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遅まき果菜類の作り方

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おいしさもコクもひと味違う!今からスタート!遅まき果菜類の作り方

キュウリやカボチャ、エダマメ、インゲン、スイートコーンなどの果菜類は、夏からスタートする「遅まき」の作型も可能。 夏の太陽の光をたっぷり浴びて育つ果菜類は、おいしさもコクもワンランクアップ!ぜひチャレンジしてみましょう。

加藤 かとう 正明 まさあき

体験農園園主、東京都指導農業士。野菜栽培に関する幅広い知識をもち、管理作業のコツなどを分かりやすく指導。日本野菜ソムリエ協会ジュニア野菜ソムリエ。著書に『達人が教える!農家直伝 おいしい野菜づくり』(永岡書店)、『野菜作り 達人のスゴ技100』(NHK出版)など。

成功させるコツは?

  • 暑さに強い品種を選ぶ!
  • あいたスペースを上手に使う!
  • 夏の暑さ対策を万全にする!

POINT1秋どりのおいしさを堪能できる!

春から栽培している果菜類が収穫の最盛期を迎える夏。夏の終わりとともに収穫は一段落しますが、初夏にタネをまけば、夏の終わりから秋にかけて新鮮なキュウリやエダマメなどを収穫できます。
「遅まき」のメリットは、実もの野菜が少なくなる時期に収穫できることに加え、昼夜の寒暖差などでうまみが凝縮した、おいしい野菜を収穫できること。夏どりとはまた違った、深みのあるコクや甘みを堪能することができます。
気温の高い時期からのスタートになるので、暑さに強い品種を選ぶとよいでしょう。

秋どりのおいしさを堪能できる!

POINT2あいたスペースを上手にアレンジ!

栽培する場所は、育てる野菜の科を意識して連作にならないようプランニングすることが大事。例えば春まきの葉物野菜(ヒユ科のホウレンソウやアブラナ科のコマツナなど)は6月上旬には収穫を終えるので、そのあとにキュウリ(ウリ科)を栽培できます。8月上中旬まきの冬至カボチャ(ウリ科)を栽培するなら、6月ごろに収穫期を迎えるジャガイモ(ナス科)の後作として育てる方法も。
また、7月からの遅まき栽培では、6月いっぱいで収穫を終えるタマネギやニンニク、ソラマメ、エンドウといった冬越し野菜の後作として作るのもおすすめです。このように、あいたスペースをうまく使えば、無理なく栽培することが可能です。

遅まき果菜類のプラン例

遅まき果菜類のプラン例

遅まき果菜類の作付けの一例です。前作の片づけを計画的に行って、すぐに始められるようにプランを考えましょう。

POINT3夏の暑さ対策を忘れずにしよう!

春からのスタートに比べ、夏は保温の必要がないので、果菜類は旺盛に生育します。しかし、夏は日中の日差しが強く、高温になるので発芽や初期生育を促すには、遮光ネットなどをトンネル状にかけ、温度を下げることが肝心。害虫から株を守るための防虫ネットと遮光ネットのダブルがけがおすすめです。

高温と乾燥を防ぐ遮光+防虫ネットのダブルがけ

高温や夏の日差しでダメージを受けないように、黒寒冷紗(「タキイの園芸用寒冷紗(黒)」など)をトンネルがけし、直射日光を遮りましょう。内側には防虫ネットをかけることで害虫対策も万全。ダブルがけすることで、高温と害虫から株を守ります。

高温と乾燥を防ぐ遮光+防虫ネットのダブルがけ

畝にマルチを張り、トンネル支柱を立てます。防虫ネットをかけ、両端をUピンで固定します。

高温と乾燥を防ぐ遮光+防虫ネットのダブルがけ

遮光のための黒寒冷紗を防虫ネットの上にかけます。この後、タネまきを行います。

高温と乾燥を防ぐ遮光+防虫ネットのダブルがけ

作業を終えたら、すぐに防虫ネットと黒寒冷紗をトンネル状にかけましょう。寒冷紗は採光のために、北側(または西側)を少し開けておきます。寒冷紗は、発芽が揃ったら15時以降に外します。防虫ネットは、葉や茎がネットに触れるくらい伸びてきたら外します。

遅まき栽培におすすめの資材!

◆不織布「パオパオ90」

◆不織布
「パオパオ90」

タネまき後の乾燥を防ぐため、畝の上に直接かけて使用。鳥よけ効果も。

◆防虫ネット「AJメッシュシート」

◆防虫ネット
「AJメッシュシート」

夏の害虫対策に効果的。目合いが0.25㎜で、小さい害虫にも効果大。

◆銀色の条入りマルチ「ムシコン」

◆銀色の条入りマルチ
「ムシコン」

乾燥を防ぎ、根張りを旺盛にするマルチ。銀色の条が虫よけになり、媒介するウイルス病を予防。

◆遮光ネット「タキイの園芸用寒冷紗(黒)」

◆遮光ネット
「タキイの園芸用寒冷紗(黒)」

メッシュ状の黒い布。強い日差しを遮り、作物を守る効果があります。

遅まきに向く!おすすめの果菜類を早速作ってみよう

キュウリ

キュウリ

タネまき(遅まき)6月下旬
植え付け 7月中下旬
収  穫 8月下旬~10月下旬

タネまき適期が長くて作りやすい!

春まきのキュウリは、7月でほぼ収穫を終えるので、続けて収穫したい場合は、夏からの栽培がおすすめです。この時期からの栽培は、タネからでもスムーズに発芽できるので、前作が終わる前にポリポットなどで苗を育てておくのがおすすめ。植え付けが遅くなりすぎると受粉しにくいので、7月末には植え付けを済ませましょう。

栽培方法(育苗の場合)

  • 1

    マルチ(虫よけ効果のある「ムシコン」など)を張って40~45㎝間隔で穴をあけ、ポリポットで育てた本葉2~3枚の苗を植え付けます。その後、内側に防虫ネット、外側に遮光ネットをダブルでトンネルがけし、害虫や日差しを遮ります。

  • 2

    植え付けから約1週間後、遮光ネットのみ取り外し、支柱やネットを設置します。

  • 3

    下から3〜5節目までのわき芽と雌花を取り除き、8〜10節で親づるを摘芯することで、子づるが旺盛に育ちます。

  • 4

    植え付けから約2週間後、2週間おきにチッソ、リン酸、カリが各8%の化成肥料を1㎡当たり40~50g追肥します。

  • 5

    品種ごとの適正な果実の長さになったら収穫します。

ココがポイント!

  • 早めの摘芯で子づるを出す!
    キュウリの摘芯は、通常支柱の上までつるが伸びたら行うのが一般的ですが、親づるの勢いが旺盛なら、8~10節で摘芯を。早めに摘芯することで葉が旺盛に茂り、日陰ができるので夏の乾燥や日焼けにも強くなります。

おすすめ品種

VR夏すずみ(フィルムコート種子)

病気に強く、おいしい!新定番人気品種!

VR夏すずみ(フィルムコート種子)

Vアーチ(フィルムコート種子)

猛暑に強くたくさんとれる!

Vアーチ(フィルムコート種子)

カボチャ

カボチャ

タネまき(遅まき)8月上中旬
植え付け 8月中旬~9月上旬
収  穫 11月中下旬

収穫後も長く保存できる!

初霜が12月以降の地域で8月上中旬にタネをまく遅まきのカボチャは、ホクホクとして味がよく、長期保存できるのが魅力です。ポリポットで育苗するか、直まきで育てることもできます。この時期は生育が旺盛になりやすいので、元肥を少なめにしてつるの勢いを抑えめにして着果を安定させます。

栽培方法(育苗の場合)

  • 1

    畝にマルチを張り、本葉1~2枚の苗を60㎝間隔で植え付けます。活着を促すため、内側に防虫ネット、外側に遮光ネットをダブルでトンネルがけしましょう。

  • 2

    本葉5~6枚で遮光ネットを外し、つるが1mほどに伸びたら防虫ネットを外します。栽培期間が限られるので、親づる1本仕立て1果どりとし、株元から9節までの雌花を除去し、10~15節の雌花に人工授粉をして着果させます。

  • 3

    実がこぶし大になったら、1㎡当たりチッソ成分で3gを目安に追肥します。

  • 4

    へたがコルク状になったら収穫します。収穫後、10日ほど追熟させると甘みが増します。

ココがポイント!

  • 追肥後は整枝を控えつるの勢いを維持!
    果実が肥大するころは気温が下がってくるので、追肥後は整枝を控えてつるの勢いを保ちましょう。また、台風の到来や強風などでつるが傷むのを防ぐため、防風ネットなどで周囲を囲い、風を和らげるのも効果的です。
ココがポイント!

つるを旺盛に生育させることで、果実が順調に肥大する。

おすすめ品種

えびす®

ロングセラーの大人気品種!おいしいカボチャの代名詞!

えびす®

エダマメ

エダマメ

タネまき(遅まき) 7月中旬~8月中旬
収  穫 9月下旬~10月下旬

ひと味もふた味も違う絶品の味!

秋どりのエダマメは、夏どりに比べて一粒一粒の豆の味が濃厚で、クリーミーなコクが味わえます。生育後半になると夜温が下がり、日中の寒暖差が大きくなってじっくりと育つため、うまみとコクがのって格別の味わいに。夏どりに比べてやや莢数は少なめですが、それでも作る価値は大いにあります。

栽培方法

  • 1

    30㎝間隔で2列の穴のあいたマルチを張るか、虫よけ効果のある「ムシコン」などを張って、自分で穴をあけます。各穴に3~4粒ずつタネをまきます。内側に防虫ネット、外側に遮光ネットをダブルでトンネルがけし、害虫や日差しを遮ります。

  • 2

    初生葉が出始めたら遮光ネットのみ取り外し、各穴2本に間引き、2本立ちで育てます。

  • 3

    本葉4~5枚のころ、1㎡当たり約30 gの化成肥料を追肥します。

  • 4

    莢の中の豆が膨らんだら株ごと引き抜いて収穫します。

ココがポイント!

  • 莢がパンパンに膨らんだら収穫
    秋どりの場合は、豆が十分に肥った状態の方が、豆のうまみやコクが増して、よりおいしさがアップします。下葉が枯れ始めたら、莢の中の豆がパンパンに膨らんでいることを確認して収穫しましょう。
莢がパンパンに膨らんだら収穫

十分に膨らんだ収穫適期のエダマメ。

おすすめ品種

富貴

大莢がたくさんつく!食味よい中早生の白毛種

富貴

たわわみどり

抑制栽培にも使える大莢の中早生!

たわわみどり

インゲン

インゲン

タネまき(遅まき) 8月上旬
収  穫 9月中旬~10月上旬

畑のあいたスペースで手軽に作れる!

莢ごと食べるインゲンは初心者でも作りやすく、夏からの栽培も可能。つるが長く伸びるつるあり種、つるが伸びないつるなし種があり、莢の形も丸莢と平莢があります。つるなし種は、つるあり種よりも栽培期間が短く、畑のあいたスペースで手軽に作れるので、夏からの栽培に特におすすめです。

栽培方法(つるなし種)

  • 1

    30㎝間隔で2列の穴があいたマルチを張るか、虫よけ効果のある「ムシコン」などを張って、自分で穴をあけます。各穴に3~4粒ずつタネをまきます。内側に防虫ネット、外側に遮光ネットをダブルでトンネルがけし、害虫や日差しを遮ります。

  • 2

    初生葉が出始めたら遮光ネットのみ取り外し、各穴2本に間引き、2本立ちで育てます。

  • 3

    花が咲き始めたら、1㎡当たり約30gの化成肥料を追肥します。

  • 4

    莢の長さが12〜15㎝のころに若どりすると、やわらかくておいしいのでおすすめです。

ココがポイント!

  • 台風などで倒れないよう注意!
    つるなし種は基本的に支柱は不要ですが、強風などで倒伏すると花や莢が落ちたり、傷ついたりするので要注意。台風の到来が予想される場合は、周囲に支柱を立ててひもで囲って支えましょう。

おすすめ品種

さつきみどり2号

濃緑でやわらかい!

さつきみどり2号

つるなしモロッコ

肉厚でおいしいつるなしのモロッコ!

つるなしモロッコ

スイートコーン

スイートコーン

タネまき(遅まき) 7月中旬~8月中旬
収  穫 10月上旬~10月中旬

生育期間が短くて育てやすい!

春まきより栽培期間が短く、日中の寒暖差でおいしいスイートコーンができます。タネまきの適期は7月中旬~8月中旬。それより遅いと、寒さで穂が十分に肥大しないので注意します。地温の上がりすぎを防ぐため、シルバーマルチを使うのがおすすめです。

栽培方法

  • 1

    シルバーマルチを張って、約30㎝間隔で2列の穴をあけます。各穴に3~4粒ずつタネをまきます。内側に防虫ネット、外側に遮光ネットをダブルでトンネルがけし、害虫や日差しを遮ります。

  • 2

    発芽したら遮光ネットを外し、草丈20~25㎝までに1本立ちにします。間引き後、化成肥料20~30粒をマルチの各穴に追肥します。

  • 3

    雄花が出始めたころ、1㎡当たり約50gの化成肥料を通路にまき、中耕します。

  • 4

    雌穂のヒゲが茶色く枯れ、縮れてきたら収穫します。

ココがポイント!

  • 株が倒れたら無理に起こさない!
    受粉の時期に台風や強風などの影響で株が倒れると、受粉がうまくいかず、実入りが悪くなります。支柱を立ててひもで囲うなどの対策をしましょう。仮に倒れても無理に起こすと根が切れやすいので、自然に起き上がってくるのを待つのが得策です。なお、開花のころに倒れたら、人工授粉を行いましょう。

おすすめ品種

キャンベラ90EX(良質強甘味種)

甘くて良質な中生種!

一代交配キャンベラ90EX(良質強甘味種)

おひさまコーン88(極良質強甘味種)

ボリュームも甘さも満点!

一代交配おひさまコーン88(極良質強甘味種)

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