![]()
- おひさまコーン7
- 粒皮は特にやわらかく、糖度が高い極良質イエロー種。



![]()



大きくておいしい穂をつくるためには、しっかり根を張らせて丈夫な株に育てることが重要です。そのために堆肥などの有機質を多めに施し、深めに耕します。2週間ほどおいてから元肥も施します。また、水はけの悪い畑では高畝にします。


各株の発芽を揃えることが、以後の栽培管理や収穫を効率よく上手に行うコツです。


(i)追肥
適切な時期にしっかり肥料を効かせることが、丈夫な株に育てるためのコツです。

(ii)潅水
水分不足は糖度不足、先端不稔、穂の肥大不足につながります。1回目の追肥時期以降は急速に生育が進みますので、乾燥させないよう適度な水分管理をしてください。また、絹糸の抽出から収穫までは雌穂の肥大充実期間であるため、特に十分な潅水を心掛け、先端不稔の発生を軽減させます。

(iii)無除けつ栽培
基本的に、分けつ(わき芽)は取り除かずに栽培します。これによって葉の面積が保たれて光合成による養分が増え、穂の肥大につながります。また、分けつの雄花により全体の花粉量が多くなり、先端不稔を減らすことができます。


スイートコーンで最も深刻な害虫はアワノメイガで、幼虫が穂に穴をあけ、中に入って絹糸や粒を食べます。雄穂の出穂期から雌穂の出穂期にかけて幼虫がつきやすいので、この時期に粒剤の農薬を散布したり、捕殺したりするなどして早めに防除してください。

絹糸抽出日から21〜25日後が収穫適期です。絹糸が出た日を記録しておきましょう。収穫が早すぎると穂が十分に肥大せず、甘くもなりません。また、適期を過ぎると品質が低下してしまいますので、見極めるのが大切です。
収穫期が近づいたら試しむきをして、先端の子実の状態を確認します。十分肥大し粒の色がしっかりまわっている状態になれば収穫適期です。早朝に品質が最も高くなりますので、できれば朝早く収穫し、最もおいしい状態のスイートコーンを味わってください。

出穂した雄穂(雄しべ)。
雌穂に絹糸が出た様子。