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葉菜類の春まき栽培

春まき栽培で育つレタスやキャベツなどは、みずみずしくおいしいものを収穫して楽しめます。
また、比較的楽に作れるうえ、ネギなどは近年の夏の過酷な環境を乗り切る対策の栽培作型にもなり、一石二鳥以上でしょう。今年は、春まき栽培に取り組んで、おいしい葉菜類を満喫しましょう。

生育旺盛で作りやすい!ネギ「ホワイトスター」の春まき栽培

秋冬どりの根深ネギは、春先のタネまきから夏を越し、収穫までに200日以上かかります。秋以降に、寒さに当たることでうまみが増し、おいしくなります。
しかし、近年の温暖化にともない、猛暑や集中豪雨などで、夏場を乗り切ることが難しくなっています。秋冬にしっかり太ったおいしいネギを収穫するには、”夏越し“ が大きなポイントです。
「ホワイトスター」は、秋口からの生育が旺盛なので、生育が停滞する夏場はネギをあまり大きくさせないことでストレスを避け、秋口から伸び太らせるとよいでしょう。
タネまきを4〜5月に行い、梅雨が明け、大雨の心配がなくなる7月半ばに植え付けし、寒くなる12月から収穫していくと比較的楽に作れます。

  • 「ホワイト スター」

    苦みや辛みが少ないので生でも食べやすく、繊維質が少なくやわらかな肉質で、熱を加えるととろけるような食感になる、とてもおいしい品種です。生育が旺盛で、伸び太りに優れ、作りやすいのも特長。一般地では、春まき年内どりに適します。

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栽培のポイント

肥料
全チッソ量は1㎡当たり20~30gが目安です。元肥もとごえでは有機質主体の緩効性肥料を全チッソ量の2~3割程度使うとよいでしょう。
うまく“夏越し”させるには、追肥のタイミングが重要です。ネギの生育適温は15~25℃であり、夏場は生育が停滞します。この時期に追肥して無理に生育させてしまうと、病気を助長します。
「ホワイトスター」は適温になる秋口からの伸び太りが抜群ですので、夏を過ぎてからの追肥に重点を置きましょう。肥料に対する反応がよいため、肥切れや過剰な肥効は順調な生育の妨げになります。1㎡当たり2~3gを目安に4~5回に分けて、こまめな追肥で肥効に波をつくらないことが良作のポイントです。
土寄せ
土寄せした様子。
土寄せした様子。

土寄せは、軟白部を作るために必要な作業ですが、葉や根を傷めるなどストレスとなるため、夏場は避けましょう。生葉が4~5枚残るように少量ずつこまめに、追肥とあわせて4~5回に分けて行います。最後の止め土は、葉の分岐点から2㎝程度下の部分までを目安とします。
一度に多量の土寄せを行うと、ネギの生育が“太り”より“伸び”に傾くため、間延びしやすくなります。また、根が多量に切られ、生育が止まるなど、しっかり太ったおいしいネギになりません。「ホワイトスター」のよさを生かすには、注意してほしいポイントです。

定植後、こまめに追肥と土寄せを4回程度に分けて繰り返す。生育が緩慢な高温時には、無理に行わない。
収穫
最後の止め土から収穫までは、気温にもよりますが、3~4週間程度かかります。ネギは収穫適期が比較的長い作物ですが、襟の部分が割れてしまう前に収穫しましょう。「ホワイトスター」の品質のよさを生かすには、収穫遅れは避けてください。
タネまき~育苗
日当たりと水はけのよい場所を用意し、幅1m程度のうねを立てます。条間10~15㎝、深さ1㎝程度のまき溝をつけ、条まきします。ネギの発芽適温は20℃前後です。高温にしすぎると発芽が悪くなるので、温度管理には注意しましょう。
発芽までは乾燥防止のために不織布をかけ、発芽したら不織布を除去します。本葉1枚までは適湿を保つようにし、その後は水分を控えていきます。込んだ部分から間引きを行い、株間1㎝程度にし、60~90日で大苗にします。
発芽後、込みあった所から間引いていき、
最終的に株間1㎝程度とする。
畑の準備~植え付け

まず、しっかりと根を張らせるために、完熟堆肥などの利用で有機質に富んだ膨軟な土づくりをしましょう。ネギは過湿が苦手ですので、畑の周囲に明渠を切るなど、水がたまらないようにする排水対策も重要です。
植え溝は15㎝程度の深さに掘り、条間1m、株間2~3㎝で苗を植え付けます。

これからの家庭菜園の定番作型になる? キャベツの春まき栽培

家庭菜園のキャベツ栽培では"夏まき秋冬どり"が定番となっています。しかし今回は、これからタネまきの適期を迎える"春まき初夏どり"栽培を紹介します。
春まき初夏どり栽培は、1月下旬~2月にタネまきし、5月下旬~6月に収穫する作型です。この作型で収穫されるキャベツは水分を多く含み、ジューシーな食感で食味は抜群です。また、栽培期間前半の気温が低いため、病気や虫・雑草の発生が少なく、無農薬・減農薬栽培が比較的容易です。
春まき初夏どり栽培こそ、「新鮮さ」「安全性」が生かせる作型。ぜひお試しください。

春まき初夏どりなら、ジューシーで食味が最高なキャベツが味わえる!

おすすめ品種

  • YRワイアール春空(5~6月どり)

    熟期が早く、栽培容易な品種です。寒玉系キャベツと良質系キャベツの中間種で、ジューシーで歯切れがよく、生食から加熱調理まで幅広い用途に利用できます。

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  • 春波(4~5月どり)

    熟期が早く、生育旺盛で作りやすい品種です。とてもやわらかくジューシーで生食に最適なキャベツです。

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  • ジャンヌ(5~6月どり)

    お店で見かけることが少ない丸玉キャベツです。肉厚でやわらかくジューシーで、生食や浅漬けなどに適しています。

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  • YRワイアール天空(6~7月どり)

    生育が旺盛で、栽培容易な品種です。玉の肥大がよく裂球もしづらいため、大玉の収穫がしやすい品種です。しっかりした肉質で、特に加熱調理に適しています。

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栽培のポイント

病虫害防除
定植後、すぐに防虫ネットのトンネルをかける。

①防虫ネット 虫害対策には防虫ネットを用いて、物理的に虫から守ることが効果的です。定植時に虫が付着していないことを確認し、その後すぐにネットをかけます。

②初期防除の徹底 気温の上昇とともに病気や虫への注意が必要です。病気・虫が少ない時からよく観察し、発見したらすぐに防除することが重要です。

収穫

収穫期に向かって気温が高くなり、生育スピードが早くなるため、とり遅れないように注意します。上から押して少し凹むくらいから早めの収穫を心掛けます。
キャベツの品温が上がる前の朝の涼しいうちに収穫を行うと、キャベツの水分を保つことができ、鮮度が長もちします。

タネまき~育苗

①温度管理 キャベツの発芽・生育適温は15~20℃です。春まき栽培は低温時期にタネまき・育苗を行うため、気温と地温の確保が大切です。
温室・温床・被覆資材等で、最低気温10℃を目安に保温し、日中は最高気温25℃を目安に換気します。

②がっちりした苗に仕上げる 定植後の寒さによる傷みを避けるために、がっちりとした大苗に仕上げて、活着やその後の生育を安定させることが重要です。
7.5~9㎝ポットに2~3粒タネをまき、本葉2枚程度になったら、1本に間引きます。定植の目安は播種はしゅ後1カ月半ごろで、本葉5~6枚程度です。定植7~10日前から徐々に外気に当てて、外の環境に慣らすことが、低温に耐える苗作りのポイントになります。

本葉2枚程度になると、1本に間引く。
本葉5~6枚が定植適期。
畑の準備~定植

①畝立て 床幅約90㎝、条間約50㎝、株間35~40㎝の2条植えが基本。キャベツは過湿を嫌うので、畑が乾きづらい春まき栽培では高めの畝を立てて排水を図ります。

②定植 平均気温10℃以上が定植の適温です。サクラ「ソメイヨシノ」の開花時期に行うのが目安です。

③肥培管理 生育初期が低温のため、元肥主体で初期生育を促します。春まき栽培のキャベツに必要な肥料は、チッソ成分量で1㎡当たり30g程度です。この3分の2を元肥、残り3分の1を追肥とします。N:P:K=10:10:10の肥料ならば、元肥は1㎡当たり200g、追肥は1㎡当たり100gとなります。
収穫期は気温が上がるため、裂球・腐敗が発生しやすくなります。肥料が後半まで残るとこれらを助長します。追肥は中耕作業を兼ねて定植後2週間ごろに行い、収穫期には、肥効が落ち着くようにします。

レタスに適した栽培しやすい作型! レタスの春まき栽培

春まきは、レタス類にとって生育に適した環境で、病害虫の発生が少なく、とても栽培しやすい作型です。また、レタス本来の旬にもなるので、みずみずしくておいしいレタスが収穫できます。
今回はさまざまなタイプのレタスから、特に栽培しやすくておいしい品種を紹介します。

大きく育った旬のレタスは、みずみずしくてシャキシャキ!

おすすめ品種

  • グリーンジャケットリーフレタス

    葉の色が濃く、肉厚でしっかりとした歯応えが特徴のグリーンリーフレタスです。春~初夏どりで幅広く使えます。

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  • サウザー(玉レタス)

    結球性が優れ、春~初夏どりで幅広く栽培できる品種です。ほかの品種に比べて球内部の詰まりがよく、大変おいしい玉レタスです。

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  • ロマリア(ロメインレタス)

    従来の品種に比べると、結球性がよく内部が黄色く軟白されるため、甘みがありおいしいロメインレタスです。サラダにも加熱調理にも向くため、さまざまな料理に利用できます。

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  • レタスのおいしい時期に栽培して、新鮮な味を楽しもう!

栽培のポイント

春先の被覆管理
2~3月はまだまだ寒い日が多く、霜が降りる日もあります。そのような場合は、定植後に霜害防止と生育促進のために「テクテクネオ」等の不織布でベタがけすることをおすすめします。サクラの開花時期になって霜の心配が少なくなれば、ベタがけを除去してください。
収穫の目安

定植後40~50日程度が収穫の目安で、寒い時期に植えたものほど日数がかかります。
「ロマリア」は、葉の先端同士が抱合して頭が閉じてきたころが収穫適期です。そうすることで内部が軟白されて苦味が少なく、より一層おいしくなります。

収穫期をずらす工夫
春から初夏の上昇気温下では、レタスが収穫間際に急激に生育して収穫が追いつかなくなりがちです。
一度に大量に栽培するのではなく、播種や定植を約1週間~10日おきに行うことで、連続的に収穫を楽しむことができます。夏まきとは異なり、春まきでは1~2日程度の播種日の違いでは収穫期の差はほとんどありません。しっかりと間隔をあけることが重要です。
タネまき~育苗
タネを3~5粒程度まく。

タネまきは6㎝前後のポリポットで行います。1ポットに3~5粒程度まきます。レタスのタネは光を好むので、覆土ふくどはタネが隠れる程度に薄くし、発芽までは土の表面が乾かないように注意します。

日当たりと風通しのよい場所で育苗する。

発芽の適温は20℃前後で、25℃以上になると種子が休眠して発芽率が極端に低くなります。逆に寒いと発芽が大幅に遅れます。春は日ごとの寒暖の差が大きく、播種後の温度管理が難しい時期です。播種後の3日程度は室内の日陰に置くことで、発芽適温を確保できるでしょう。発芽後は外に出し、日当たりと風通しのよい場所で育苗します。

本葉2枚で1本に間引き、本葉5枚前後まで育苗する。

レタスの若苗は比較的寒さに強いのですが、最低気温が0℃以下になるようであれば、夜間は室内に入れます。本葉が2枚のころ、健全な株を1本残して間引きます。

畑の準備
元肥のチッソ成分は、1㎡当たり15g前後を目安とし、全量を元肥で施します。
土壌水分や地温の変化を少なくするため、マルチの利用をおすすめします。マルチを利用することで、雑草や降雨時の土のはね返りによる病害の発生を抑えられ、レタスの生育がより安定します。
通常は黒マルチを使用しますが、気温が高い時期の定植では白マルチなどの地温抑制効果の高いマルチを使うのもよいでしょう。
植え付けの1カ月前までに苦土石灰、完熟堆肥などをまき、よく混ぜ込んでおく。
植え付けの1〜2週間前までに施肥をする。肥料はすべて元肥で施す。収穫したい時期により、量が異なり、春まきではチッソ成分で1㎡当たり15g前後。
定植~生育
本葉が5枚前後になり、ポットの土が崩れない程度に根が回ったころが定植時期の目安です。条間・株間はともに30㎝程度の2~3条植えとし、ポットの土の表面が少し隠れる程度の深さで苗を植えます。
「ロマリア」は立性に生育するので、条間・株間を25㎝程度に詰めることも可能で、面積を有効に利用できます。
定植後すぐに、活着促進のため潅水を行います。その後は、雨が2週間程度降らないなど、マルチ内の土が乾燥する場合に潅水を行います。

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