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カボチャについて
・学名「Cucurbita maximaDuch」・和名「カボチャ」
・原産地「南アメリカ」
カボチャは人参と並ぶ緑黄色野菜の代表格で、食物繊維、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEがバランスよく入っています。
一度にたくさん接種でき、ほかの栄養素も同時に取れるから、まさに万能野菜。
■お役立ちコンテンツ
カボチャの上手な栽培方法・育て方カボチャを上手に育てるための栽培方法やお役立ち知識などが一括で確認することができます。
【カボチャの栽培ポイント】
・《発芽》についてカボチャは発芽、生育共に高温を好みます。発芽適温は25~30℃で、適温下では4~7日程度で発芽します。しかしその温度範囲より低くても高くても、発芽は著しく遅くなります。一般地では4月上中旬にタネをまきます。まだ夜温はかなり下がることがあるため、発芽を揃えるには発芽箱を加温するか、トンネル被覆で保温します。発芽するまでに最低温度が20~25℃以下になると、発芽は著しく遅れます。「愛菜花」などの家庭用発芽・育苗器があれば、発芽と育苗も共に管理できて便利です。
発芽には温度以外に、十分な空気と水分が必要です。カボチャのタネは大きくて、水分をほかの種類より多く必要とします。気温が低くなれば、この水分吸収も遅れます。十分な水分が吸収されなければ、発芽は起こりません。またカボチャは発芽のための酸素要求量が多いので、過湿にならない管理が必要です。なぜなら十分な吸水後に呼吸が盛んになり、タネの貯蔵養分を分解してエネルギーをつくり出し、その結果として発芽が起こるからです。もし過湿であれば、酸素不足で発芽が遅れるだけでなく、腐ったりします。そこでタネまき用土としては、排水性と保水性を兼ね備えていることが重要です。そのような特性をもつタネまき用培土であれば、1週間に1回の水やりの管理でよくなります。
カボチャのタネは嫌光性があり、光が当たると発芽は遅れます。タネまき後の覆土は厚めにしますが、かたく押さえると排水が悪く過湿となります。気温が低くなると嫌光性は一層強くなります。また、発芽に適した条件なのに発芽が起こらなければ、土に何らかの問題があり、連作土壌での塩類集積が考えられます。しかしカボチャの発芽不良はほとんどの場合、温度不足か水分条件の過湿か不足によるようです。
・《つるぼけ》について
「つるぼけ」とは草勢が強くなりすぎて、交配しても着果しづらくなる現象を言います。特にカボチャは求肥力が強く、元肥の量は適正量とし、多すぎないよう注意します。もし「つるぼけ」気味となった場合は、つるのわき芽を小さいものまで摘み取り、草勢を落ち着かせ、交配に備えます。