タマネギQ&A
タマネギの発芽はそれほど難しくはありませんが、高温の影響を受けた場合や、覆土が厚すぎた場合に発芽がうまくいかなくなることがあります。 |
|
良苗を適期に植え付けし、根が健全に発育するように促すのがポイントです。中晩生種の場合は、年明けから肥効を高め、4月下旬ごろまでに十分な草勢を確保しておく必要があります。
|
タマネギのトウ立ちは冬場の株の大きさが関係してきます。タマネギは、株がある程度の大きさになった状態で、冬の寒さに一定期間あうと花芽分化をします。その後、昼間の時間が長くなり、温度が上昇してくるにつれて花芽が生長していきます(いわゆるトウ立ちしてネギ坊主となる)。
ただ、トウ立ちが数%程度発生するくらいの方が玉の肥大はよく、収量が最も多くなることも考慮に入れておいてください。 |
|
近年は春先の天候不順が多く、栽培途中に病気にかかり、貯蔵中に発病するケースが多くあります。特に皮の表面が腐る灰色腐敗病や、球の芯が腐る鱗片腐敗病が発生しやすい傾向にあります。 |
|
恐らくべと病かと考えられます。べと病は平均気温15℃の4月中旬〜5月上旬に発生し、カビの胞子が飛んで広がります。一度発生すると胞子が数年畑に残って発生するので、収穫後の茎葉は畑の外に持ち出します。苗床または本圃の土の中の胞子から感染した越年罹病苗が初期の発生源となります。2〜3月から罹病株を取り除くとともに初期の感染株を片づけることで被害は軽減します。 |
|