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家庭菜園だからできるおいしいエダマメ、インゲン

家庭菜園だからできるおいしいエダマメ、インゲン家庭菜園だからできるおいしいエダマメ、インゲン

食べ始めたら止まらないエダマメ、どんな料理にでも大活躍するインゲン。
とれたての味がバツグンにおいしいので、ぜひ家庭菜園で作ってほしい野菜です。
野菜作りをこの春から始めたい方もぜひ!

エダマメ

栽培方法

1畑の準備

日当たりのよい所で、土は保水性に優れた、やや粘質な重い土が適します。

2施肥

元肥は、1m2当たり成分量でチッソ7g、リン酸12g、カリ10gを基準とします。追肥はせず、すべて元肥で賄います。前作の残肥が心配される畑では、無肥で栽培するようにします。

元肥はチッソ余剰に注意!

マメ類は根に根粒菌が着生します。そのため根からチッソを取り込むことが可能となります。肥料が多いとチッソ余剰となってしまい、過繁茂による不着莢(つるぼけ)の原因となります。
前作の肥料が残っている可能性がある場合は、このチッソ余剰が心配されるので、無肥で栽培するほうがよいでしょう。また、翌シーズンに向けて残肥をリセットするには、間作に吸肥力が高いイネ科の作物または緑肥を栽培するという方法があります。例えば、前々作が果菜類の場合は、前作をイネ科のスイートコーンとし、今作をエダマメにするなどです。

3タネまき

[時期]

晩霜の心配がなくなり、最低地温15℃以上、晴天が3日以上続く時が最良のタイミング。早生、中早生種は4月下旬〜5月下旬、中生種は6月上旬までのタネまきが適します。

[まき方]

直根性のため、直まきが適します。
1穴3〜4粒まき、株間20〜30pとし、土中深くにまくとタネの腐敗の原因となるため覆土は1p程度を目安としてください。

[間引き]

発芽後は本葉2枚ごろで間引き、1〜2本立ちにします。

タネまき
◎育苗して定植する方法も

直まきではなく、ポットやセルトレイで育苗して定植する方法もあります。天候に左右されずに灌水管理でき、畑で欠株が発生しても補植ができる利点があります。
定植時期は、9pポットの場合は本葉2枚展開、セルトレイの場合は本葉1枚目が展開しかけの時です。定植時期が遅れると活着不良となり、小株、着莢数の低下を招くので注意が必要です。

育苗育苗

4水やり

[タネまき時]

よく湿らせた土にタネをまき、たっぷりと灌水します。その後、土表面が乾燥してきたら2回目の少量の水やり(1日程度で乾く量)を行います。

[発芽前]

発芽前の過湿はタネの腐敗を招くので、発芽までは少量の水やりを多回数繰り返します。通常4日程度で発芽しますので、それ以降も発芽しない場合は少し掘り返してタネの状態を確認し、腐敗が見られる場合はまき直してください。

[発芽後]

発芽後は極端な乾湿差を避け、常に株元がしっとりとした状態を保ちます。

タネまき後45日からの管理

タネまき後45日程度が経過したら開花着莢期を迎えます。この時期以降の適湿保持が重要です。株元がしっとりした状態を保つことで、落花や落莢、空莢を防ぎ、収量増加につながります。

開花着莢期を迎えた様子。乾燥に注意してしっかりと水やりを。

開花着莢期を迎えた様子。乾燥に注意してしっかりと水やりを。

5収穫

収穫適期は開花後35〜40日ごろ(中早生種の場合、播種後80〜85日程度)、子実中の糖、アミノ酸含量が最大となる時です。飛び出しそうに肥大した莢の実の状態も、日数と併せて収穫の目安にしてください。
また、茶エダマメや黒エダマメは試しむきをして、子実に赤黒い斑が出始めていたら収穫するとよいでしょう。
収穫直後から呼吸によりマメ内の糖分が消費されるので、最も食味がよいのは収穫直後です。家庭菜園ではすぐに調理ができるので最大限においしさを味わうことができます。

保存のコツ

保存する場合は、収穫後すぐにゆでてから冷凍保存します。そうすることで一番おいしいとれたての味をいつでも堪能できます。

家庭菜園で作りやすいエダマメおすすめ品種

エダマメの種類

黒エダマメはタネが黒く、特有の香ばしさと強い甘みが特長ですが、これは人が最も甘味を感じるショ糖含量の高さが要因です。黒エダマメは6月下旬まきの晩生種が多く、10月上中旬の収穫が一般的ですが、快豆黒頭巾は普通のエダマメと同様に5月上旬の春まきで、盛夏期に収穫できる中早生種です。甘さもコクもあり、また耐倒伏性に優れるので、良食味と作りやすさを兼ね備えた品種です。
茶エダマメはタネが茶色く、最大の特長は香り米と同じ成分による独特な風味です。また、アミノ酸由来のうまみ成分含量が多いのも特長です。
茶エダマメも晩生種が多く、大株による倒伏や過繁茂による着莢数減少など、栽培が難しい品種が多いのですが、福成は株がコンパクトな中早生種で、安定した着莢性をもつ作りやすい品種です。5月上旬からの播種で栽培をスタートしてください。

黒エダマメのタネ

黒エダマメのタネ

茶エダマメのタネ

茶エダマメのタネ

快豆黒頭巾

快豆黒頭巾 かいとうくろずきん

食味が際立つ!
甘みと風味の黒エダマメ!

食味は黒マメ特有の、甘みが際立つおいしさ。播種後80日程度で収穫できる中早生種。白花の薄茶毛。低節位からの莢つきが優れているため、ボリューム感がある。草丈は低く作りやすい。

福成

福成 ふくなり

一度食べたらクセになる!
おいしい茶エダマメ!

茶マメ特有の風味豊かな味わいが楽しめる。播種後80日程度で収穫ができる中早生種。莢の大きさは中程度で、莢つきがよい。

インゲン

栽培方法

1畑の準備

インゲンは連作障害が出やすく、同じ場所で作る場合、少なくとも4年の間隔をとることが必要です。過湿に弱く、水はけのよい土壌を好みますので、水田土のような土の場合は、高畝など排水性をよくするよう心掛けましょう。

インゲン

2施肥

[つるあり種]

元肥は1m2当たり成分量でチッソ12g、リン酸20g、カリ12gです。追肥は、播種後60日程度が経過して5pほどに伸長した莢がまばらに見られるようになってから開始します。1m2当たり成分量でチッソ5g、リン酸3g、カリ4gとし、10日に1回を目安に合計で4回程度、同量を施します。

[つるなし種]

元肥は1m2当たり成分量でチッソ15g、リン酸20g、カリ20gとし、すべて元肥で賄います。

3タネまき

[時期]

晩霜の心配がなくなり、最低地温15℃以上、晴天が3日以上続く時が最良のタイミングです。
28℃以上の高温では着莢不良になりますので、開花期が暑い時期と重ならないようにタネまきします。一般平坦地の露地栽培では4月下旬〜5月中旬にまき、7月下旬まで収穫します。抑制栽培は7月下旬〜8月中旬にまき、着莢限界温度の12℃を下回る10月下旬までに収穫が終わるようにします。

つるあり種のインゲン‘モロッコ’のタネ。

つるあり種のインゲン‘モロッコ’のタネ。

タネまき
[まき方]

1穴3〜4粒まき、株間はつるあり種30〜40p、つるなし種25〜30pとします。タネは深すぎると発芽遅延で腐敗の原因となるため、覆土は1p程度が目安です。

[間引き]

発芽後は本葉2枚で間引き、1〜2本立ちにします。

1穴に3〜4粒を等間隔にまく。

1穴に3〜4粒を等間隔にまく。

間引き後。間引きは弱々しい株をハサミで根元から切り取る。

間引き後。間引きは弱々しい株をハサミで根元から切り取る。

つるなし種は段まき栽培で

つるなし種は段まき栽培で管理の手間が少なく栽培しやすい点が長所のつるなし種は、一斉着果性という特性をもちます。長期間収穫するには、多回数に分けてタネをまく「段まき」を行うことで継続的な収穫が可能になります。
4月下旬から5月中旬までの期間で、播種日を10〜14日ずつずらして4回程度段まきすることで、7月中、約1カ月間連続して収穫できます。

4水やり

過湿過乾燥にならないよう、エダマメ同様に少量の水やりを多回数繰り返します。開花着莢時期に水分が不足すると莢曲がりや短莢の発生を招くため、株元がしっとりとした適湿の状態を保ちましょう。

5誘引

[つるあり種]

葉全体に日光が当たるようキュウリネットなどを使用した誘引が必要です。

[つるなし種]

倒伏しやすく枝が折れやすいため、タネまきから30日後程度の葉が茂る前に、ひもを用いて囲い込み誘引をします。こうすることで莢傷みや病気を防ぐことができます。

キュウリネットで誘引している‘モロッコ’。

キュウリネットで誘引している‘モロッコ’。

誘引

6収穫

開花後約2週間を目安に収穫します。

[つるあり種]

莢長16〜18pほどで収穫します。適期を逃すと株への着果負担が掛かり、後半の収量減を招くので毎日の収穫を心掛けてください。

[つるなし種]

13〜15pほどで収穫します。
莢を長くしすぎるとかたくなり食味を損ないます。基本的には一斉収穫しますが、各莢でやや生育のバラつきがあるため、適期サイズから順に3回程度に分けて収穫すると、おいしいインゲンが長く楽しめます。

収穫時期の‘ケンタッキー101’。
適期を逃さないように注意。

収穫時期の‘ケンタッキー101’。
適期を逃さないように注意。

食味も収量も良好!インゲンおすすめ品種

[つるあり種]

食味を重視される方はモロッコがおすすめです。長さ20〜23p、幅2pほどの扁平大莢型で、ほかの平莢品種よりも甘みがあり、多肉質でやわらかく、独特の食感に優れる良食味種です。莢がかたくなりにくく、収穫幅があるのも魅力です。
収量を重視する方はケンタッキー101がおすすめです。曲がりの少ないきれいな莢形状が多く、継続的な収穫で多収が望めます。株元がスッキリとした草姿ですので風通しがよく、病気が発生しにくいので、長期間収穫が楽しめます。

[つるなし種]

恋みどりは濃緑色で、曲がりが少ない美しい莢形が特徴です。品質がよいため初心者の方でも良莢収穫できる品種です。

※つるなし種でも過繁茂(肥料過多、高温、日照不足等)でつるが伸びる場合があります(半つる)。長いつるが出るようなら早めに摘芯して、背丈が大きくならないようにします。

モロッコ

つるありモロッコ

肉厚でとってもおいしい!
食味極上のインゲン!

莢は長さ14p、幅1.8p程度のつるあり種。肉厚の平莢で、食味は格別。草勢旺盛で作りやすく、たくさんとれる。とり遅れて大莢になっても、やわらかく風味が落ちにくい。

ケンタッキー101

つるありケンタッキー101

高品質でたくさんとれる!

ケンタッキータイプの中では低節位から莢がつき、後半までたくさんとれる。莢は長さ21〜23pの丸平莢でスジなし。曲がりと子実の凹凸が少なく揃いがよい。草勢旺盛で環境適応性に優れ、高温期はもちろん、低温少日照下でも安定した栽培ができる。

恋みどり

つるなし恋みどり

極濃緑莢で人気のインゲン!

莢の長さは14p程度で揃いがよく、曲がりも少ないため高品質。莢色は極濃緑で、風味豊かで食味がよい。草勢が旺盛で、たくさんとれる。草丈は50p程度のつるなし種で、葉の大きさは中程度。

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