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リンゴ 通販
リンゴ (43件)
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リンゴは中央アジアが原産地です。日本へは1871年に、75品種が導入されました。それらの品種の中には、現在でも細々ながら栽培が続けられている「祝」(American Summer pearmain)「旭」(McIntosh)「紅玉」(Jonathan)「国光」(Roll’s Janett)も含まれており、これらを交雑して、現在日本で最も多く栽培されている「ふじ」が作出されました。 リンゴの原産地の気候はブナやミズナラなどを中心とする冷温帯落葉樹林帯です。主に北半球の温帯北部で、年平均気温が7~12℃と比較的冷涼で年内降水量が300~1000㎜の地域です。これは日本の北半分の地域に該当します。 リンゴは、生食、ジャム、ゼリー、ソース、ジュースに利用されるほか、シードルのようなアルコール飲料もつくられます。また、機能性食品としての物質が多く含まれており、ヨーロッパでは古くから「毎日リンゴを食べていれば、病気にならず医者がいらない」ということわざもあるくらいです。
【リンゴの栽培ポイント】
庭で楽しむための最大のポイントは品種選びにあります。リンゴは自家不和合性なので、開花期がほぼ同じ異品種をそばに植える必要があります。また、交配不和合性の組みあわせ(「ぐんま名月」と「秋映」)や、3倍体で花粉の不完全な品種(「ジョナゴールド」「陸奥」)もあるので、注意が必要です。このことを考え、家庭用には1本の台木に2品種を接いだ苗木まで流通しています。
冷涼地と中間地~暖地での栽培の大きな違いは、収穫時期です。暖地ではリンゴの主産地より早く熟し、収穫期間も短くなります。「つがる」などの早生種は2週間くらい早まります。中生、晩生とその差は縮まり、「ふじ」などの晩生品種は逆に産地よりいくらか遅くなります。熟してからの日もちも暖地になるほど短いので、過熟にならないように適熟果を収穫します。
なお、リンゴには「つがる」を筆頭に「ふじ」など、ごく一部の品種を除き、完熟少し前に実が落下する「収穫前落下」があり、農家では落下防止剤を使用しています。落下した果実もおいしいのですが、防止剤を使う方が無難です。ストッポール液剤、ヒオモン水溶剤などの落下防止剤が市販されています。
また、暖地では成熟期に気温が高いため、赤色系の品種は鮮やかな赤色にはなりません。ただし味はおいしいので、赤くならなくても十分にリンゴの魅力を楽しめます。 育てやすさを考えると斑点落葉病に強い品種を選ぶことが大切で、「ぐんま名月」を筆頭に「つがる」「ジョナゴールド」「紅玉」「陽光」などがおすすめ品種です。初めて栽培する方なら、早生の「つがる」「ぐんま名月」「ふじ」を選ぶとよいでしょう。なお、中間地や暖地で遅くまでリンゴがなっている景色を楽しみたい場合は、晩生の「ふじ」を加えるのがおすすめです。