庭菜園でチャレンジしてみませんか?今回は意外にヘルシーな野菜、ジャガイモをご紹介します。
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冬の野菜栽培に欠かせない おすすめ!防寒資材
「寒い冬には野菜作りは無理!」と思っていませんか?しかし、寒さをしのぐ防寒資材をうまく使えば、初心者の方でも難しくありません。ここでは、防寒資材の種類やその使い方を詳しくご紹介します。この冬はぜひチャレンジしてください。
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秋まきホウレンソウ 新品種「牛若丸」と、「弁天丸」との使い分け
ホウレンソウは冬に旬を迎え、食味も栄養価も一段とアップします。特に、寒さに当たった新鮮なホウレンソウは格別で、秋冬の家庭菜園で楽しみな品目の一つです。「ほかの葉菜類と比べるとやや育てにくい」と敬遠される向きもあるようですが、特に難しいことはありません。今回、栽培のポイントをご紹介しますので、ぜひとれたての新鮮なホウレンソウを味わってみてください。
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用途多彩な人気野菜 ダイコンの作型別・料理別おすすめ品種!
秋冬の定番野菜といえばダイコン。さわやかな風味とみずみずしさが魅力で、多彩な食べ方ができる人気の野菜です。今回は家庭菜園で作りやすい品種を、作型別、料理別にえりすぐって紹介します。
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タキイおすすめハクサイ 「CRお黄にいり」&家庭菜園向け人気品種使い分け
家庭菜園を始める時、どの品種を作ろうかと悩まれる方は多いのではないでしょうか。品種を選ぶポイントは、じつはとてもシンプルです。今回はタキイハクサイの品種選びのポイントとおすすめ品種、家庭菜園での栽培手順をご紹介します。
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9月からでも育てられる人気品種 まだまける!秋まき葉根菜
果菜類の収穫や後片づけ、葉根菜の土づくりやタネまきと何かと忙しい7~8月は、うっかりタネまき時期を逃してしまった!ということがありますね。そこで、今回は今からでもまける葉根菜のおすすめ品種をご紹介します。
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カロテンたっぷりのニンジン 「オランジェ」&秋から冬どりニンジンの上手な使い分け
今回ご紹介する「オランジェ」は、フランス語で「オレンジ」を意味する言葉通りに、とても鮮やかな濃いオレンジ色をしたニンジンです。またカロテンが豊富で機能性に優れ、肉質はかたく、甘みがあるので、家庭菜園から加工業務用まで幅広い用途に使っていただけます。その栽培ポイントと、夏にタネをまき秋から冬どりのおすすめ品種も併せてご紹介します。
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体が喜ぶ健康野菜 ニンニクとアスパラガス
野菜は体にいいからと食べてはいても、その効果を得られているのか気になる方も多いはず。せっかく野菜を食べるなら、その野菜の持つ機能性を十分に活用して、おいしく食べたい。今回は、食べて元気になる野菜といわれるニンニクとアスパラガスについて、機能性やそれを生かす方法、育て方のコツなどをご紹介します。実は案外簡単に育てられるので、ぜひ家庭菜園で育てて、新鮮な素材を食事にどんどん取り入れましょう。
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移行作業でしっかり収穫!秋冬野菜の作付け計画
夏野菜の収穫もピークを過ぎると、秋冬野菜のスタートですね。この時期の家庭菜園は、夏野菜の片づけや、まだ収穫できる野菜の管理、秋冬野菜のタネまきなどで大忙し!タイミングを逃さないよう、しっかり移行作業を行いましょう。
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土にも作物にもやさしく効く!有機アミノ酸肥料で野菜のおいしさアップ
最近、安心して使える肥料が求められています。「有機アミノ酸肥料」は、動物質と植物質の有機原料をバランスよく配合した有機入り化成肥料です。タンパク質を細かく分解してあり、アミノ酸が植物の根からしっかり吸収され、うまみや甘みの向上が期待できます。春からの野菜栽培の元肥や追肥に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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時代のニーズを先取りした野菜シリーズ!!ファイトリッチ(夏秋まき)
栄養価の高いおいしい野菜を育てよう!
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よい土づくり&おいしい野菜作り!バイオダルマで野菜が喜ぶふかふか土づくり
近年、有機栽培による安全な野菜作りが注目されています。「バイオダルマ」は有機100%の完熟発酵菌体肥料。使っている方からは、野菜の質や日もちがよくなり、土が年々よくなるという声が寄せられています。これからの野菜作りにぜひ使ってみませんか?
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タキイおすすめ 果菜類 これを育てれば間違いない!
いよいよ果菜類栽培のスタートが近づいてきました。数ある品種の中からどれを育てればよいか迷うところですが、通販110周年の年に、タキイが自信をもっておすすめする優れた品種をご紹介します。優れた品種の優良なタネから、愛情を込めて栽培していただけたら、きっとすばらしい収穫が待っていることでしょう。
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あなたの畑の土は肥えている?状態別 土壌改良法
野菜の生育が悪い時、肥料が足りないと思い込んでしまい、すぐに追肥を施していませんか?まずは、生育不良の本当の原因を明らかにすることが大切です。今回は、野菜がうまく育たない原因について、土壌の観点から後藤先生がケース別に詳しく解説。野菜が育つ最適な状態を知って、野菜がおいしく育つふかふかな土を目指しましょう。
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誰でも簡単!発芽・育苗器「愛菜花」で夏の果菜類をタネから育てよう
タネから育てれば、収穫の喜びもひとしお!ただ、夏の果菜類の育苗時期が冬の寒い期間のため、温度管理が難しいのが難点。でも発芽・育苗器「愛菜花」を使えば、簡単に温度管理ができて手軽に苗づくりを始められます!今回は、「愛菜花」を使った果菜類の発芽・育苗のポイントを、藤田先生にご紹介いただきます。
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肥料 万田アミノアルファ特集
野菜はよりおいしく、花はより美しく。発酵パワーで作物の生命力を引き出しましょう。万田アミノアルファは、果実類、根菜類、穀類、海藻類など数十種類の原材料を使用し、3年以上発酵・熟成させた植物発酵生産物に、有機質を主体とした液肥を配合した肥料です。作物の生命力を引き出し、野菜はよりおいしく、お花はより美しく、そして健康に育ちます。
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冬至カボチャが楽しめる!カボチャの遅まき栽培
最近は家庭菜園のレパートリーも増えて、夏まきで冬至カボチャを作りたいといった声も聞かれます。暖地で初霜が12月以降の地域では、夏まき栽培が可能なので、今回は菜園で冬至カボチャを楽しむための夏まき栽培のポイントをご紹介します。
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夏まき野菜 上作のポイント(ダイコン、ニンジン、ハクサイ、キャベツ)
昨今は、地球温暖化の影響で猛暑と少雨の夏になる年が多くなりました。秋冬どり野菜のタネまきは、7~8月の暑い時期に集中しています。そこで、夏のタネまきと育苗では、よく注意して、上作を目指しましょう。
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今年はゼッタイ失敗しない 結球野菜を上手に育てるコツ
玉レタスやキャベツ、ハクサイなどの結球野菜は、秋冬シーズンにぜひ作ってみたい野菜。今回は、上手に結球されるコツと、結球する仕組みをご紹介します。
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夏の菜園を日差し&高温から守る工夫
秋冬野菜の代表格であるニンジンやキャベツ、レタス、ダイコンなどのタネまき時期は高温の夏。猛暑の中の栽培では、遮光資材などの活用が栽培の成否を左右します。資材を使った工夫で、夏の高温を乗り切りましょう。
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ベランダで!玄関先で!菜園がなくてもOK!小スペースでカンタン野菜作り
「そのまんま」シリーズで袋栽培!袋の中には野菜栽培に適した培土や肥料が含まれており、袋の状態でそのまま野菜作りが楽しめます。手軽で場所を選ばないため、初心者の野菜作りに最適です。
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春夏野菜の栽培におすすめ コンパニオンプランツの活用術
互いの生育を助け、病害虫などを予防する効果などがあるコンパニオンプランツ。同じ場所で複数の作物を育てる「混植」作物の畝間に異なる作物を育てる「間作」などの栽培法があります。今回は、家庭菜園でも気軽に取り入れられるコンパニオンプランツの組みあわせと栽培法をご紹介します。
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さわやかな香りと辛み ショウガ栽培Q&A
そろそろショウガを植える季節。ショウガ栽培について、よくいただくご質問にお答えします。答えるのは、土佐のショウガ栽培の研究家、池澤嘉明先生。保存食レシピでおなじみのカノウユミコ先生にも、特別にご寄稿いただきました。
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春まきダイコンの栽培ポイント
春にダイコンを栽培する場合、そのまま畑にタネをまいても、温度が低すぎて花が咲いたり、根が短くなったり、太らなかったりします。そうならないためにも、タネをまいた直後からビニールなどで被覆をするトンネル栽培が一般的です。ここでは、トンネル栽培における栽培のポイントを紹介します。
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ピーマン、トウガラシ 品種バラエティーと栽培管理
ピーマン、トウガラシ類には、完熟収穫タイプや未熟収穫タイプ、甘いものから辛いものまで幅広い品種タイプがあります。当然、料理での使い方も多岐にわたり、バラエティー豊かな味が楽しめます。ここではタイプごとに品種をご紹介し、栽培管理のポイントを解説していきます。
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見て楽しい!食べておいしい!カボチャの宙づり栽培に挑戦
つるが旺盛に伸びるため、栽培には広い面積が必要なカボチャですが、ミニカボチャなら立体的に仕立てることが可能です。今回はアーチ状に支柱を立て、両側からつるを這わせる仕立て方をご紹介。家庭菜園でも気軽にトライできるので、ぜひ挑戦してみましょう。
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育ててみたい人気果菜にチャレンジ!スイカ・メロン
甘くみずみずしい果汁がいっぱいのスイカとメロンは、暑い夏に涼味をもたらすごちそうです。大きな実の収穫は、達成感も抜群!家庭菜園でぜひ育ててみたいという方もたくさんいらっしゃるでしょう。そこで今回は、タネまきから育苗、収穫までを詳しくご紹介します。気になる品種のタネを早めに準備して、夏の菜園計画に加えてみてください。
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さわやかな香りと辛み うまいショウガを上手に育てよう
春に植え付けたら、秋に収穫できるショウガ栽培。新ショウガの新鮮な香り、じっくり保存したマイルドな辛み、さらに薬用として体を温める効果があることも人気の理由です。魅力いっぱいのショウガを上手に作る方法を、大人気「土佐大しょうが」の産地でショウガ生産を研究するプロに教えてもらいました。まずは「土佐大しょうが」の紹介から。
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タネまきに欠かせない 育苗グッズの選び方・使い方ポイント
一般的に多くの果菜類の定植はゴールデンウイークごろが適期となり、その時期に定植する場合、2~3月ごろにタネまきを行う必要があります。しかし、そのころは厳寒期となるため、育苗を行う際には加温できる発芽・育苗器や園芸マット・電子サーモなどがあると便利です。果菜類の育苗は一見難しいイメージがありますが、これらの加温器などを用いて温度管理を行うことで、一般家庭でも十分に健苗を育てることは可能です。今回は初心者からベテランまで、おすすめの育苗グッズをご紹介します。
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キュウリのおすすめ品種と栽培管理
キュウリは夏の人気野菜です。果菜類の中では短期間で作れて、ビギナーにおすすめ。今年も作りやすくて味わいと歯切れのよい品種が勢揃い!とれたてのキュウリをガブリとかじれば、みずみずしくてさわやかな香りが広がります。
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よくある疑問をスッキリ解決!果菜類の栽培Q&A
年が明ければ間もなく、ナスやトマトなどの果菜類の苗作りがスタートします。栽培過程で起こるよくある失敗や疑問に、藤田先生がお答えします。ぜひ栽培の参考にして、おいしい野菜を収穫しましょう。
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冬の野菜栽培に欠かせない トンネル栽培の基本
厳寒期の栽培には、野菜を寒さから守る資材を活用するのがおすすめです。今回は、トンネル栽培やマルチ栽培の基本を解説します。冬の栽培に取り入れて、ぜひおいしい野菜を作ってみてください。
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冬にも新タマネギが食べられる 上級者向け冬どりタマネギ シャルム栽培
タマネギの旬は初夏ですが、「冬でもフレッシュな新タマネギを食べたい!」という声に応えるべく開発されたのが、冬どりタマネギ「シャルム」です。栽培にもコツが必要ですが、ぜひチャレンジして希少な冬どりタマネギを楽しんでください。
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ねばねばとろろん ヤマイモを栽培しよう
ヤマイモといっても、長いもの、丸いもの、イチョウ型など、いろいろな形のイモがあり、粘り具合もさまざま。食べたいヤマイモを上手に育てて、おいしくいただきましょう。
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食べたい料理に適した品種を栽培しよう!ジャガイモの品種を上手に使い分ける
かつてはジャガイモといえば、「男爵薯」か「メークイン」でしたが、いまや直売所などではさまざまな品種が扱われ、人気を呼んでいます。タネイモを入手すれば、家庭菜園でもいろいろなジャガイモを手軽に栽培できます。今回はそれぞれの品種の特性がどんな料理に適しているかという側面から、品種の選び方を紹介します。
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タキイのミニトマトバラエティー
トマトは家庭菜園で人気の野菜であり、大玉・中玉・ミニと種類も豊富にあります。その中でも、ミニトマトは糖度が高くなりやすく子どもにも人気があるため、お弁当の一品としても需要が高いトマトです。今回はおすすめミニトマトをご紹介します。
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目指せ大収穫!春ジャガイモ作り方のコツ
ホックホクのイモをゴロゴロ収穫しよう。肉じゃがやポテトサラダなどさまざまな料理につかえるジャガイモ。春作の植え付け適期は、まだ寒さの残る2月中旬ごろ。ジャガイモは寒さに弱いので、この時期にいかに元気に育てるかが正否のポイントとなります。今回は、マルチを張って地温や水分をコントロールし、収穫量をアップさせる栽培法をご紹介します。初心者の方も気軽に取り組めるので、ぜひチャレンジしてみましょう。
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資材を上手に利用して苗作り名人に!かんたん!果菜類の育苗方法
春の訪れとともに本格的な家庭菜園シーズンが到来します。お気に入りの品種、食べてみたいと思う品種を育てられるのも、家庭菜園ならではの醍醐味です。しかし、園芸店やホームセンターでは扱う苗の品種も限られ、希望する苗がなかなか見つからないこともあります。育てたい品種は、少し手間がかかってもタネから始めるのが一番確実。愛情を注いで苗作りをすることで、減農薬への意識が生まれたり、安全でおいしい野菜作りへの意識も高まり、収穫時には格別の味わいが得られることと思います。今回は育苗資材を効果的に利用して、タネまきから失敗せずに苗作りをする方法をご紹介します。果菜類のタネまきから育苗の時期はまだ寒さが残る季節ですから、発芽適温、生育適温を維持することがポイントになります。育苗器や加温ヒーターを活用して、元気な苗を育てましょう。
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自己流の思い込みは禁物!夏の果菜作りに向けた土づくり
秋の収穫が終わり、畑を片づけてホッと一息。冬野菜を育てながら、春からはどんな畑にしようか、何を育てようかと楽しみな季節です。春夏の豊かな実りのために、今やっておくべきことは?それは土づくり。土について知っているつもりでも、勝手に思い込んでいることもあるのではないでしょうか?基本的な知識から実践的な方法まで、土づくりについて学びましょう。
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旬のホウレンソウをおいしく食べよう!
ホウレンソウは秋~冬が「旬」で、最も栽培しやすい時期です。特に、霜に当たって寒じめになると甘みと栄養分がぐっと増します。秋口から数回に分けて播種をすれば、秋~春の長期間、毎日食べたい分だけ収穫を楽しむことができます。今回は、新発表の食味がよい「弁天丸」と、秋冬どりでおすすめの「アクセラ」「エリナ」をご紹介します。
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アスパラガスを根株から育てよう!
みずみずしさとシャキッとした歯ごたえが魅力のアスパラガスは、一般的な野菜と生育サイクルが異なる宿根性の野菜です。一度植え付けると毎年収穫が楽しめます。根株からの栽培なら初心者でも手軽に始められるので、ぜひ挑戦してみましょう。
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タマネギQ&A
いよいよタマネギの栽培シーズンが始まります。家庭菜園で大変人気のある野菜で、毎年たくさんのご質問をいただきますので、ここではよくご相談を受ける質問にお答えします。ぜひ参考にしていただき、おいしい立派なタマネギを収穫してください。
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ビギナー応援!はじめてのプランター栽培 シュンギク
ジャガイモ栽培といえば春作が一般的ですが、冷涼地を除いた比較的暖かい地域では、夏の終わりに植え付け、霜が降りる前までの期間を利用した秋作のジャガイモを作ることができます。今回は、秋ジャガならではの栽培のポイントをご紹介。タネイモの保存法や収穫後のイモの貯蔵法もぜひ参考にしてください。
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安全・高品質なタキイの培養土
近ごろ、自宅で野菜のプランター栽培をされる家庭菜園愛好家の方々が増えておりますが、それに伴い培養土も数多くの種類が揃うようになりました。各社で値段の高いものから安いものまで、そして使用別・重量・容量の違う培養土がいくつもありますが、何を基準に選択すればよいのでしょう?「よい培養土とは何か?」「なぜ値段に差があるのか?」「用途別に培養土を使い分ける必要があるのか?」などをQ&Aでお答えしながら、タキイ培養土の特長を説明いたします。
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作りやすくて家庭菜園にもぴったり サツマイモ特集
日本の食卓に昔からなじみ深い食材、イモ。ひと口にいっても、バレイショ(ジャガイモ)、サトイモ、ヤマイモなど食感も味も、さらには調理方法も、実にバラエティに富んでいます。おいしくて栄養価も高く、しかもどこか気持ちもほっとさせてくれる……。こんな身近な野菜だからこそ、今、家庭菜園でチャレンジしてみませんか?今回は、ほくほくと甘く、女性やお子さんに人気のサツマイモ。作りやすくて家庭菜園にもぴったりです。
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サトイモ特集
日本の食卓に昔からなじみ深い食材、イモ。おいしくて栄養価も高く、しかもどこか気持ちもほっとさせてくれる…。こんな身近な野菜だからこそ、今、家庭菜園でチャレンジしてみませんか?今回は、ねっとりもっちりした食感が煮物に欠かせない、サトイモです。
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こんなにバラエティー豊富!ナスの品種使い分けと栽培管理
タキイのナスは多種あり、それぞれに魅力的な特性を備えています。ただ、たくさんの品種の中からどれを選べばよいか迷われる方も多いと思いますので、それぞれのおすすめポイントをご紹介します。ご自分が育ててみたい品種をぜひ!見つけ出してください。
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育苗管理・保温が肝心!春まき葉菜を育てよう(ハクサイ、キャベツ、ブロッコリー)
ハクサイやキャベツ、ブロッコリーは、秋から冬に収穫する夏まき栽培が一般的ですが、今回はこれら3品目の春まき栽培をご紹介。まだ寒い時期にタネまきするので、育苗管理や保温がポイントです。この時期に作る葉菜は、やわらかくておいしさも格別。ぜひ挑戦してみましょう。
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タキイの葉ネギおすすめの使い方
秋冬野菜のタネをまく季節がやってきました。葉ネギは用途が広く、周年利用も可能です。きざみネギとしてうどんやそばの薬味にしたり、大きく育てて鍋物やすき焼きに用いるなどおいしく食べられます。ネギは毎日使いたい野菜なので、家庭菜園で作れば、新鮮なネギがいつでも味わえ重宝します。そこで今回は、やわらかく、香りのよい葉ネギ品種とその栽培についてご紹介します。さらに!記事の最後では、根深ネギの栽培でよくある疑問にお答えしています。
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ニンニク~上手に育てる・貯蔵する~
独特の風味が食欲をそそるニンニクは、疲労回復や滋養強壮の効果が期待されるスタミナ野菜。一度植え付ければそれほど手がかからないので、家庭菜園でも思いのほか簡単に栽培できます。今回は、上手に作るコツと収穫後の貯蔵法を紹介。ぜひ参考にしてください。
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味 栽培条件 使用目的 イチゴ作り
バラエティー豊かな品種が揃うイチゴ。おいしいイチゴを収穫したいけれど、まず最初に迷うのが品種選びですよね。今回は栽培条件や使い方など、目的にあわせてどんな品種を選べばよいか、そのポイントをご紹介します。
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ビギナー応援!はじめての野菜栽培 はじめての野菜づくり
家庭菜園をはじめてしばらくたった人が、口をそろえていうのが土の大切さ。初心者は土であれば何でもよいように考えてしまいがちですが、そんなことはありません。土づくりが成功すれば、野菜づくりは半分以上うまくいくと考えてもよいくらいです。なぜ土づくりが大事なのか?それは、野菜の生育を支える根の活動や生長に、土はとても重要だからです。根は土から養分、水分を吸収し、自身を大きく育てるだけでなく、葉や茎が倒れないように支える役目も持っています。そのためには、根をしっかり張らすことのできる土づくりが必要です。土づくりに必要なポイントは、酸度調整、堆肥、肥料の3点。難しく考えることはありません。最初の土づくりをしっかりとしましょう。
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ちょっとしたコツで失敗を防ぐ!葉菜類 根菜類 暑い時期のタネまきポイント
秋冬野菜の代表格であるキャベツやハクサイ、ダイコンなどのタネまきは、夏の暑い時期に行うのが一般的。そこで今回は、暑い時期の育苗や直まきのポイントを詳しく解説。ぜひ参考にしてください。
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この時期からでもまだ間に合う 果菜類の遅まき栽培(インゲン、スイートコーン)
インゲン、スイートコーンなど、まだまだこの時期にタネまきからはじめることができる品目もあります。 収穫時期をずらして長期間にわたって収穫したいと考えている方や、適期のタネまきに失敗した方には遅まき栽培をおすすめします。ぜひチャレンジしてみてください。
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クッキングハーブをタネから育てよう!
今回は、コーンサラダやロケットのように葉を丸ごと利用できるものや、チャイブやイタリアンパセリのように薬味や彩りに使いやすい食用のハーブをご紹介します。タネから育てると、育苗から定植まで環境をあまり変えずに管理できるので、生育がよいというメリットがあります。
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ビギナー応援!はじめての野菜栽培 スイートコーン
スイートコーンの栽培ポイントは発芽と生育中の水分管理。発芽までは温度を確保することと、特に絹糸の抽出から収穫までの時期は実の肥大期になるので、十分な潅水をこころがけてください。
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ビギナー応援!はじめての野菜栽培 ナス
ナスは乾燥に弱いので保水性を保てる環境で育て、水分管理をしっかり行いましょう。
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ビギナー応援!はじめての野菜栽培 トマト
トマトは非常に肥料に敏感です。生育初期に肥料が多いと生育がうまくいきませんので、適期苗の定植と土作りに気をつけてください。
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ビギナー応援!はじめての野菜栽培 カボチャ
種類も沢山あり、育てて楽しい、食べて楽しいのがカボチャです。家庭菜園で是非挑戦してみてください。
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ビギナー応援!はじめての野菜栽培 キュウリ
栽培のポイントをおさえれば、次々と沢山収穫できます。新鮮なキュウリは家庭菜園が一番。是非栽培してみてください。
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春まきキャベツの栽培ポイントを伝授!
家庭菜園では秋~冬に収穫する夏まき栽培が一般的ですが、今回は低温期に種まきし、春~初夏に収穫する春まき栽培をご紹介します。夏まき栽培に続いて春まき栽培を行えば、長期間栽培を楽しむことができますよ。ぜひ挑戦してみてください!
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ビギナー応援!はじめての野菜栽培 ピーマン
栽培が簡単で次々と実がなり、ポイントをおさえれば長く沢山収穫できるので、家庭菜園に最適です。是非ご自分の菜園で収穫を楽しんでください。
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ふっくらおいしい ソラマメ エンドウを上手に育てる
ソラマメ、エンドウは初夏の味覚として人気の野菜。いずれも新鮮であるほど豊かなコクと甘みが感じられ、自家栽培の醍醐味を味わうことができます。秋に種をまいて冬越しさせて育成し、初夏に収穫するのが、おおまかなスケジュール。スタートとなるタネまきは、10月下旬~11月上旬が適期です。
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ビギナー応援!はじめての野菜栽培 エンドウ
エンドウは収穫後、鮮度が急激に低下してしまいます。だからこそ新鮮野菜を食べられる家庭菜園にはおすすめです。とれたての美味しさをご堪能下さい。
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ビギナー応援!はじめての野菜栽培 ホウレンソウ
冬が旬のホウレンソウは秋から冬にかけて甘みが増し、ぐんと食味がよくなります。新鮮なホウレンソウは格別!是非家庭菜園で挑戦してください。
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ビギナー応援!はじめての野菜栽培 カブ
自家菜園でカブ栽培にぜひ挑戦していただき、栄養価の高い葉も一緒にまるごと味わってください。
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ビギナー応援!はじめての野菜栽培 タマネギ
家庭菜園でも手軽に作れ、貯蔵ができるから無駄になりません。料理にも欠かせないタマネギを是非自家菜園でチャレンジしてみてください。
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ビギナー応援!はじめてのプランター栽培 ミズナ
近年もはや定番になりつつある、プランターでの野菜栽培。広い庭や畑がなくても、マンションのベランダなどプランターひとつ置けるスペースがあれば、本当に簡単に新鮮野菜が作れます。今回はプランター栽培に向いた、タキイおすすめ品種と一緒に、その栽培方法をご紹介します。
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おいしいイチゴを作ろう!
完熟の真っ赤なイチゴを口に入れた時の甘酸っぱくてジューシーなおいしさは、幸せを感じる一瞬です。子供だけではなく大人にも大人気のイチゴを、ぜひ自分で育ててみませんか。品種の選び方から栽培方法まで、おいしいイチゴを作る秘訣をたっぷり紹介します。
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ビギナー応援!はじめてのプランター栽培 カブ
近年もはや定番になりつつある、プランターでの野菜栽培。広い庭や畑がなくても、マンションのベランダなどプランターひとつ置けるスペースがあれば、本当に簡単に新鮮野菜が作れます。今回はプランター栽培に向いた、タキイおすすめ品種と一緒に、その栽培方法をご紹介します。
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冬にフレッシュなタマネギが収穫できる ホームたまねぎ特集
8月下旬に植え付けを行えば11月~1月においしいフレッシュたまねぎを収穫できます。やわらかく甘みのある茎葉も青ネギ同様の用途で使えて美味しく、便利。是非チャレンジしてみて下さい。ホームたまねぎ作りにはいくつかポイントがあります。しっかりポイントをおさえて美味しいたまねぎを収穫しましょう。
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ビギナー応援!はじめての野菜栽培 ダイコン
おすすめのダイコンの紹介とはじめての方でもわかりやすい栽培ポイントをご紹介します。
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ビギナー応援!はじめてのプランター栽培 リーフレタス
プランターでのリーフレタスの栽培をわかりやすくご紹介。あわせておすすめのリーフレタスもご紹介します。
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ビギナー応援!はじめてのプランター栽培 チンゲンサイ
プランターでのチンゲンサイの栽培をわかりやすくご紹介。あわせておすすめのチンゲンサイもご紹介します。
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ビギナー応援!はじめてのプランター栽培 コマツナ
近年もはや定番になりつつある、プランターでの野菜栽培。広い庭や畑がなくても、マンションのベランダなどプランターひとつ置けるスペースがあれば、本当に簡単に新鮮野菜が作れます。今回はプランター栽培に向いた、タキイおすすめ品種と一緒に、その栽培方法をご紹介します。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! 露地菜園 レタス
レタスはキク科の代表的な野菜で、中央アジアおよび中近東から、地中海沿岸地帯が原産地と推定されており、今や世界各地で栽培されています。サラダ用野菜として、最も重要な品目だといえるでしょう。栄養的には、カリウムなどのミネラルやビタミン、食物繊維を、量は少ないのですがバランスよく含んだ野菜です。栽培の歴史は古く、古代エジプト、ギリシャ、ローマでも野菜として栽培されていました。当時のレタスは今でいうカキチシャの仲間で、現在の玉レタスが登場したのは16世紀以降です。日本には、1000年以上前に中国よりカキチシャが伝来し(『和名抄』923~930年)、明治時代には欧米から玉レタスが導入されました。レタス類の生育適温は15~20℃と冷涼な気候を好み、春と秋によく育ちます。しかし、一方で暑さに弱く、25℃を超えると発芽不良となり、長日条件でトウ立ちする性質があるため、夏の栽培は困難となります。したがって、夏季は生産地が岩手、北海道、長野、群馬などの高冷地へ移動します。レタスの仲間には、結球する玉レタス、半結球性のサラダナ、結球しないリーフレタス、立ち性のコスレタス、茎を食べるステムレタスなどがあります。リーフレタスは生育期間が60日と短く、暑さや寒さにも比較的強いのでおすすめです。赤色の品種は、生長とともに葉が鮮やかになるので、緑色のレタスやリーフレタスと並植するだけでも美しい花壇のような畑となります。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! 露地菜園 ミニ・中玉・調理用トマト
江戸時代から明治時代にかけて日本に渡来したトマトですが、最近は品種改良が進み、実にバラエティーに富んだ品種が食卓に登場するようになりました。以前(2006年1月号)ご紹介した大玉トマトはもちろん、小果種(平均果重20g程度)のミニトマト、高糖度で作りやすい中玉トマト(平均果重40~50g)、さらには煮炊きに最適な調理用トマトまで登場しています。いずれも真っ赤に完熟した果実には、大玉トマト同様に抗酸化力の強いβ―カロテン、発がん予防に効果的なリコピン、また免疫力を高めるビタミンC、さらにはミネラルが豊富に含まれています。これらは、近年問題となっている生活習慣病の予防に、効果的な成分です。トマトは、原産地である南米ペルー、エクアドル周辺の気候を反映して、日当たりと排水性のよい畑が適します。生育適温は25℃前後で、33℃以上の高温や10℃以下の低温条件では、生育が不良となります。また、元肥のチッソ肥料が多すぎると初期生育が旺盛になってしまい、第1花房や第2花房に実がつかなくなることがあるので、元肥のチッソ分は控えめにして、着果後に追肥で補うようにしましょう。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! 露地菜園 ミズナ
アブラナ科の野菜のうち、カブ類とハクサイ以外で、漬物やお浸しなどに利用する非結球葉菜をツケナ(漬け菜)と呼びます。ツケナ類は、原産地の地中海沿岸地域ではあまり葉菜として発達せず、むしろ中国に渡ってから栽培化が進み、品種が発展してきました。ミズナ(水菜)もツケナの一種で、分枝性が強く葉先が尖り、葉に深い切れ込みのあるのが特徴です。生育適温は15~25℃と冷涼な気候を好み、秋~冬がミズナの適期になります。高温下の栽培では徒長ぎみになるので、株間に注意します。生長すると4~5kgの大株になり、香りとシャキッとした歯ごたえがあって、漬物や鍋物にピッタリです。別名をキョウナ(京菜)ともいい、文字通り京都で栽培されてきたツケナです。肉の臭みを消す効果があり、鴨、鯨、カキなどと一緒に煮込む「ハリハリ鍋」も有名です。ビタミンA、ビタミンC、カルシウムおよび鉄分を豊富に含む健康野菜で、最近では「ミズナサラダ」の人気が急上昇し、生食のサラダ用に周年で小株どり栽培が行われるようになりました。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! 露地菜園 ホウレンソウ
ホウレンソウは、中央アジア・コーカサス地方原産の、アカザ科に属する代表的な緑黄色野菜です。「ポパイ」の漫画でもおなじみのように、栄養価が極めて高く、野菜の中ではビタミン、鉄分、カルシウムなどの含量が最も多いことが知られています。発芽および生育の適温は15~20℃と、冷涼な気候を好み、耐寒性は非常に強く、マイナス10℃の低温にもよく耐えます。しかし、暑さには弱く、25℃以上になると生育が急激に悪くなり、べと病などの病害も多発します。また、日の長い条件ではトウ立ちしやすいので、6~8月の夏季の栽培は一層困難となります。そのため、タネまきは3~5月、9~10月が適期です。特に、東洋系品種(在来種)はトウ立ちが早いので、秋まきが中心となります。さらに、ホウレンソウは酸性土壌に極めて弱く、pH(ピーエッチ)5.5以下では生育が劣るため、石灰などによる酸性の中和が必要です。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! 露地菜園 ブロッコリー&カリフラワー
ブロッコリーとカリフラワーは、肥大した花蕾(からい)を利用するアブラナ科のキャベツの仲間(変種)です。原産地は地中海沿岸地域で、日本へは明治初期に導入されましたが、栽培が一般化したのは第二次世界大戦後からです。生育適温は20℃前後と、冷涼な気候を好みます。苗の段階では高温に強いのですが、蕾の肥大期には弱くなります。したがって、栽培には真夏を除く春から秋が適期となります。ブロッコリーやカリフラワーの花蕾を大きく育てるコツは、できるだけ外葉を大きく生長させることで、株自体が小さいと、小さな花蕾にしか育ちません。そのためには土づくりが大切で、必ず完熟堆肥(たいひ)などの有機物を投入するよう心掛けます。また、アオムシ、ヨトウムシなどの害虫がつきやすいので、これについても対策が必要です。ブロッコリーはカルシウム、鉄分、ビタミンA・Cを豊富に含む、栄養価の高い代表的な緑黄色野菜です。また、カリフラワーは独特の風味を持ち、ミネラル、ビタミン、食物繊維に富む野菜として知られています。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! 露地菜園 ピーマン類
トウガラシの仲間(capsicum属)のうち、辛みのある種類をトウガラシ(capsicum annuum)、辛みのない種類をピーマン(capsicum annuum var.grossum)と呼んでいます。ピーマンの語源は、フランス語のPimentがなまったものだといわれています。原産地は、中央アメリカから南アメリカにかけての熱帯地域で、1493年にコロンブスによって初めてスペインへもたらされ、ヨーロッパに広まりました。さらにインドを経て、17世紀には中国に伝わったとされ、日本へは16世紀には入っていたという記録があります。ピーマン類は果菜の中でも高温性で、暑さに強く、また病害虫も少ないため、栽培は比較的やさしい部類に入ります。ただ、ナス科作物を連作すると土壌病害などの発生が見られるので、輪作に努め、3~4年以上はナス科野菜を作らないようにします。栄養的には、ビタミンA・Cを多く含む栄養価の高い野菜です。最近は緑色の未熟果だけでなく、完熟した赤色、黄色、オレンジ色、紫色などのカラフルな果実が、サラダや料理の彩りとして利用されています。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! 露地菜園 ハクサイ
ハクサイはアブラナ科の代表的な結球野菜で、鍋物、漬物、炒め物の材料として私たちの食卓に最もなじんでいる食材の1つです。しかし、日本に導入されたのは明治の初めごろで、その歴史は120年程度と意外に短く、ごく短期間に日本中に広がったことが分かります。ビタミンCやミネラルを豊富に含むおいしい野菜で、料理適性も広く、ぜひとも栽培に挑戦したい品目だといえます。なにしろ、鍋の中でクタっとなったハクサイを食べると「健康」が体の中に染み込んでくるように思います。ハクサイは冷涼な気候を好み、生長中の生育適温は20℃、結球期の適温は15~17℃です。しかし、高温に弱く夏季の平地での栽培は困難です。したがって、栽培適期は8月下旬からの秋作となります。春作もできますが、生育初期の低温で花芽分化を起こしやすく、また、生育後半には気温の上昇のため、結球が妨げられるなどの課題を克服しなければなりません。秋作では、ダイコンとともに人気の品目。さあ、丸々と大きな玉になったハクサイを思い浮かべながら、栽培に取りかかりましょう。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! 露地菜園 ニンジン
ニンジンは、セリ科の代表的な野菜です。英名はcarrotといい、人間の体内でビタミンAに変わる、カロテン(carotene)の語源になっています。このことからも明らかなように、非常に多くのカロテンを含む代表的な緑黄色野菜です。また、和風、洋風、中華のいずれの料理にも向くことから、家庭では欠かせない野菜の1つです。ニンジンの原産地はアフガニスタン周辺の中央アジアで、伝播したルートによって2つのタイプに発展しました。1つはシルクロードを経て中国で成立した東洋種(長根人参)、もう1つはヨーロッパに伝わって分化した西洋種(短根人参)です。日本には、まず室町時代ごろに東洋種の長いニンジンが渡来し、有力な品種が成立するとともに全国で栽培されるようになりました。一方、現在の主流となっている長さ15~20cmの西洋種は、江戸時代後期に渡来してきたものです。生育適温は15~20℃と冷涼な気候を好み、植物体が小さいうちは暑さや寒さに強いのですが、生長すると夏の暑さで病害が発生しやすくなるので、春と秋が生育適期になります。特に、夏まき秋冬どりが、温度的に最も栽培しやすいといえます。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! 露地菜園 ナス
「秋ナスは嫁に食わすな」のことわざで有名なナス(関西ではナスビ)は、栽培の歴史も古く、日本人に最も親しまれている野菜の1つでしょう。揚げナスのみそ田楽、焼きナス、漬物など、日本の食文化が詰まっているような果菜です。もとはインド原産の高温性作物で、生育適温は30℃前後と高く、また日当たりのよい場所を好むので、弱い日照下では生育が悪くなります。乾燥に弱いため、土壌水分が多く耕土の深い沖積(ちゅうせき)土壌が適しています。収穫期間が6~10月上旬と長く、家庭菜園ではトマト、キュウリと並んで人気の高い野菜です。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! 露地菜園 トウモロコシ
米、小麦とともに世界三大穀物の1つであるトウモロコシは、アメリカ大陸原産のイネ科に属する一年草で、先住民族(ネイティブアメリカン)の主食として栽培されていました。茎の先端に雄穂(雄花)、茎の中位に雌穂(雌花)が着生する、代表的な雌雄異花植物です。日当たりのよい場所を好み、生育適温は25~30℃と高温になります。野菜としては、開花後25日程度の若い子実を利用します。リン、鉄などのミネラルや、ビタミンB1、B2、ナイアシンなどのビタミン類をバランスよく含む、高エネルギー野菜です。一方で、リノール酸や食物繊維も豊富で、動脈硬化や発がん予防効果が高いといった、健康野菜の特長も備えています。トウモロコシは、含まれるでんぷんの種類により、生食用の甘味種(スイートコーン)、硬粒種(フリントコーン)、ポップコーンに用いる爆裂種、飼料用の馬歯種(デントコーン)などに分けられます。別の品種と一緒に植えると花粉が交雑し、品種の特性が出なくなる恐れがあるので十分に気をつけます。また、ソルガム、麦類などとともにイネ科特有の強い吸肥力を有しています。過剰に蓄積した土壌養分を吸収し、跡地の養分環境を改善することから、クリーニングクロップとして知られており、野菜類の輪作の中に組み込まれている例が多く見られます。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! 露地菜園 タマネギ
「血液サラサラ」でおなじみのタマネギですが、栽培の歴史は古く、4000年を超えるものとされています。北イランからアルタイ、エジプトでは、かなり古い時代から食用として珍重されていました。タマネギの原産地については諸説あり、アフガニスタン近辺の中央アジアとする説を、筆者は支持しています。日本へ本格的に導入されたのは明治4年(1871年)で、北海道開拓使によるものでした。しかし、当時はほとんど日本人の食卓になじまず、明治後年から、南半球のニュージーランドをはじめ海外へ輸出されるようになったという、珍しい経過をたどった野菜です。日本における古くからの産地は、北海道、大阪、兵庫でしたが、戦後は食事の洋風化によってタマネギの消費が伸び、それとともに北海道の栽培面積が急増して、現在では全国一となっています。タマネギは、冬越しして育てる野菜の代表です(北海道を除く)。自然状態では、冬越しして5月にネギ坊主の花が咲き、6月にタネができます。しかし、ネギ坊主が出ては、タマネギ栽培としては失敗になるので、花芽分化の条件を知っておく必要があります。タマネギはある一定以上の大きさになると、寒さに反応して花芽を分化する性質を持ちます(緑植物春化型)。したがって、植え付ける苗の大きさが問題になります。また、鱗茎の肥大には長日条件が必要で、春先からタマネギが肥大するのはそのためです。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! 露地菜園 ダイコン
ダイコンは、日本人に最もなじみの深い野菜です。練馬(ねりま)、三浦(みうら)、桜島(さくらじま)、聖護院(しょうごいん)、守口(もりぐち)など土地の名前がついた品種は、古くから漬物など各地の食文化と結びついて生産されてきました。小さな二十日ダイコンから大型の‘桜島大根’、長さ120cmに達する‘守口大根’まで、その品種の多様さに加え、生産量、消費量ともに日本が世界のトップにあります。これらのことから、ダイコンはまさに世界に誇る、わが国の代表的な植物だといえるでしょう。ダイコンの根は豊富なビタミンCのほか、栄養素として鉄分や食物繊維も含みます。ダイコンおろしとして生食することが多いのは、熱に弱い消化酵素のジアスターゼ(アミラーゼ)を含むためで、胃腸にやさしい野菜だといえます。栄養上、注目すべきはダイコンの葉で、ビタミンA・B・C・D・Eをそれぞれ多量に含み、たんぱく質も多いことから、最近では葉を収穫対象とする品種も登場しています。生育適温は17~20℃と冷涼な気候を好みますが、10℃以下の低温では花芽分化を起こし、根の肥大が妨げられるので、タネまきの時期が大切となります。また、同時に季節に合った品種を選ぶこともポイントです。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! 露地菜園 スイカ
シマシマの皮と真っ赤な果肉が夏の風物詩といわれるスイカは、熱帯アフリカ原産で、ウリ科の雌雄異花同株の一年草です。原産地に近く、古代文明が発達していたエジプトなどで栽培が認められ、かなり古い時代の壁画にもスイカが描かれています。日本へは徳川家光の時代である寛永年間(1624~1644)に長崎へ入り、広まったといわれています。ただ、これ以前の絵画にもスイカらしきものは登場しているのですが。スイカには、生食用の普通スイカのほか、幼果を収穫する漬物用スイカ、種子用スイカ、飼料スイカなどがあります。生育適温は23~30℃と高温を好み、酸性や土の乾燥にも強いのですが、着果率を向上させるため、日当たりと排水性のよい畑で栽培します。また、連作は禁物で、低温伸長性や土壌伝染病害(つる割病)への抵抗性を強めるため、ユウガオやカボチャの台木に接ぎ木する栽培が一般的になっています。最近はホームセンターの園芸コーナーでも、いろんな品種の接ぎ木苗が出回るようになり、自根苗の2~3倍程度の価格で購入することができます。このところは、果実の利尿効果により新陳代謝が促進されること、また含まれる赤色色素のリコピンに発がん予防作用があるとされるなど、スイカは健康面でも注目されてきています。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! 露地菜園 シュンギク
すき焼きや鍋物に使う野菜の定番といえば、何といってもシュンギクでしょう。寒さが増す季節、シュンギクの独特の香気と風味は、一家の食卓に温かみと、和やかな会話をプレゼントしてくれます。シュンギクは、地中海沿岸地域が原産のキク科の葉菜です。中国、日本などの東アジアでは野菜として用いられますが、原産地のヨーロッパでは主に観賞用として栽培されています。越冬した株から咲くシュンギクの花は意外と美しく、まさに「春の菊」といった風情です。シュンギクは、生育適温が15~20℃と冷涼な気候を好むので、春(4~5月)と秋(9~10月)が栽培適期になります。栄養的にはカロテンの含量が多く、ホウレンソウにも匹敵します。また、ビタミンC、カルシウム、鉄分なども豊富です。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! 露地菜園 サヤインゲン
サヤインゲンは、中央アメリカ原産のマメ科の代表的な野菜で、完熟したマメを食べる場合は「インゲン」、若い莢(さや)を丸ごと食べる場合は「サヤインゲン」と呼んでいます。日本へは、1654年に「隠元禅師」によって伝えられたことから「インゲン」と呼ばれるようになりました。カロテンや食物繊維が豊富で、カルシウム、鉄などのミネラルにも富む健康野菜です。調理法もごく簡単で、炒め物やおひたしなどにできます。とれたてがうまさの秘訣です。栽培適温は15~25℃で、25℃を超えると落花が多くなります。マメ科野菜の連作は禁物で、3~4年の輪作が必要になります。また、マメ類の特徴は、根に根粒菌(チッソ固定菌)が共生して根粒を形成することです。根粒菌はマメから栄養素を拝借し、そのお礼にチッソ分をマメに還元してくれます。したがって、地力の低い所でも栽培が可能になります。栽培終了後は、根が土壌中に残存して地力の増大に貢献します。逆にいうと、チッソの施しすぎは「つるぼけ」の原因にもなるので気をつけましょう。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! 露地菜園 コマツナ
コマツナは日本人の食卓に最もなじみ深く、ビタミンAとC、ミネラルに富む栄養価の高い野菜で、全国で栽培されています。コマツナ(小松菜)という名が示す通り、江戸時代から東京の小松川町の特産として栽培されてきました。生育適温は20℃前後と冷涼な気候を好みますが、暑さにも寒さにも比較的強いので、真冬を除けば周年で栽培することができます。半日程度日が当たる場所なら十分育つので、ベジタブルガーデン向きだといえます。春秋まきはタネまき後30~40日、夏まきは25~30日で収穫可能です。収穫量を計算して、7~10日おきに計画的にタネまきすると、台所直結の重宝な菜っぱが連続して収穫できます。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! 露地菜園 キュウリ
キュウリは、インド北西部にあるヒマラヤ山麓原産の、ウリ科のつる性一年草です。雌雄異花同株で、雄花と雌花があり、収穫対象は雌花につく若い果実です。生育適温は18~28℃と冷涼な気候を好みますが、霜には弱く、10~12℃以下では生育しません。また、浅根性のため乾燥に弱いので、有機物を多く用いた土づくりを心掛けます。キュウリは果菜類の中でも、発芽から収穫までおよそ60日と最も短く、さらに開花から約7日で収穫できるため、適期を逃さないよう気をつけます。キュウリなどのウリ科野菜を連作すると、「つる割病」という土壌伝染性の病害が発生し、致命的な打撃を受けます。輪作ないしは接ぎ木苗を用いて、被害を抑えましょう。自根苗では、果実表面に白い粉(ブルーム)が現れますが、接ぎ木苗だと表面にツヤのあるブルームレスキュウリが収穫できます。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! 露地菜園 キャベツ
キャベツはアブラナ科の代表的な結球野菜で、地中海沿岸地方が原産の二年草です。日本へは明治初年(1868年)に導入され、各地で品種改良が進み、さらには栽培技術も改良された結果、現在では周年栽培体系が確立されています。生態的には20℃前後の冷涼な気候を好み、春と秋にはよく生育しますが、夏の高温期は平地から高冷地へ栽培が移動します。作型は、春まき夏どり、夏まき秋どり、秋まき春どり栽培などがあります。本葉が10枚程度の大きさになると低温で花芽ができる性質があり、気温の上昇にともなってトウ立ちします。そこで、冬越しする秋まき栽培の場合は、植え付け時の苗の大きさがポイントとなります。キャベツは、生食、煮食、漬物のいずれにも向き、調理適性が広く、また、ビタミンCやビタミンUを豊富に含む健康野菜として人気があります。しかし、おいしいがゆえにアオムシ、コナガ、ヨトウムシなどの害虫にねらわれやすく、対策が必要となります。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! 露地菜園 カボチャ
カボチャはアメリカ大陸原産で、ウリ科の代表的な野菜です。日本では主にセイヨウカボチャ、ニホンカボチャ、ペポカボチャの3種類が栽培されています。日本へは、まず天文10年(1542年)に、漂着したポルトガル船によりニホンカボチャがもたらされました。セイヨウカボチャは文久3年(1863年)にアメリカ合衆国より伝来し、明治時代になってから多くの品種が導入されました。カボチャはビタミンやカロテンなどを豊富に含み、栄養価の高い緑黄色野菜に分類されています。また、果菜の中では最も強健であり、病虫害も比較的少ないので、家庭菜園では無農薬栽培も十分に可能です。生育適温は20~28℃ですが、セイヨウカボチャはやや冷涼な気候を好み、平均気温が23℃以上になるとでんぷんの蓄積や生育が弱くなります。土壌適応性も広く旺盛に育つので、1株でもかなり広い面積をとってしまい注意が必要ですが、垣根に這(は)わせたり、日よけ代わりに棚づくりを楽しむなどの工夫ができます。ただし、チッソ過多になるといわゆる「つるぼけ」を起こし、落果の原因となるので気をつけましょう。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! 露地菜園 カブ
カブは、日本の野菜の中でも栽培の歴史が最も古いものの1つで、日本書紀(720年)には、持統7年(693年)のころに、五穀の助けとして「蕪青」の栽培を奨励した記録があります。日本各地で独特の品種が育成され、形、色、大きさなど地方色豊かなものが実に多くあります。カブがいつどこで成立したかは推定の域を出ませんが、ヨーロッパ系とアジア系に分類され、いずれも地中海沿岸に自生するアブラナ科のBrassica campestrisから生じたとする説が有力です。生育適温は15~20℃と冷涼な気候を好むので、春まき(3~4月)と秋まき(9~10月)が作りやすく、小カブでは播種後45~50日で収穫できます。主に、浅漬け、酢漬けなどの漬物で親しまれ、栄養的にはビタミンCを多く含みます。ダイコン同様、葉の方が栄養豊富で、浅漬けでは彩りを兼ねて、葉も一緒に漬け込む例が多いようです。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! 露地菜園 オクラ
アフリカ原産のオクラはアオイ科に属し、若い莢果(きょうか)を利用する野菜です。原産地のアフリカからエジプト、中央アジア、インドなどの亜熱帯地域に広がり、重要な野菜となりました。日本へは、中国を経て江戸時代末に伝わったといわれています。しかし、栽培が一般的になったのは近年になってからです。暑さに強く、真夏でも野菜の中で最も美しいといわれる黄色の花を次々に開花させ、果実を着果させていきます。一方で寒さに弱く、10℃以下の低温では生育が停止してしまいます。したがって、熱帯地方では多年草となりますが、日本では一年草として扱われます。草丈は品種によって異なり、1~2mほどに生長します。吸肥力が強く、元肥が多すぎると草勢が強くなって着莢が悪くなりますので、有機物を多めに投入し、土づくりを心掛けます。果実はビタミンやミネラルを多く含んでおり、栄養価も高いのですが、何といってもあの「粘り」が人気のポイントです。粘りの成分は、ペクチンなどの食物繊維と糖たんぱくであるムチンの混合物です。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! 露地菜園 エンドウ&ソラマメ
●エンドウ。エチオピアから中央アジア、中近東にかけてが原産のエンドウは、マメ科の越冬野菜です。学名はPisum sativum、英名はpea、和名が豌豆です。日本へは明治初年にもたらされ、特に明治中期に‘ウスイ’が導入されてからは、急激に日本国内へ広まりました。エンドウは、マメ類の中では寒さに強く、生育適温は15~20℃と低温を好みます。連作に弱く、また酸性土壌では生育が不良になるので、4~5年は作っていない場所を選び、石灰質肥料で酸度を調整する必要があります。栄養的にはたんぱく質、ビタミンA、ビタミンCを豊富に含む緑黄色野菜です。●ソラマメ。ソラマメは西南アジアから北アフリカが原産で、旬の期間が短い作物の代表とされています。マメ科に属し、学名はVicia faba、英名はbroad bean、和名が蚕豆または空豆です。日本へは1250年前の天平年間に伝わったといわれていますが、広まったのは明治時代に欧米の優良品種が導入されてからです。生育適温は16~20℃で、エンドウより耐寒性と耐暑性に劣るため、栽培は温帯南部の地域に限られます。日本でも、本来は関西以西の秋まき栽培が主流でしたが、近年は産地が関東から東北にまで広がっています。連作を嫌い、4~5年の休栽が必要なだけでなく、酸性土壌にも弱いため、石灰散布による酸度調整は必須です。なお、ソラマメは「おいしいのは3日だけ」といわれるくらい、鮮度の低下が早い作物です。また、栄養的にはたんぱく質が豊富で、そのほかビタミンB群、ビタミンCと、ミネラルの中では特に鉄分を多く含んでいます。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! 露地菜園 エダマメ
畑で心地よい汗を流したら、エダマメをおつまみにビールで乾杯!菜園ライフでの至福の時です。エダマメは、ダイズの未熟種子を野菜として利用するもので、たんぱく質やビタミン類を豊富に含む健康野菜です。何よりもとれたて、ゆでたてのエダマメは「本当にうまい!」ので、ぜひ挑戦してほしい種類の筆頭です。エダマメの原産地は中国と推定され、生育適温は25℃前後ですが、低温や高温にもよく適応するため、北から南まで日本全国で栽培されています。いずれの土壌でもよく育ちますが、水田土壌のような水もちのよい、やや多湿な畑でおいしいエダマメを作ることができます。また、根粒菌(こんりゅうきん)が共生し、空中のチッソを固定する、マメ科の代表的な野菜です。元肥を多くやりすぎると、葉や茎ばかりが繁茂する「つるぼけ」となり、失敗する例が多いので気をつけます。もちろん、マメ科野菜の連作障害にも注意しましょう。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 リーフレタス
レタス類は、地中海沿岸地域~小アジア地方を原産とする、キク科の代表的な葉菜です。日本へは、まず1000年以上前にいわゆるカキチシャ(リーフレタスの仲間)がもたらされ、玉レタスは江戸時代末期~明治初期になってから伝来しました。今ではサラダの材料など、生食用としてすっかりおなじみになっています。原産地の気候を反映し、生育適温は15~20℃と冷涼な気候を好みます。したがって、春と秋によく育ちますが、一方で暑さに弱く、25℃を超えると発芽不良や生育不良となります。また、長日条件でトウ立ちする性質があるため、夏の栽培は困難です。レタスの仲間には、非結球のリーフレタスのほか、結球する玉レタス、半結球性のサラダナ、立ち性のコスレタス、茎を食べるステムレタスなどがあります。これらの中で、プランター栽培に特に向いているのがリーフレタスです。リーフレタス類はタネまきから収穫までの期間が60日と短いうえ、暑さや寒さにも比較的強く、育てやすいので、野菜栽培の初心者にもおすすめできます。また、リーフレタスには葉が赤や緑の品種があり、赤葉種は生長とともに葉の赤色が鮮やかになるので、緑色のリーフレタスと並植するだけでも美しいプランターとなります。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 リーキ
見た目はネギそっくり。でも、ニンニクに似たところもあるリーキ。味はネギよりまろやかで、熱を加えると一層甘みを増すのが特長です。スープ、グラタン、煮込み料理など、いろいろな料理に使えるわりに、日本であまり栽培されていないのが残念なところ。少しでもプランターで栽培して、まろやかなうまみを味わってください。ネギよりも刺激的なにおいが少なく、煮たり、焼いたりの加熱調理をするとより甘みが増してきます。栄養的にはカロテン、ビタミンB1・B2、鉄分、ナイアシンなどを含んでおり、疲労回復によいといわれます。まだまだ日本での栽培は少ない野菜ですが、スープやグラタン、煮込み料理、サラダなど、その利用法は多岐にわたっています。リーキ(Allium ampeloprasum)は、地中海沿岸地域が原産のユリ科ネギ属の葉菜で、英名はリーク(leek)、別名・西洋ネギまたはポロネギなどとも呼ばれています。日本へは明治以降に導入されましたが、現在もわが国の生産量は非常に少なく、ヨーロッパや、南半球のオーストラリア、ニュージーランドなどからの輸入品が需要を支えています。白い葉鞘部分が太くてやや短めな所は、日本でいえば‘下仁田’ネギに似ています。しかし、ほかのネギ類は緑色の葉身部分が中空なのと異なり、リーキはニンニクと同じく平らになっています。栽培的には、3~4月の春まきが一般的です。ネギ類と同様、酸性土壌に弱いので、苦土石灰などを多めに散布し、土のpH(ピーエッチ)を6.5程度に調整します。栽培法は長ネギとほとんど変わりません。ぜひ取り組んでみてください。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 メロン
メロンの仲間はアフリカ大陸で誕生し、中近東などから世界各地へと広まりました。古代エジプト時代より作られてきた、長い歴史をもつ果菜です。その後、ヨーロッパで進化を遂げたものがメロンであり、中国で発達したものがマクワウリだとされています。分類は野菜ですが、利用としては果物になるでしょう。作りやすいマクワウリやノーネットメロンから、立派なネットメロンまで、甘い香りの果実に挑戦してみてはいかがですか?メロン(Cucumis melo)類の原産地は、諸説を総合して考えると、一次センターがアフリカ大陸、二次センターは中近東、インド、中国となるようです。二次センターから南欧やエジプトへ広まって改良されたものが、今日のヨーロッパ系メロンであり、東方の中国へ伝わり発達したものが、東洋系メロンのマクワウリであるといわれています。メロンの仲間は古くより栽培され、古代エジプト、シリア、古代ギリシャ、ローマ時代から知られており、中国でも紀元前13世紀からすでに記録があるそうです。イタリアでは11~13世紀、ロシアでは12~13世紀、フランス、スペインでは15世紀、イギリス、アメリカでは16世紀から栽培が始まったとされています。日本へヨーロッパ系メロンがもたらされたのは、明治の中後期です。今日、温室メロンとして市場を独占しているアールスメロンは、1925年にイギリスから導入されており、その歴史は比較的新しいことが分かります。一方、マクワウリやシロウリが渡来したのは弥生時代で、中国大陸や朝鮮半島との交流が盛んになるにつれ、使者や帰化人によりいろんな種類がもたらされました。これまで日本各地の遺跡からは、さまざまなメロンの種子が出土しています。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 ミニカボチャ
ほくほくの西洋カボチャに、風味豊かな日本カボチャ。そしてちょっと風変わりなペポカボチャ。バラエティに富んでいて、甘くおいしい、栄養たっぷりの緑黄色野菜です。病害虫に強くて作りやすく、家庭菜園向きなのですが、少しスペースをとるのが注意のしどころ。プランターで栽培するなら、茎をぐるぐる支柱に巻きつけていく「あんどん仕立て」に挑戦してみましょう。カボチャの原産地は、北アメリカから南アメリカにかけての地域で、コロンブスが1492年にアメリカ大陸を発見してから世界各地へ広がりました。日本へは16~17世紀に、豊後、長崎、秋田、江戸、京都などへ伝えられています。カロテンやビタミン類などを豊富に含む栄養価の高い野菜で、今や緑黄色野菜の代表格となりました。カボチャは果菜の中では最も強健で、病害虫の被害も比較的少ないため、家庭菜園では十分に無農薬栽培が可能です。しかし、旺盛に育ち、1株でもかなり広い面積をとってしまうので、注意も必要です。垣根に這(は)わせたり、日よけ代わりに棚作りにしたりと、工夫して楽しむ方もおられます。今回は、プランターを利用したカボチャ栽培。この栽培に向くのはミニカボチャです。姿かたちが愛らしく、しかもおいしいと評判です。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 ミニ・中玉・調理用トマト
「トマトが赤くなると医者が青くなる」のことわざに象徴されるように、トマトは栄養的に優れた野菜です。真っ赤に完熟した果実には、カロテンとリコピンが多く含まれており、緑黄色野菜の代表として私たちの健康を支えてくれています。トマトの原産地はペルー、エクアドル近辺のアンデス高原地帯です。新大陸からヨーロッパへ、そして世界各地へと伝播したトマトは、今や世界の最重要野菜の1つとなり、種類も大変豊富になりました。日本へは、江戸時代から明治時代にかけて渡来しましたが、最近では実にバラエティーに富んだ品種が登場してきています。大果種の大玉トマトはもちろんのこと、小果種のミニトマト、中玉トマト(ミディトマト)、調理用トマトなど、何を栽培しようか迷うほどです。ミニトマトは初心者でも育てやすいうえ、実が房なりで、糖度も高く食べやすいことから、高い人気があります。中玉トマトは、大玉トマトに近いボリュームとミニトマトのよさを兼ね合わせた種類で、最近人気が高まっています。また、調理用品種は文字通り、熱を加えることによって酸味と甘み、うまみが増すタイプで、単に栽培するだけでなく、収穫後の料理にまでその楽しみが広がります。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 ミズナ
伝統的な京野菜として、昔から鍋物や漬物に利用されてきたミズナ。それが、独特のシャキシャキ感とクセのなさで、近ごろではサラダとしての需要がどんどん伸びてきています。基本的には冷涼な気候を好むので、タネまきの適期は春と秋になります。暑さが増す初夏には小株どりでサラダに、冬へ向かうころには大株どりで鍋物に。季節に合わせた収穫方法と品種で、伝統野菜をおいしくいただきましょう。ミズナは、いわゆる京野菜の中でも代表的な種類の1つで、ハリハリ鍋などの鍋物の具材として、また漬物用として利用されてきました。しかし、独特のシャキッとした食感と、クセのない食べやすさが受け、今やサラダ野菜として日本全国にその名をとどろかせています。ミズナ(水菜)という名前の由来は、その栽培方法によるものとされ、畑の畝(うね)間に水を引き入れて作ったことからきています。一方で、キョウナ(京菜)という呼び方もありますが、これは京都以外の地域で呼ばれる場合が多いようです。ミズナは、アブラナ科のハクサイ、コマツナ、チンゲンサイ、カブなどと同じ仲間です。生育適温は15~25℃と冷涼な気候を好むので、真夏の高温条件では徒長ぎみな生長となり、逆に10℃以下の低温条件では花芽分化してしまいます。そのため、家庭菜園では、3月下旬~5月および9~10月がタネまき適期といえます。もちろん、冬季に保温栽培、真夏に遮光栽培などの工夫を行えば、周年栽培が可能です。なお、葉に刻みのない変種のミブナ(壬生菜)も、京漬物の代表である「千枚漬け」や鍋物の材料として利用が広がっています。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 ホウレンソウ
ホウレンソウは代表的な緑黄色野菜で、ビタミン、鉄分、カルシウムなどを豊富に含む栄養価の極めて高い葉菜です。中央アジア原産で、発芽および生育の適温は15~20℃と冷涼な気候を好みます。耐寒性が極めて強く、マイナス10℃の低温にもよく耐えます。しかし、暑さには弱く、25℃以上になると発芽や生育が急激に悪くなり、べと病などの病害も多発します。また、長日条件ではトウ立ちしやすいので、7~8月の真夏の時期は栽培が最も難しくなります。したがって、タネまきには3~5月、9~10月が適期です。日本人に人気の東洋系品種(在来種)は、トウ立ちが早いので、秋まきがおすすめです。土質的には、酸性土壌に極めて弱いため、pH(ピーエッチ)5.5以下では生育不良となります。そのため、培養土の酸度を、pH6.2~6.5に調整する必要があります。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 ブロッコリー&カリフラワー
ブロッコリーとカリフラワーは、どちらも野生のカンラン(キャベツ)から派生しました。キャベツが葉を食べる野菜なのに対し、この2つは花蕾と茎を利用するのが大きな違いです。栄養価に優れ、最近では茎ブロッコリーやカラフルなカリフラワーが登場するなど、人気の高い野菜です。畑で作る場合はさまざまな品種がありますが、プランター栽培に向くものは多くありません。短期間で収穫できる早生(わせ)品種を植えるのが、成功の秘訣です。ブロッコリーは地中海沿岸地域が原産で、不結球のケール型植物にその起源があるとされています。アブラナ科のキャベツ類に属し、学名は、Brassica oleraceaです。緑色の大きな花蕾と肥大した茎を利用しますが、その栄養価は極めて高く、カロテン、ビタミンC、カルシウム、鉄分の含有量が多いことで有名です。生育適温は15~20℃で、冷涼な気候を好みます。連作障害を防ぐためには2~3年の休栽が必要ですが、プランター栽培なら新しい土を使えばその必要はありません。また、茎ブロッコリーは、アスパラガスブロッコリーなどとも呼ばれ、細長くやわらかい茎を利用します。ブロッコリーと中国野菜のカイランを交配したもので、ブロッコリー同様に栄養価が高く、食物繊維も豊富なので人気が出ています。一方、カリフラワーも、ブロッコリー同様に野生のカンランから派生したといわれます。肥大した花蕾を利用する、地中海沿岸地域が原産のアブラナ科野菜で、学名はBrassica oleraceaです。色は白が主ですが、最近ではオレンジ、紫、緑色などのカラフルな品種も登場しています。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 ピーマン類
トウガラシの仲間のうち、辛みのない種類をピーマン(Capsicum annuum)と呼びます。ピーマンの語源は、フランス語のpimentの読みがなまったものといわれています。原産地は中央アメリカから南アメリカの熱帯地域で、コロンブスにより1493年に初めてスペインへもたらされ、やがてヨーロッパに広まりました。さらにはインドを経て、17世紀には中国に伝わったとされ、日本へは16世紀には入っていたという記録があります。ピーマン類は果菜の中でも高温性で、暑さに強く、また病虫害も少ないので栽培は比較的やさしい部類に入ります。栄養的にはカロテン・ビタミンCを多く含む、栄養価の高い野菜です。最近は緑色の未熟果だけでなく、完熟した赤色、黄色、オレンジ色、紫色などのカラフルな果実が、サラダや料理の彩りとして利用されています。なお、これらはパプリカと呼ばれていますが、語源はハンガリー語のpaprikaです。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 ハクサイ
大昔、誕生したころのハクサイは、実は結球しないものばかりでした。それが、中国に伝わって結球ハクサイとなり、日本でも現在は結球したものが圧倒的に多くなっています。鍋物には欠かせない、定番の野菜です。ハクサイといえば大玉のイメージが強く、プランター栽培には不向きと思われがちですが、最近はやりのミニハクサイや、大玉でも早生(わせ)品種なら、十分プランターで栽培できます。ほかにもタケノコハクサイや、昔懐かしい不結球の品種など、いろんなハクサイを作ってみてください。ハクサイの原産地は地中海沿岸地域とされますが、それらの野生種は不結球であり、結球したハクサイの始まりは、中国だといわれています。したがって、中国が二次原産地といえるでしょう。日本でも、古くから「三河島菜」や「広島菜」といった不結球のハクサイ類が栽培され、主に漬物用として知られていました。ところが、結球ハクサイが江戸時代末期から明治時代にかけて日本へ導入されると、一気にこちらの人気が高まりました。そのため、かつての不結球ハクサイ類の中には、すでに消失してしまった品種もあります。ハクサイの学名はBrassica campestrisで、コマツナ、ミズナ、小カブなどと同じ仲間です。栄養的にはいわゆる淡色野菜で、カロテンの含量は緑黄色野菜に劣りますが、ミネラルや食物繊維が豊富に含まれます。秋から冬の時期の鍋物には、欠かせない野菜です。生育適温は15~20℃で、冷涼な気候を好みます。ハクサイはまき時が大切で、関東周辺地域では8月下旬~9月上旬の適期を外さないことがコツです。畑では連作障害を防ぐため2年程度の休栽が必要ですが、プランター栽培では新しい土を使えばその必要がありません。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 ニンジン
ニンジンはセリ科の野菜で、非常に多くのカロテンを含む代表的な緑黄色野菜です。学名はDaucus carota、英名はcarrotで、名前からも明らかなように、人間の体内でビタミンAに変わるカロテン(carotene)の語源となっています。ミネラルや食物繊維も多く、利用価値の高い野菜です。ニンジンの原産地はアフガニスタン周辺の中央アジアで、伝播したルートによって2つのタイプに発展しました。1つはシルクロードを経て中国で成立した東洋種(長根ニンジン)、もう1つはヨーロッパに伝わり分化した西洋種(短根ニンジン)です。日本へは室町時代ごろに、まず東洋種の長いニンジンが渡来し、有力な品種が成立するやいなや、全国で栽培されるようになりました。一方、現在の主流を占めるようになった長さ15~20cmの西洋種は、江戸時代の後期に渡来したものです。和風、洋風、中華のいずれの料理にも向くことから、今や家庭では欠かせない野菜の1つとなりました。生育適温は15~20℃と、冷涼な気候を好みます。植物体が小さいうちは暑さや寒さに強いのですが、生長が進むと夏の暑さで病害が発生しやすくなるので、春と秋が生育適期になります。特に、夏まき秋冬どりが、温度的に最も栽培しやすいといえます。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 ニラ
特有のにおいが食欲をそそるニラ。中華などの料理には欠かせない野菜です。カロテンやビタミンC、ミネラルが豊富で、身体を元気にしてくれる野菜でもあります。一度植えれば、4~5年はそのまま栽培できるのが、ニラのよいところ。しかも作りやすく、冬季以外はいつでも収穫が可能です。ベランダや庭先で栽培して、必要な時、便利に使いましょう。ニラは株が盛んに分けつを繰り返し、刈り取っても再生力が強いので、年に3~4回の収穫が可能です。もともと暑さに強く、一度植え付ければ、毎年春から秋まで刈ることができます。生育の適温は20℃前後で、夏の高温期でもよく生長します。しかし、5℃以下で生育が衰え、冬になると地上部はやがて生育を停止し、枯れてしまいます。花芽分化は長日条件で誘発され、8~9月には真っ白な花を咲かせます。ニラの繁殖法には、種子と株分けの2つの方法があります。いずれも一度植え付けると、4~5年は同じ場所で収穫が可能です。タネまき適期は、春まきで3~4月、秋まきで9月になります。ニラ(Allium tuberosum)は中国西部が原産の、ユリ科の多年草です。カロテンを豊富に含む緑黄色野菜として知られ、またビタミンCやミネラル分も多く、栄養価の高い葉菜です。独特のにおいの正体は硫化アリル(アリシン)で、この成分がビタミンB1と結合し、吸収がよくなるといわれています。日本では主に30cm程度に生長した、青々としている葉を利用します。一方、中華料理で利用する「黄ニラ」は、根株を完全に覆って軟白したもので、ニラ独特のにおいが少ない上品な食材になります。また、トウ立ちした花茎と蕾(つぼみ)を食用にする、「花ニラ」用の品種もあります。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 ニガウリ
ニガウリは、熱帯アジア原産のウリ科の果菜です。暑さに極めて強く、生育が旺盛で、病害虫の被害も少なく育てやすいため、まさに家庭菜園向きの種類といえます。かつては鹿児島や沖縄など、限られた地域の夏野菜として栽培されるにすぎませんでしたが(地方名は沖縄で「ゴーヤー」、宮崎で「ニガゴリ」など)、沖縄を舞台にしたNHK朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」の影響で、今や全国的な知名度を誇るようになりました。土壌の適応性は広いのですが、水はけのよい場所が適地となります。つる性なのでネットや支柱に絡ませ、日よけ代わりに作ると、夏の暑さ対策ともなってまさに一石二鳥です。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 ナス
原産地の気候に応じた高温性作物のため、生育適温は30℃前後と高く、また日当たりのよい場所を好み、弱い日照下では生育が悪くなります。乾燥に弱いので、土壌水分が多く耕土の深い沖積(ちゅうせき)土壌が適しています。一方で、ナス科の連作に弱く、それによって青枯病、半身萎凋(いちょう)病などの連作障害が発生し、収穫がかなり減少することがあるので注意が必要です。そのため、現在はアカナスなどの耐病性ナスを台木にした、接ぎ木苗での栽培が主流になっています。栄養学的に見ると、ナスは水分94%、糖質3%、食物繊維1%を含みますが、ビタミンやミネラルは少なくなっています。唯一、特徴的といえるのは、「茄子紺」と呼ばれる果実の色素でしょう。皮の色素はアントシアニンの一種で、紫色のナスニンと青褐色のヒアシンです。いずれも配糖体色素ですが、鉄塩あるいはアルミニウム塩(ミョウバン)を、塩漬け中のナスに0.3%くらい加えれば、鉄イオン・アルミニウムイオンと反応し、美しい青紫色となって安定します。よく、漬け床に鉄くぎや焼きミョウバンを入れるのは、このためです。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 チンゲンサイ
チンゲンサイは代表的な中国野菜で、ビタミンやミネラルなどを豊富に含む栄養価の高い葉菜です。原産地は地中海沿岸地域ですが、渡来した中国で大きく発展を遂げ、現在のような形になったと思われます。15~20℃の冷涼な気候を好みますが、暑さや病気にも強く、土壌適応性も広いので、厳寒期を除けば年中栽培できる重宝な野菜です。しかし、乾燥には弱いので、真夏の高温乾燥期には水やりすると生育が旺盛になります。また、調理適性の広い野菜なので、家庭菜園で栽培すると台所でも重宝します。いわゆる中国野菜は、今から30年ほど前、筆者がまだ大学生だったころから盛んに作られ始めました。わが国へ導入されたのはもっと早い時期でしたが、なかなか普及が進まず、知名度が低い傾向にありました。しかし、クウシンサイやチンゲンサイなどは、日本の真夏でも栽培可能な耐暑性があること、栄養豊富なこと、日本の食文化になじんできたことなどから、今や人気野菜の1つとなっています。ほかにも暑さに強いヒユナ、ツルムラサキ、カイラン、ターサイ、パクチョイなどがありますが、普及はこれからだといえるでしょう。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 タマネギ
タマネギの原産地については諸説ありますが、私は、アフガニスタン近辺の中央アジアとする説を支持しています。栽培の歴史は古く、4000年を越えるものとされ、北イランからエジプトではかなり古い時代から食用として珍重されていました。日本へ本格的に導入されたのは明治4年(1871年)といわれ、北海道や大阪、兵庫で栽培が始まりました。しかし、タマネギを収穫はしたものの、実は、当時の日本人の食生活にほとんどなじみませんでした。明治後年になって、南半球のニュージーランドなどタマネギが必要な地域へ、足りない季節に輸出されるという珍しい経過をたどった野菜です。日本における古くからの産地は、前述の北海道、大阪、兵庫でしたが、戦後、食生活の欧米化によってタマネギの消費が伸び、それとともに北海道の栽培面積が急増しました。現在では全国一の産地となっています。タマネギは、冬越しして育てる野菜の代表です(北海道を除く)。自然状態では、越冬して5月にネギ坊主の花が咲き、6月にタネができます。しかし、ネギ坊主が出てはタマネギ栽培として失敗になるので、花芽分化の条件を知っておく必要があります。タマネギはある一定以上の大きさになると、寒さに反応して花芽を分化する性質があります(緑植物春化型)。したがって、植え付ける苗の大きさがトウ立ちに大きく関係します。また、鱗茎(りんけい)(球)の肥大には長日条件が必要で、春先から太り始めるのはそのためです。近年は血液サラサラ効果が有名になり、生食するのが当たり前となりました。今やタマネギサラダは大人気です。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 ダイコン
ダイコンの根にはビタミンCが多く、栄養素として鉄分や食物繊維も含んでいます。ダイコンおろしにして生食することが多いのは、ダイコンが熱に弱い消化酵素のジアスターゼ(アミラーゼ)を含むためで、胃腸にやさしい野菜だといえます。栄養上、注目すべきはダイコンの葉で、カロテン、ビタミンB・C・D・Eをそれぞれ多量に含み、たんぱく質も多いことから、最近では、葉を収穫対象とする品種も登場しています。生育適温は17~20℃と、冷涼な気候を好みます。ただし、10℃以下の低温では花芽分化が起こり、根の肥大が妨げられるので、タネまきの時期が大切となります。また、同時に季節にあった品種を選ぶこともポイントです。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 ズッキーニ
果実の草姿は「キュウリ」、食べた食感は「ナス」、しかしてその正体は、つるなしカボチャの「ズッキーニ」!カロテン豊富かつ低カロリーな健康野菜で、調理法の紹介などにより急速に人気が高まってきました。つるがないので、誘引さえすれば場所をとらない、プランター栽培向きのズッキーニ。忘れず受粉を行って、大きな実を収穫しましょう。ズッキーニはカロテンを豊富に含み、しかも低カロリーなことから、健康食材として徐々にその地位を築いてきています。油炒め、天ぷら、煮込み料理などに利用され、また花ズッキーニは蒸し料理に向きます。形態的には、葉に白斑の模様が入る品種もあり、観賞しても楽しい野菜です。食用ではないのですが、ペポカボチャの仲間には「オモチャカボチャ」やハロウィンなどに使われるカボチャ、ジャンボコンテスト用のカボチャなどもあります。ズッキーニはアメリカ南部が原産地とされる、いわゆる「ペポカボチャ」の一種です。現在、日本で栽培されているカボチャの主流は、ホクホクとした粉質の「西洋カボチャ」ですが、日本へ最初に伝来したのは、煮物などに向く粘質の「日本カボチャ」でした。そして、ペポカボチャは明治以降に飼料用などの目的で導入されましたが、収穫後の調理など利用法が普及しなかったため、一部の地域でしか栽培は行われてきませんでした。しかし、ここ数年でズッキーニをはじめ、「そうめんカボチャ(金糸瓜)」などが広く栽培されるようになり、また調理法も紹介されてきたことから、ペポカボチャの人気も高まっています。特に、ズッキーニの生産は急速に広がっており、身近な野菜になりつつあります。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 シュンギク
コタツが必要になる季節の定番野菜といえば、何といってもシュンギクでしょう。すき焼きや鍋物を囲んでの食事は、寒さが増す季節に、一家の食卓へ温かさとおいしい会話をプレゼントしてくれます。シュンギクは地中海沿岸地域が原産で、独特の香気と風味を有するキク科の葉菜です。中国や日本など東アジアでは野菜として用いられますが、原産地のヨーロッパでは主に観賞用として栽培されています。越冬した株から開花するシュンギクの花は意外と美しく、まさに「春の菊」といえるでしょう。シュンギクの生育適温は、15~20℃と冷涼な気候を好むので、春(4~5月)と秋(9~10月)が栽培適期になります。栄養的にはカロテンの含量が多く、ホウレンソウに匹敵します。また、ビタミンC、カルシウム、鉄分なども豊富です。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 ジャガイモ
どんな土でも作れて、管理も簡単。植え付けてから3カ月でとれるジャガイモは、初心者にもおすすめの野菜です。土がたっぷり入る深めの容器を使えば、プランターでもバッチリ!きれいな花も楽しめます。ほくほくおいしい、低カロリーで高栄養のジャガイモ。収穫できたら、おなじみのカレーや肉じゃがなど、いろんな料理で味わってください。ジャガイモは、カレーライス、シチュー、肉じゃが、コロッケなどの食材として、日本人になじみ深い野菜です。ほくほくした食感と何ともいえぬおいしさが人気の秘密なのでしょう。成分はでんぷんが主ですが、カロリーはご飯より低く、しかも豊富なビタミンCや良質な食物繊維を有するので、ジャガイモはまさに健康食品の代表といえるでしょう。ジャガイモの原産地は、ぺルー、エクアドル近辺のアンデスの高原地帯です。1492年にコロンブスがアメリカ大陸を発見して以降、世界中へ広まりました。救荒作物の代表で、土質を選ばず、管理も簡単で作りやすいうえ、植え付けから収穫まで約90日と、ほかのイモに比べて短期間で収穫できるのがおすすめポイントです。深めのプランターを使うか、または袋栽培でも十分に作れます。20℃前後の冷涼な気候を好むので、比較的涼しい春と秋に栽培します。淡紫色や白色の花も意外と美しく、私たちの目を楽しませてくれます。ただし、ナス科野菜なので、古い土を使う場合は連作に十分注意してください。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 コマツナ
コマツナ(小松菜)はその名の通り、江戸時代から東京・小松川町の特産として栽培されてきた、いわゆるツケナの仲間です。ツケナ類の原産地は地中海沿岸地帯と考えられ、中国で大きく発展した後、日本へ導入されました。古事記(712年)にも「アオナ」の記載があり、日本で最も古く、食卓になじみ深い野菜の1つといえるでしょう。カロテン、ビタミンC、ミネラルなどを豊富に含む緑黄色野菜の代表で、今や全国で栽培されています。生育適温は20℃前後と冷涼な気候を好みますが、暑さ寒さの両方に比較的強いので、真冬を除けば周年で栽培できます。半日程度の日照で十分育ち、家庭菜園向きといえます。春秋まきはタネまき後30~40日、夏まきは25~30日で収穫可能で、7~10日おきに計画的にタネまきすると、台所直結の重宝な菜っぱが、連続して収穫できます。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 ゴマ
完熟すると「アラビアンナイト」の呪文のごとく、莢(さや)がはじけるゴマ。古くから食用に使われてきました。そんななじみ深いゴマが、今、栄養価の高さで注目を集めています。オレイン酸、リノール酸に、ミネラル、たんぱく質、食物繊維。しかも、ポリフェノール色素も豊富な優れモノ。健康増進に、ぜひ一度栽培してみてください。ゴマが最近注目されている大きな理由は、その栄養価の高さにあります。ゴマ油で有名なように、種子の半分は脂質で、しかもオレイン酸、リノール酸などが豊富に含まれ、健康によいとされています。また、カルシウムや鉄分などのミネラル、たんぱく質、食物繊維にも富み、古くから漢方薬として利用されていたほどです。ゴマは、種皮の色によって黒ゴマ、白ゴマ、茶ゴマに分けられます。黒ゴマにはポリフェノール色素が多く含まれており、健康食品としても注目されています。ゴマは、ゴマ科ゴマ属の一年草で、インド~エジプト・アフリカが原産とされています。学名はSesamum indicum、英名はsesame、和名は胡麻です。古くから食用として利用されており、わが国へは中国から渡来したといわれています。育てやすい植物で、白色~薄紫色の花はかなり美しく、観賞用としてもよいものです。開花後に莢がふくらんできますが、ゴマの最大の特徴は、種子が完熟してくると莢がはじけ、タネが四方八方に飛び散ることです。このさまを称して「アラビアンナイト」の有名な言葉「開け!ゴマ」が生まれました。実際の栽培では莢がはじける前に収穫し、種子を取り出して水洗いした後、乾燥させ、炒ってから使用します。いわゆる炒りゴマです。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 キュウリ
雌雄異花のつる性一年草で、生育適温は18~28℃と冷涼な気候を好みます。ただし、霜には弱く、10~12℃以下では生育しません。キュウリは果菜類の中でも、発芽から収穫までがおよそ60日と短く、また開花から7日程度で収穫することになるので、適期を逃さないよう気をつけます。なお、接ぎ木苗は「つる割れ病」対策に有効ですし、果実表面に白い粉がふいていないブルームレスキュウリが収穫できるのでおすすめです。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 カブ
カブは、日本人に最も親しまれている秋野菜の1つで、栽培に関しても最も古い歴史を有しています。日本書紀(720年)の持統7年(693年)のころ、五穀の助けとして「蕪青」の栽培を奨励した記録があることから、少なくとも1300年以上の歴史を持つことが分かります。日本でカブが長く栽培されてきたのは、第一に漬物に向くということ、さらには煮物などの料理に合うといった理由からでしょう。したがって、これまで、日本各地で独特の品種が育成され、形、色、大きさなど地方色豊かな品種が発展してきました。カブの原産地がどこかは推定の域を出ないのですが、ヨーロッパ系とアジア系に分類され、いずれも地中海沿岸に自生する、アブラナ科のBrassica campestrisから生じたという説が有力です。生育適温は15~20℃と冷涼な気候を好むので、春まき(3~5月)と秋まき(9~10月)が作りやすいでしょう。小カブなら、タネまき後45~50日で収穫できます。主に、浅漬け、酢漬けなどの漬物で親しまれ、栄養的にはビタミンCを多く含んでいます。ダイコン同様、葉の方が栄養豊富で、浅漬けでも彩りを兼ねて、葉も一緒に漬け込む例が多いようです。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 オクラ
何といってもあの「粘り」と、五角形のかわいらしい切り口が人気のオクラは、アオイ科に属し、若い莢(さや)果を利用する野菜です。暑さに強く、日本の真夏でも野菜の中で最も美しいといわれる黄色の花を次々に開花させ、果実を着果させていきます。栄養的には、ビタミンやミネラルを多く含む栄養価の高い野菜といえます。人気の「粘り」成分は、ペクチンなどの食物繊維と糖たんぱくのムチンとの混合物です。日本人は納豆、ヤマノイモ、サトイモなど、ネバネバしたものを好んで食べますが、「粘り」が「根張り」に通じ、さらに「最後まで粘ってがんばる」の意味で、縁起をかついでいるのもあるようです。オクラの原産地はアフリカで、そこからエジプト、中央アジア、インドなどの亜熱帯地域へ広がり、各地で栽培されて重要な野菜となっています。日本へは中国を経て、江戸時代末期に伝わったといわれますが、栽培が一般的になったのは近年のことです。熱帯地方では多年草ですが、日本では一年草として扱われます。というのも、原産地がアフリカという特徴ゆえ、寒さに弱く、10℃以下の低温では生育が停止してしまうからです。したがって、原産地では草丈が4~5mほどに生長するのに対し、日本では品種によって異なりますが、おおむね1~2mです。吸肥力が強く、元肥が多すぎると草勢が強くなって着莢(ちゃっきょう)が悪くなりますので注意します。また、栽培が比較的長期間にわたるため、畑では有機物を多めに投入し、土づくりを心掛けますが、コンテナ栽培でも肥料切れに注意しましょう。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 エンドウ&ソラマメ
エンドウとソラマメは、秋にまいて冬越しし、春から初夏に収穫するマメ科の野菜です。日本に伝わったのは、ソラマメが1200年以上昔なのに対し、エンドウは明治になってから。しかし、広まったのはともに明治時代で、優良品種の導入をきっかけに多くの地域で食べられるようになりました。たんぱく質やビタミンが豊富な、栄養的にも優れた作物です。あっという間に鮮度が落ちるマメ類は、身近なプランターで栽培するのにぴったり。土が酸性にならないよう注意し、初夏の薫りただよう新鮮なマメを、思う存分味わいましょう。エチオピアから中央アジア、中近東が原産地のエンドウは、マメ科の越冬野菜です。学名はPisum sativum、英名はpea、和名が豌豆となります。日本へは明治初年にもたらされ、明治中期に‘ウスイ(碓井)’が導入されて、急激に広がりました。マメ類の中では寒さに強く、生育適温は15~20℃と低温を好みます。たんぱく質、ビタミンA、ビタミンCが豊富な緑黄色野菜です。一方、ソラマメは西南アジアから北アフリカが原産です。旬の期間が短く、「おいしいのは3日だけ」といわれるほど鮮度が早く低下します。豊富なたんぱく質のほか、ビタミンB群、ビタミンCと、ミネラルの中では特に鉄分を多く含みます。マメ科に属し、学名はVicia faba、英名はbroad bean、和名は蚕豆または空豆です。日本へは1250年前の天平年間に伝わったとされますが、広まったのは明治時代に欧米の優良品種が導入されてからです。生育適温は16~20℃で、エンドウより耐寒性と耐暑性に劣るため、栽培は温帯南部の地域に限られます。日本でも、本来は関西以西の秋まき栽培が主流でしたが、近年では産地が関東から東北にまで広がっています。ともに酸性土壌に弱く、自家製培養土は、石灰による酸度調整が必須です。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 エダマメ
マメ類は「畑の肉」といわれるほど、たんぱく質を豊富に含んだ栄養野菜です。世界的にも広く利用され、イネ科作物やイモ類とともに重要な作物になっています。野菜として食用に利用されるのは、完熟した種子ではなく、未熟な種子(エダマメ)や若い莢(さや)(インゲン、ササゲ、シカクマメなど)が対象です。日本で栽培されているマメ類は13種類で、ダイズ(エダマメ)、インゲン、ササゲ、エンドウ、ソラマメ、ラッカセイ、フジマメ、ナタマメ、シカクマメ、十六ササゲなどになります。今回紹介するエダマメは、ダイズ(学名:Glycine max)の若い子実を利用するものです。原産地は中国で、わが国へは12世紀までの比較的早い時期に導入されています。マメ類の特徴は、根に根粒菌(チッソ固定菌)が共生し、根粒を形成することです。根粒菌はマメから栄養素を拝借し、そのお礼にチッソ分をマメへ還元します。したがって、地力の低い所でも栽培が可能で、しかも、栽培終了後は根が土壌中に残存し、地力の増大に貢献します。逆にいうと、チッソの施しすぎは「つるボケ」の原因にもなるので気をつけましょう。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 インゲン
インゲンは、学名はPhaseolus vulgaris、英名はcommon bean、和名を隠元豆という、代表的なマメ科の一年草です。中央アメリカが原産で、日本へは1654年に「隠元禅師」によって伝えられたことから、「インゲン」と呼ばれるようになりました。完熟したマメを食べる場合は「インゲン」、若い莢(さや)を丸ごと食べる場合は「サヤインゲン」となります。カロテンや食物繊維が豊富で、カルシウム、鉄などのミネラルにも富む健康野菜です。調理法はごく簡単で、特に「とれたて」を食するのがうまさの秘訣です。栽培適温は15~25℃で、25℃を超えると落花が多くなります。また、マメ類の特徴は、根に根粒菌(チッソ固定菌)が共生し、根粒を形成することです。根粒菌はマメから栄養素を拝借し、そのお礼にチッソ分をマメへ還元します。したがって、地力の低い所でも栽培が可能になるわけです。しかも、栽培が終わった後は根が土壌中に残存して、地力の増大に貢献します。ですから、化成肥料の施肥量は、ほかの野菜のほぼ半分で済むエコ野菜といえます。逆にいうと、チッソ分の施しすぎは「つるボケ」の原因にもなるので気をつけましょう。
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目指せ!減農薬菜園!コンパニオンプランツ 葉根菜編
コンパニオンプランツは各種の野菜で、病害虫の防除や生育促進に利用されています。利用が一番多いのは実物野菜です。実物野菜は連作されることが多く、また栽培期間が長いのもあって、土壌病害による連作障害が多々発生します。このため、実物野菜では主に土壌病害の対策に用いられます。次に利用が多いのは葉物野菜で、収穫する部分が地上部の茎や葉ということもあり、害虫による食害が問題となります。このため、葉物野菜では害虫対策へ用いられるのが中心です。残る根物野菜は収穫部位が根なので、混植は障害を発生させる恐れがあります。よって、混植はあまり利用されず、間作や輪作が中心になります。今回は、葉物および根物野菜のコンパニオンプランツを紹介します。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! 露地菜園 大玉トマト
トマトは、南米ペルー・エクアドル近辺のアンデス高原地帯が原産です。1492年にコロンブスがアメリカ大陸を発見してから、ヨーロッパや世界各地に伝播し、今や世界の最重要野菜の1つとなりました。栄養的にも優れ、真っ赤に完熟した果実にはカロテンとリコピンが多く含まれており、緑黄色野菜の代表として私たちの健康を支えてくれています。トマトは原産地の気候を反映して、強い光を必要としながらも、比較的冷涼で昼と夜の温度差が大きい、乾燥した条件を好みます。そのため、栽培する場所は日当たりと水はけのよい畑が適します。また、トマトのような果菜類は、栄養生長と生殖生長のバランスがとれた生育をさせることが大事です。例えば、低温による未受精によって第1花房に着果しないと、茎葉ばかり茂って実がつかない「つるボケ」になることもあります。
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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 大玉トマト
トマトは学名をLycopersicon esculentumといい、ナス科の植物で、熱帯では多年生植物として、温帯では一年生植物として栽培されています。ナス科には有用な植物が多く、果実を利用するものにトマト、ナス、ピーマン、トウガラシが、地下茎を利用するものにはジャガイモが、また葉を利用するものにはタバコなどがあり、草花ではペチュニアが含まれます。トマトは栄養的にも優れ、真っ赤に完熟した果実はカロテンとリコピンを多く含んでおり、緑黄色野菜の代表として私たちの健康を支えてくれています。トマトは原産地の気候を反映して、強い光を必要としながらも、比較的冷涼で昼と夜の温度差が大きく、乾燥した条件を好みます。そのため、栽培する場所には、日当たりと排水性のよい畑が適します。また、トマトのような果菜類は、栄養生長と生殖生長のバランスをとることが大事です。例えば、低温による未受精が原因で第1花房に着果しないと、茎葉ばかり茂って実のつかない「つるぼけ」になることもあります。
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ビギナー応援!はじめての野菜栽培 ニンジン
栄養満点で彩りもよく、様々な料理に合うニンジン。野菜ジュースにも最適です。是非ご自分の菜園で育てたニンジンでおいしさを実感して下さい。
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楽しく・涼しく省エネ 夏の涼風そよぐ緑のカーテンを作ろう!
夏の暑さや西日の眩しさ……これらから私たちを守ってくれるのに打ってつけのカーテンが皆さんご存知の「緑のカーテン」で、「日差しは防ぎ、風は通す」のが特徴です。では、なぜ「緑のカーテン」を作ると涼しく過ごせるのでしょうか?それは、(1)窓から入り込む日差しを遮る、(2)周辺物体の表面温度を抑える、(3)蒸散作用で表面温度の上昇を抑えるといった3つの効果により、家の周りにあるさまざまな熱を部屋に入れない役目を果たし、涼しく過ごせる空間を作り出してくれるからです。ここでは「緑のカーテン」の作り方をご紹介しましょう。
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