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憧れのオーチャード(果樹園)を実現しようシリーズ

見るだけでなく、食べておいしい果物作りを家庭で手軽に楽しみたい!ベランダや庭先でもできる果樹の、植え付けから収穫までの方法を紹介していきます。さあ、ご一緒においしい完熟果物の収穫を目指しましょう!

シリーズ一覧

  • 温州みかん
  • レモン
  • ブドウ
  • モモ・ネクタリン
  • スモモ、プルーン
  • ニホンナシ
  • カキ
  • クリ
  • キウイフルーツ
  • イチジク
  • ブルーベリー
  • ラズベリー・ブラックベリー
  • ポポー
  • フェイジョア
  • マンゴー
  • パッションフルーツ
  • オリーブ

果樹栽培を成功させるために

作りやすい果樹を選ぶ

地域の環境に適した種類を選びます。
どの果樹でも作り方にそう難易差はありませんが、次の三つのポイントにおいて満足できる種類は、やはり作りやすいといえるでしょう。

  • ①気候・土壌など、地域の環境に合っている。
  • ②管理に手間がかからない
  • ③病害虫の発生が少ない。

以上のことから、太平洋沿岸の温暖地では、温州ミカン、キンカン、ビワ、ウメ、ブドウ、カキがあげられます。北海道・東北地方・長野県などの寒地では、やはり耐寒性の強い、リンゴ、サクランボ、西洋ナシ、アンズ、ブルーベリーなどがよいでしょう。
鹿児島県南部や沖縄県では、パイナップル、パパイヤ、レイシなども作りやすいでしょう。
果樹栽培の手始めには、それぞれの地域で作りやすい果樹に取り組みます。栽培の要領が分かり、技術が向上してくれば、病害虫が発生しやすく、剪定や摘果など手間な管理を必要とするリンゴやナシ、気温や潅水量に気を遣うブドウやパイナップルなどに挑戦して、果樹栽培の醍醐味を楽しんでみてください。

果樹栽培成功のポイント

適地適作の原則を守る

地域の環境に適した果樹を選べば、あまり苦労せずに、よい果実をたくさん収穫することができます。珍しくて高価な種類に重点をおくと、栽培が難しく、満足に収穫できないことがあります。高望みをせずに種類を選びましょう。

日当たりのよい場所を選ぶ

植物は葉に日光を受け、光合成し、でんぷんを作ります。このでんぷんから呼吸によって太陽エネルギーを取り出し、各種の生理作用を行い生長します。また、植物体を構成する脂肪やたんぱく質なども作ります。このため、日光が少しでも長く、多く当たる場所が、生育や収穫をよくするために必要です。少なくとも半日(できれば午前中)は日光の当たる場所を選んでください。

排水や保水がよく、地下水の低い土地を選ぶ

根が発育する時に呼吸するので、空気(酸素)が必要です。また、植物の生理作用や果実が肥大するために、土中に含まれる水は欠かすことができません。このため、有機物や土壌微生物を多く含んだ団粒構造の土が適しています。常に地下水が地表近くにあるような畑では根が伸びず、夏場に乾燥が続くと浅い根が枯れてしまいます。

よい苗木を植える

栽培環境や栽培技術がいくらよくても、苗木が悪いと生育が悪く、病害虫の被害を受けやすくなり、満足な収穫が得られません。「苗半作」ということわざを肝に銘じて、細根が多く、節間のつまった、病害虫のおそれない充実した苗木を選びましょう。

二つ以上の異なった品種を植える

多くの果樹では、一品種だけでは、開花しても受精せず、果実が実らないという性質を持ちます。リンゴやナシ、ウメ、クリ、スモモ、サクランボなどがあげられます。さらに厄介なことに、異なった品種を植えても、相性が悪いと結果しないという種類もあります。これは、ナシ、サクランボ、リンゴなどに見られます。しかし、モモやみかん、かんきつ類、ブドウなどは、同一品種同士でもよく結実します。一方、キウイフルーツやヤマモモのように雄株と雌株が別々になっている種類もあります。従って、苗木を購入する際は、あらかじめ調べて間違いのないようにしましょう。

果樹の種類を多く植えないこと

果実の種類ごとに、適する環境や生育特性、病害の種類などが、それぞれ異なっています。このため多くの種類を植えると、その分それぞれに合った多くの管理を必要とします。さらに、果樹だけでなく、野菜や草花と忙しい仕事が重なると、十分な手入れができなくなり、結局失敗に終わってしまうでしょう。そこで最初は、種類を1~2種に絞り、手入れがよく行き届くようにしましょう。

自宅で鉢植え栽培

近年、異常気象で、野菜は品不足、品質不良となり、市場では価格が高騰し、一般消費者には大変な影響です。そんな時に、庭やベランダで栽培した野菜が食料になれば、これは栽培の楽しみのみならず、経済的にも非常に助かります。今後も家庭菜園の需要はマスマス増えることでしょう。

一方、果樹は、野菜ではほとんどのものが1年以内に収穫されます。しかし、「桃栗三年・・・」のことわざにもあるように、植えたその年に食べられるような果樹はありません。1年生の苗木から栽培を始めると、2年間の樹作りの期間を経て、3年目にやっと収穫できるようになります。ですが、果樹には必要な時間であり、おいしい実を育てるために必要な樹体を育て、また果実をならす充実した花を咲かせるための準備をしているのです。果樹は年々生長し樹が大きくなるので、収穫できる果実の量も増えますが、その分、栽培には広いスペースを要します。そのほか、受粉のために他品種との混植が必要なことや、病虫害管理、摘果など結実量の調整などといって野菜にはない手間もかかります。

植え付けのポイント

鉢植えでは、どのようにすれば食べておいしい果実ができるのか。そのための最大の要素は、いかによい根を育てるかです。果実が結実したら、養水分を蓄積させて太らせ、糖度を上げるために必要なのは「根と葉の量」です。

果樹に限らず、鉢栽培する場合、一定時期が来ると植え替えや鉢増しをして生長を続ける必要があります。野菜や一年草草花では不要ですが、10年以上生長する果樹は必ず行いましょう。しかし、根がいっぱいになったから植え替えしようと思っても、実は鉢底で渦を巻いて繁茂しているだけで、健全に根が広がっておらず、少し振ると土が落ちて根だけになるようなものが多いのです。

植え付け後の管理

水やりはしっかりと
鉢植えで最も大切なのが水やりです。春を迎えた生育期、雨が降ったとしても、少量であれば葉や枝に覆われて鉢の中にまで水が入っていないことがあるので、しっかり水やりする必要があります。果樹は水切れしてもすぐに影響が現れにくく、種類によっては数週間も後に初めて気づくこともあります。鉢栽培では、植物を観察することも大事ですが、水やりのように欠かせない作業は、しっかり日常性をもって行うことが大切です。
肥料切れに注意
肥料切れも生育が極端に鈍化します。鉢栽培では少し多めにやっても、水を頻繁にやるため流亡するので、春と秋にしっかり玉肥を施用します。それでも足りない場合は、化成肥料を少量ずつ定期的に施しましょう。また、熱帯果樹やかんきつなどの常緑樹では、落葉樹の1.5倍くらいの量を施すようにします。
病虫害対策も重要
無農薬栽培は、永年樹の果樹においては不可能であると思うべきです。一度病虫害で受けた被害は、翌年の生育にも影響し、ひどい場合は樹自体が枯死することもあります。しかし、できるだけ控えたいとは思うものなので、省農薬に努めます。そのためにも、日々の管理で健全な生育を目指し、ストレスをできるだけ与えないことが大事です。

しかし、まずはモチベーションをあげるためにも、「自分の食べたいもの」を栽培することから考えてみてもいいかもしれないです。お店ではナカナカ買うのが難しい珍しい品種や、完熟で本来の味を楽しみたいイチジクなどもおすすめです。

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