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オーチャード レモン

家庭果樹として人気のレモン。一年を通して青青とした姿を楽しめ、果実は料理やお菓子づくりにも大活躍。見た目がおもしろい品種などもあり、ぜひ育ててみたい果樹の一つです。

家庭栽培でも大人気の果樹

近年、人気が急上昇しているレモン。市販されている典型的なレモン果実を収穫したい場合は、‘アレンユーレカ’や‘リスボン’などの品種がおすすめです。珍しい品種を育てたい場合は、葉や果実に緑色のが入った‘ピンクレモネード’や、大果で耐寒性が強い‘’のほか、とげやタネが少ない品種なども入手できます。

栽培時に最も注意すべきなのは冬の寒さです。低温にあうと枯れてしまうこともあるので、寒冷地では鉢植えにして冬の置き場を工夫しましょう。毎年大きな果実を収穫するためには、7~9月に行う摘果も重要です。枝には大きなとげがたくさんあるので、見つけ次第、切り取ります。これらのポイントを押さえれば、初心者でもレモン栽培を家庭で楽しむことができます。

日常の管理

まずは栽培の基本となる置き場、水やり、肥料について理解しておきましょう。

置き場(鉢植え)

寒さへの対処が最も重要です。耐寒気温はマイナス3℃といわれますが、実際には葉や果実に霜が降りると樹が傷み始めます。冬の気温が0~3℃程度まで下がる地域では鉢植えにして、室内などの暖かい場所に置き場を移動させるとよいでしょう。春から秋は日当たりや風通しがよい場所に置くと実つきがよくなります。かいよう病や黒点こくてん病などの病気から守るには、雨の当たらない軒下などに鉢植えを置くと効果的。

水やり

庭植えは7~9月に2週間程度降雨がない場合には水やりし、それ以外は不要です。鉢植えは鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。春や秋は2~3日に1回、夏は毎日、冬は5~7日に1回が目安です。

肥料

2月(油かすなど)、6月、9月、11月(化成肥料など)の年間4回に分けて施すとよいでしょう。肥料の袋などに記載されている情報を目安に樹の大きさに応じた量の肥料を施します。

植え付け(適期:3~6月)

植え付けに最も適した時期は3月です。枝葉や根の生育が緩慢なうちに植え付けましょう。萌芽ほうが後に植え付けると根が傷むことがあるので注意します。

庭植え、鉢植え共に右図を参考にして植え付けます。どちらも、苗木が1本の長い棒状をしている場合は、地上から25~50㎝で切り詰めて新梢の発生を促します。何本も枝分かれしている場合は、【年間の作業 剪定】を参考に剪定します。支柱を立てて誘引し、水をたっぷりとやったら完成です。

栽培カレンダー

年間の作業

摘果(適期:7~9月)

果実がなりすぎると、サイズが小さい果実しか収穫できなくなることがあります。加えて、豊作の年と不作の年を交互に繰り返す隔年結果が発生する可能性があります。

これを防ぐには、7~9月に小さな果実を間引き、果実の数を適正な範囲にする摘果という作業が必要です。レモンでは、果実1個当たりの葉の枚数が、25枚程度になるように間引くとよいでしょう。小さい果実や傷のある果実、形の悪い果実を優先的に間引きます。

❶摘果後の鉢植え。200枚程度の葉がついた樹なので8果残してほかの果実はすべて落とした。
❷傷のある果実や小さい果実を優先的に間引く。

収穫(適期:10~12月)

果実肥大が停止して、濃い緑色から黄緑色に色が変わった10月ごろからグリーンレモンとして収穫できます。グリーンレモンは香りや酸味が強く、黄色に色づいた状態で収穫したイエローレモンは、果汁が多くて酸味が若干マイルドになります。

果実の軸(果梗かこう)の切り口がほかの果実を傷つけるのを防止するため、写真のように二度切りして切り口を短く、なめらかにします。

とげ取り(適期:周年)

レモンの枝にはとげがあって危険なので、見つけ次第、ハサミで切り取ります。とげがなくても樹の生育に支障はありません。

防寒(11月~翌年3月)

レモンは耐寒性が弱く、冬に寒さで枯れてしまうことがあります(下のQ&A参照)。冬の気温が0~3℃程度まで下がる地域では、11月~翌年3月ごろまで鉢植えを室内などの暖かい場所に移動させるとよいでしょう。室内に取り込む際は、光合成できるように窓側に置き、水やりできるように受け皿を敷いて、エアコンなどの温風が直接当たらない場所で育てるとよいでしょう。

庭植えで育てる場合は、右写真のように地面にわらなどを敷いて根を守り、枝葉には白色の寒冷紗かんれいしゃなどを巻いてひもなどで固定すると、2~3℃の保温効果があります。ただし、寒冷地ではこれらの対策をしても寒さで枯れてしまうので、庭植えではなく鉢植えで育てることを検討しましょう。

よくある失敗Q&A

Q冬から春先にかけてたくさんの葉が落ちましたが、どうしてですか?
A寒さが原因です。

冬から春先にかけて落葉するようなら、真っ先に寒さを疑いましょう。上記「防寒(11月~翌年3月)」で解説したようにレモンは耐寒性が弱く、0~3℃を下回ると右写真のように葉が白く変色して、パリパリになって落ちることが多いです。葉だけでなく、収穫前の果実についても、寒さで一部が白っぽく変色して軟らかくなり傷んで品質が低下することがあります。葉が落ちると翌シーズンの収穫量が激減して、状況によっては実つきが悪い状態が数年間続くこともあります。寒冷地で栽培する場合には、上記の防寒対策をしてレモンを寒さから守ることが重要です。

低温に遭遇して傷んだ枝葉。春にすべて落葉して枝だけになることも。

剪定(適期:3月)

剪定することで、株姿がさっぱりして見栄えがよくなります。加えて、日当たりや風通しがよくなって、実つきや果実の品質もよくなり、病害虫の発生を抑えることができます。毎年、必ず剪定しましょう。

剪定に最も適した時期は3月ごろです。秋や冬に切ると寒さで樹が傷み、萌芽後の5月以降に切ると切り痕がうまく塞がらず、樹が傷むこともあるので注意が必要です。

50㎝以上の枝(徒長枝)や枝と枝が重なり合って込み合った枝、枯れ枝などの不要な枝は、付け根で間引きます。間引いて切り取る枝の量は、全体の枝の1~3割程度です。樹勢が強い(枝の伸びがよい)株では3割、樹勢が弱い(枝の伸びが悪い)株では1割と株の状態で調整します。大木になってからバッサリと切りすぎると、翌年に徒長枝が多発して実つきが悪くなるので、毎年1~3割の範囲で少しずつ切るのがポイントです。

間引いて残った枝のうち、今年伸びた部分が30~40㎝の長い枝を先端から4分の1程度の位置で切り詰めると、充実した枝が発生して樹が若返ります。この際に4分の1よりも深く枝を切り詰めると、徒長枝が発生しやすくなって実つきが極端に悪くなることがあるので注意します(下図参照)。30㎝未満の枝の先端には翌年果実がつきやすいので、切り詰めません。

気をつけたい病害虫

レモンに発生しやすい病害虫を四つ厳選しました。発生が少なければ気にしすぎる必要はありませんが、多い場合は予防と対処を心掛けます。

かいよう病

果実や葉にコルク状の斑点が発生する。鉢植えは雨の当たらない場所に置くと発生を抑えられる。庭植えは落ち葉拾いや剪定を徹底し、薬剤散布も検討する。

黒点病

果実や葉に小斑点や褐色の汚れが広範囲に発生する。発生源となる落ち葉や枯れ枝などを剪定時などに処分するほか、薬剤散布も効果的。

カイガラムシ類

写真はヤノネカイガラムシ。雌は茶色の三日月状、雄は白い粉状の個体。見つけ次第、歯ブラシなどでこすり取って駆除する。薬剤散布も効果的。

ミカンハモグリガ

葉に白色の線状の加害痕が発生する。生育にはほぼ支障がないので気にしすぎる必要はない。どうしても気になる場合は薬剤散布を検討する。

三輪みわ 正幸まさゆき

千葉大学環境健康フィールド科学センター助教。教育研究活動のほか家庭でも果樹を気軽に楽しむ方法を提案している。「12か月栽培ナビ6かんきつ類」(NHK出版)、「よく分かる栽培12か月 レモン」(NHK出版)など著書多数。

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