ホウレンソウ(ほうれん草)の種まき時期〜収穫までをプロセス別に解説!
冬が旬のホウレンソウは秋から冬にかけて甘みが増し、ぐんと食味がよくなります。
新鮮なホウレンソウは格別!是非家庭菜園で挑戦してください。
強力オーライ 手間いらずで作りやすく、とても美味しい! |
ホウレンソウで重要なのは種まき。畝の表面が凸凹しないようにならす事、種をまいたあとはたっぷり水やりをする事に注意して下さい。
ホウレンソウは発芽が揃いにくいと敬遠されている方も、ネーキッド種子を使用すれば発芽揃いはばっちりです。品種は家庭菜園で作りやすく、食味がよい‘強力オーライ’がおすすめです。オーライの生育は旺盛で株張りがよい豊産種で、土質をあまり選ばないため、家庭菜園で大変作りやすい品種です。葉は肉厚でやわらかく、アクが少ないため、お浸しはもちろん、汁物や鍋物に最適です。特に、寒さに当たり、しっかりと株が張ったものは、甘みが強く、ぜひ味わっていただきたいものです。また、寒くなると株元が赤く染まる、昔ながらのホウレンソウらしい特徴をもっています。
あらかじめ1m²当たり完熟堆肥2kg、苦土石灰100gを種をまく1ヶ月前までに施し、よくなじませておきます。タネをまく前に元肥として1m²当たり化成肥料をチッソ分が20〜25gになるように施し、ムラがないよう、よく混ぜておきます。
ホウレンソウは過湿を嫌うので、いつも水がたまるような畑では畝を高めにし、排水溝をしっかりつくっておきましょう。
ネーキッド種子は種子のかたい殻を除去しており、通常の種子よりも発芽が早く、よく揃います。次に述べるポイントに注意していただき、発芽を揃えて、ぜひ栽培を成功させてください。
(1)畝の表面は凹凸がないよう、よくならしておきます。条まきにするので、種をまく溝は2cm程度の深さで一定になるよう準備し、条間は15cm、1〜2cm間隔を目安にまきます。生育を揃えるためには多めにタネをまき、適期に間引きを行うことをおすすめします。
(2)タネをまいた後は覆土(タネをまいた上に土をかぶせる)し、しっかり鎮圧してたっぷり水やりします。途中、畝の表面が乾燥するようであれば適宜水やりし、発芽まで適湿を保つように管理してください。
本葉3〜4枚が展開したところで間引きを行い、株間を整えます。株間は年内までに収穫する場合は5cm程度、年明け以降に収穫する場合は3cm程度が適しています。混みあったままで生育すると株の充実が妨げられます。適期に間引きを行うことが株張りのよいものを収穫するポイントなので、遅れないように実施してください。
生育の進み具合を見て、草丈約15cmのところで速効性化成肥料を1m²当たり約20g条間に施します。その際、除草を兼ねて畝の表面を軽く中耕(通気性をよくする目的で浅く耕す作業)しておきましょう。
草丈25cm以上が収穫の目安ですが、30cm以上のボリュームがある株はホウレンソウ本来の香りが高く、甘みも強くなります。ぜひご賞味ください。