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ブロッコリーの基本情報

ブロッコリーの写真
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学名
Brassica oleracea L. var. italica Plenck
和名
メハナヤサイ(芽花野菜)
英名
Broccoli
原産地
地中海東部
分類
アブラナ科アブラナ属
上陸時期
明治以降

ブロッコリーの住みやすい環境

耐暑・耐寒性は強いが、生育には温暖な気候が望ましいでしょう。

発芽適温
最適温度は20~25℃です。
生育適温
適温は15~20℃です。
花芽分化
低温によりますが、低温感応の温度と苗の大きさは品種によって異なります。
花蕾の発育適温
良質の花蕾をとるには15~18℃が適温です。

ブロッコリーとは(ブロッコリーってどんな野菜?)

ブロッコリーはビタミンたっぷり野菜。
ブロッコリーは、キャベツの変種でカリフラワーの仲間です。本場イタリアの「ブロッコ」(腕木、枝)という言葉から来ています。一度、口にすると忘れがたい風味に、また食べたくなる野菜です。淡泊な味わいは和風料理にも向き。青くゆで上げれば、そのままおひたしや辛子あえ、椀ダネに。もちろんサラダや、炒め物、グラタンなどにもよく合います。

健康によいブロッコリー。
ビタミンCの供給源として、日本でも人気を誇っています。レモンの2倍、ジャガイモの7倍のビタミンCを含んでいます。ビタミンC以外にも、皮膚や粘膜を丈夫にするビタミンAに変換されることで今注目のβ-カロテンをはじめ、ビタミンB2、カリウム、カルシウムも豊富に含んでいます。 食物繊維が多いので便秘にも効果的といわれています。

塩ゆでにしてどうぞ。
ブロッコリーは、中央に黄色い花弁の見え出していない濃緑色のものが良品。半球状になったつぼみだけでなく、茎の部分も食べられます。普通 のゆでものと同様、熱湯に一つまみ塩を落し、大きいまま入れたら、弱火にしてフタをせず十分程度ゆでます。ゆで上がったら、茎の太いものは2~4つ割りにし、つぼみは適宜ほぐします。

ブロッコリーとは(ブロッコリーってどんな野菜?)
文部科学省『日本食品標準成分表2015年版(七訂)』より

栽培手順 各ポイント

菜園向けブロッコリー栽培カレンダー

栽培カレンダー

育苗管理

[ブロッコリーとカリフラワーの違い]

カリフラワーは、ブロッコリーの突然変異で花蕾が白化(アルビノ化)したものといわれており、キャベツ類の中でも極近縁の兄弟姉妹のような関係です。カリフラワーもブロッコリーも茎頂に花蕾が形成され、この部分を食用に供する点では共通ですが、それらの花蕾を構成する花芽の発育段階がそれそれで違います。カリフラワーは、花芽発育過程の極初期("花芽原基"の状態)で発育が止まり、その花芽原基の数が増え、その集合体が花蕾となっています。ブロッコリーの場合は、花芽原基の状態で発育が停止せず、そのまま生長し、開花する直前の"蕾"の集合体を花蕾として収穫しています。

[花芽分化]

ブロッコリーとカリフラワーはトウ立ちをした蕾(花蕾)を利用する野菜です。したがって成長点が花芽分化をして、蕾を形成する必要があります。
栄養生長(茎葉の発育)を十分経過して、一定の大きさに達した苗がある期間連続して低温にあうと花芽分化し生殖生長に移行します。その後花蕾を形成、肥大します。この低温感応する苗の大きさと温度は品種によって異なり、低温遭遇期間も品種間差があります。一般に晩生種になるにつれ、大きな株(栄養生長)で、より低い温度に長くさらされることが必要となります。


[ブロッコリーの花芽分化条件と収穫までの日数]
早晩生 展開葉数 茎の太さ 気温 低温遭遇日数
極早生 7~8枚 3mm以上 22~23℃以下 4週間前後
早生 7~8枚 3mm以上 20~23℃以下 4週間前後
中早生 8~10枚 6mm以上 16~20℃以下 4~5週間前後
中生 10~12枚 6mm以上 15~18℃以下 5週間前後
中晩生 12~15枚 6mm以上 8~10℃以下 5~6週間前後

[カリフラワーの花芽分化条件と収穫までの日数]
早晩生 展開葉数 茎の太さ 気温 低温遭遇日数
極早生 5~6枚 4~5mm以上 21~25℃以下 2~4週間前後
早生 6~7枚 5~6mm以上 17~20℃以下 3~4週間前後
中生 11~12枚 7~8mm以上 13~17℃以下 6~8週間前後
中晩生 15枚 10mm以上 8~10℃以下 8~10週間前後

発芽と生育

キャベツ類の多くは、4~35℃の広い範囲で発芽可能です。ブロッコリー、カリフラワーとも5~25℃の範囲では、温度が高いほど発芽は促進され最適温度は25℃前後になります。

■発芽適温
20~25℃

ブロッコリーの発芽

カリフラワーの発芽

■育苗中の害虫を防ぐ
育苗で害虫を防ぐには、苗床やトレイの上に播種直後から防虫ネットや寒冷紗をかけて管理すると、害虫の飛来を抑制することができます。そうすれば害虫だけでなく、それに伴う病害も減らす効果があるので、殺虫剤や殺菌剤の使用を少しでも滅らせます。

防虫ネットでトンネル全体を覆う

  • ※下に隙間があると、害虫が侵入しやすくなるので、しっかりと四方を土などで押さえておきます。
■トレイ育苗での軟弱徒長を防ぐ
  • ①潅水はできるだけ午前中に行い、日暮れのころにはトレイがやや乾く程度にしておきます。ハウスなどの施設内で、ベンチの上に(トレイの下に空間を作る)おいて育苗するとよいでしょう。
  • ②夏まき育苗期間の後半(播種後10日~2週間目以降)はできれば屋外で育苗し、風や夜露に当てて苗をしめます。
  • ※トレイの土は乾きやすいので、夏場は毎日潅水が必要になります。特にトレイの縁は乾きやすいので注意が必要です。

定植と追肥

湿害に弱いので排水の悪い所では高うねにする。

園芸用殺虫剤を定植前、植穴に散布して初期の食害を防ぎます。

ブロッコリー苗の植え付け

[追肥]

早生、中早生種は施肥量の約3分の1(10㎡当たりチッソ成分で60~90g)を追肥で施します。1~2回の分施とし、第1回が定植後7~10日、第2回は第1回の追肥後14~20日が適当です。生育期間が比較的短いので初期生育から追肥が重要となります。

中生~晩生種では、施肥量の約2分の1(チッソ120~150g)を追肥で施します。3~4回の分施とし、第1回は定植後7~10日、第2回は生育中期に、そして第3~4回は花蕾発生後すぐに施用します。生育期間が長いので、肥効を途切れさせないように、生育具合を見ながら適期で施すようにします。

[中耕、除草、土寄せ]

追肥時に同時に行うと効率的です。

生育

■生育適温
15~20℃(昼夜の温度較差が3~5℃程度あればよい)
■花蕾の生育適温
15~18℃(平均気温が25℃以上になると花蕾の生育や形状が悪くなる)

[ブロッコリー]

■施肥量
1回の栽培に必要な施肥量(全体)は、早生・中早生種の場合、10㎡当たり成分量でチッソ200~250g、リン酸150~200g、カリ200~250gが目安になります。元肥を中心にして元肥2/3、追肥1/3の割合で施用します。中生~晩生種はチッソ250~300g、リン酸250g、力リ250~300gが目安になります。緩効性肥料を中心に、元肥1/2、追肥1/2の割合で施し、追肥はチッソ、カリを中心に施用しましょう。

[カリフラワー]

■施肥量
1回の栽培に必要な施肥量(全体)は、早生・中早生種の場合、10㎡当たり成分量でチッソ200~250g、リン酸150~200g、カリ200~250gが目安になります。元肥2/3、追肥1/3の割合で施用します。中生~晩生種はチッソ250~300g、リン酸250g、カリ250~300gが目安になります。緩効性肥料を中心に、元肥1/2、追肥1/2の割合で施します。リン酸は全量元肥として施用するようにしましょう。

収獲

[ブロッコリー]

花雷の直径が10~12cm程度。品温の低いうちに収穫します。よい花蕾ができるには、栄養生長と生殖生長のバランスが大切で、ブロッコリーは特にバランスのくずれやすい作物のため注意が必要です。
厳寒期になると、花蕾の表面が赤紫色になる場合があります。これはアントシアンと呼ばれますもので色素でポリフェノールの一種です。食べても特に問題ありません。

[カリフラワー]

白色種は花蕾に日光が当たると淡黄色に着色し、白い外観を損ないます。品種にもよりますが、花蕾が7~8cmぐらいの大きさになったとき、葉を折って花蕾に乗せたり、葉を結束させたりして軟白することが必要となります。花蕾が着色するオレンジブーケ、バイオレットクインは株間を40~50cmと広めにとり、結束せずに光を当てるのが着色をよくするコツです。
花蕾の直径が12~13cmになったころから、花に葉と茎をつけて収穫します。

ブロッコリー、カリフラワーの異常花蕾

ブロッコリー カリフラワー
ボトニング(早期抽苔)
花蕾肥大に必要な葉数を確保する前に花芽分化し、結果的に小花蕾となります。
主な原因
低温、活着不良、肥切れ、根傷み
リーフィー(さし葉)
生殖生長が途中で停止し栄養生長に逆戻りした結果、花蕾の間に葉が発生します。
主な原因
花芽分化期の低温不足、花蕾肥大期の高温、チッソ週多
不整形花
花蕾面の蕾の発育が不均ーで、花蕾面が凹凸したり、着色が不均一になります。
主な原因
活着不良、チッソ週多、高温条件
ヒュージー(毛羽立ち)
花蕾形成の比較的後期に高温条件に遭遇。極小さな苞葉が表面に出ます。
主な原因
活着不良、チッソ過多、高温条件
プラウンビーズ
花蕾肥大期にストレスを受け、蕾が枯死し、褐変します。
主な原因
高温・乾燥、強日照、収穫遅れ
ライシー
花肥大期に個々の蕾が発達して花蕾の表面に飛び出します。
主な原因
低温
キャッツアイ
花蕾粒の不揃い。小花蕾の中央の蕾が小さく猫の目状となります。
主な原因
ボトニングと関係が深い、花の厚さが薄くなるほど目立つ
ブラインド(芯止まり)
成長点の生育が座止し、そこから苞のような葉を形成します。
主な原因
高温条件、凍害

Q&A

収穫したブロッコリーが紫色になり、表面がデコボコしています。何が原因でしょうか。

ブロッコリーの蕾が紫色になるのは、寒さや乾燥に耐えようとしてポリフェノールの一種であるアントシアニン色素を発生するためです。むしろ健康的といえますし、食べる分にはなんら問題はなく、ゆでれば紫色が抜けて鮮やかな緑色になります。

ただし、花蕾面の発育が不均一で表面がデコボコし、着色が悪いのは栽培に問題があります。原因としては、老化苗を植え付けて活着不良を招いたり、排水不良で根を傷めた場合や、生育初期の肥料不足により十分に生育していない場合などが考えられます。さらに花芽分化・花蕾形成期になってから肥料が効きすぎたうえ、高温条件が重なると、表面がデコボコした異常花蕾となりやすくなります。

土づくりとして堆肥を十分施し、排水対策を講じ、若苗を定植して十分に根を張らせることが大切です。生育初期の株作りのために適切な追肥を行うとともに、生育後半の肥効を抑えぎみにします。

異常花蕾やアントシアニンの出にくい冬どりの中生種の品種として、「キャッスル」や、冬どり晩生種の「エンデバーSP」「メガドーム」を選び、適期にタネをまくとよいでしょう。

ブロッコリーの花蕾が大きくなりません。どうしてでしょうか。

ブロッコリーは、代表的な緑黄色野菜で、カロテン、ビタミンB群、C、カルシウム
やミネラル、食物繊維を豊富に含みます。さらに香りや味にクセがなく、ほのかな甘味があることから、子どもにも人気です。

ブロッコリーの花蕾を大きく育てるコツは、できるだけ外葉を大きく育てることです。株自体が小さいと、小さな花蕾しかできません。そのため、まず土づくりが大切です。完熟堆肥などの有機物をたっぷり施すように心掛けましょう。花蕾が形成される前に、いかに株を大きくするかで花蕾の大きさが決まるので、植え付け後の追肥、土寄せが重要です。植え付け時は苗の根を切らないよう活着をよくしてやります。その後は本葉が10枚程度になったら追肥をして、株元に軽く土寄せをします。第2回目の追肥は、その1カ月後に土寄せと併せて行います。生育の最盛期、特に花蕾の肥大期に乾燥すると収量並びに品質に悪影響を及ぼすので潅水に努めます。

またアオムシ、ヨトウムシ、コナガなどの害虫がつきやすいので、対策が必要です。

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