生姜(ショウガ)の芽が出ない時はどうすればいい?|生姜栽培のよくある質問
タネショウガが届きましたが、植え付けまでどのように保存すればよいですか? |
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タネショウガは葉が5〜6枚になるまで、蓄えていた栄養だけで生長します。その期間は約2カ月と極めて長いため、まず優良なタネショウガを手に入れることが重要です。無病、つやがある鮮黄色、肉づきよくしまりのあるものを求めましょう。 |
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タネショウガの植え付け方を教えてください。 |
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ショウガは10℃以下で腐敗するので、植え付けは4月中旬以降の寒害の心配がなくなる時期に行います。切り口を乾燥させておけば、水はけのよい無病地なら、切り口から腐敗することはありません。 |
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ショウガの芽が出ません。どういう原因が考えられますか? |
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芽が出ないことはほとんどありませんが、考えられるのは、タネショウガを小さく切りすぎて芽の出る組織がなくなった場合、または晩霜による寒害にあって腐敗した場合、あるいは水害にあって腐敗した場合などです。もしくは、タネショウガが健全でも、ネキリムシ類に芽を食べられて芽がなくなった場合もあります。 |
収穫の目安を教えてください。 |
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根ショウガの収穫は、10月上旬〜11月上旬の晴天の日に行います。降霜により低温障害を受けないように、それまでに収穫を終了します。 |
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収穫後のショウガの保存方法を教えてください。 |
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家庭菜園での収穫量なら、湿った新聞紙に包み、15℃くらいの冷暗所に置いておきます。18℃以上で発芽し、10℃以下では腐敗するので注意します。畑では、深い縦穴に貯蔵します。少量なら、湿らせたぺーパータオルに包み、口を少し開けたビニール袋に入れておく方法もあります。 |
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1954年高知県生まれ。高知県吾川郡いの町にて生花店を営む傍ら、園芸家として花壇植栽工事やガーデニングセミナー、園芸教室などを開催。自社圃場で花壇用花苗、露地切花のほか、ショウガ、サトイモ、サツマイモなど土物園芸の生産研究も行っている。
ショウガで健康管理 |
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私はショウガを1年中切らしたことがありません。時々、少なくなっているのではと不安になって、まだ冷蔵庫の野菜室に十分あるのに買い足してしまうくらい、なくてはならない存在です。 |
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ジンゲロンとショウガオール |
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ショウガの地下茎には香りと辛味があります。香りは、ジンギベレン、カンフェン、ボルネオールなどを主成分とするもの、辛味はジンゲロンとショウガオールによるものです。ジンゲロンには血行を促し、体を温める作用があります。また、殺菌効果も高いので、刺身などの生ものに添えられます。ショウガオールは抗酸化作用が高く、抗がん作用があるともいわれています。 |
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根菜・味噌と相性ばっちり |
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ショウガは香辛料として世界中でさまざまな料理に使われています。香辛料として利用する時は、ショウガを細かく刻み、油などで加熱して香りを引き立ててから使います。加熱すると強い辛味が和らいで、甘くさわやかな香りに変化するので、クッキーやケーキの香りづけにも向いています。 |
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野菜の味を引き立てる |
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加熱せずにショウガを生ですりおろしたものは辛みが生きています。刺身、冷奴、そうめん、冷やしうどんなどに添えて、薬味として使われるほか、漬けだれに入れて魚や肉のくさみ消しとしても利用されます。 |
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ずっと使い続けたい! |
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香りと辛味がさまざまな料理に欠かせないだけでなく、体にもうれしい作用があるショウガ。そんなすばらしい素材に感謝しながら、これからもずっと料理に活用し続けていきたいと思っています。 |