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花色や花姿が多様に揃い、魅力的な品種をコレクションする楽しみがあるダリア。
花径は5㎝以下の極小輪から、30㎝にもなる巨大輪まであり、庭で主役にも脇役にもなる草花です。
今回は約16種に分類されている花形と育て方、おすすめの品種についてご紹介していきます。
ダリアの魅力
ダリアの魅力はその多様性にあります。花径は11区分に分類され、30㎝にもなる迫力ある超巨大輪から小さくかわいらしい5㎝以下の極小輪までと幅広くあります。また、花形は約16種類に分類され、端正な印象の「フォーマルデコラティブ咲き」やシャープな花容の「セミカクタス咲き」、可憐な「シングル咲き」など、見る人の目を楽しませてくれます。花色は青と緑以外はほとんどあり、単色はさることながら、複色や花弁の表裏の花色が違うものなど多彩です。そのバリエーションの多さから、切り花では冠婚葬祭などに広く使われています。夏から晩秋にかけて次々と開花し、観賞期間が長いのも魅力の一つです。
ダリアは庭の主役にも脇役にもなります。例えば、大輪系は優美で華やかな庭の主役に、中輪や小輪はナチュラルな庭の脇役に、またバラエティー豊かなのでダリアだけで庭を彩ることも可能です。気候が涼しくなるとダリアは花をたくさんつけるので、切り花をインテリアに飾って楽しむこともできます。さまざまなシーンに応じて活躍してくれるダリアは心を癒やし、豊かにしてくれることでしょう。
花色が豊富で端正な咲き姿も魅力的なダリアは、品種が多彩で選ぶ楽しみがある。
ダリアの育て方
適した環境
ダリアの原産地はメキシコで、標高1500m以上の所に自生してきたため冷涼な気候を好みます。日当たりと風通しがよく、水はけのよい場所に植え付けます。
土づくり・肥料
適した土壌酸度はpH5.5~6.5の弱酸性なので石灰散布で酸度調整をしましょう。植え付け前に元肥として堆肥を1㎡当たり5㎏と化成肥料50gを土壌に全面散布し、深さ約30㎝までよく耕して混合します。
芽出し
植え付けの約2週間前に水はけのよい培養土を入れたトレイに球根を伏せ、芽出しをします。土が湿る程度に水を与え、乾いたらその都度水やりをします。
植え付けの約2週間前に、培養土を入れたトレイに球根を伏せ、芽出しをする。
植え付け
球根の植え付けは桜の花が散ったころが適期で、北海道や東北地方では遅霜の心配がなくなったら植え付けます。深さ約10㎝の穴を掘って発芽点を上にして植え、球根の周りに粒剤の殺虫剤をひとつまみ施して発芽点から約5㎝覆土します。深植えすると腐敗の原因となるので注意しましょう。
発芽点を上にして植え付け、約5㎝覆土する。
水やり
庭植えでは真夏に雨が降らず晴天が続く時、夕方に土へ浸透するように水を与えます。気候が安定し、涼しくなったら水やりは不要です。水の与えすぎは腐敗の原因になることもあるので注意しましょう。鉢植えでは土が乾いたら水を与えます。
仕立て方
ダリアには「天花仕立て」と「摘芯仕立て」があります。天花仕立ては、主茎を伸ばして天花を咲かせる方法です。摘芯仕立ては、主茎が地上から3~4節伸びた時に中心の芯を摘み、4本程度のわき芽を伸ばして草姿にボリュームを出す方法です。
摘芯仕立てでは葉が展開する前(閉じている状態)に葉を指で開いて芯を摘みます。摘む芯が太くて茎に穴があいたら、茎の地際に細いキリなどで小さい穴をあけて水が抜けるようにしましょう。
天花仕立て
摘芯仕立て
花がら摘み
花がらは花首から摘み取ります。花首の付け根を押さえ、上にひねるだけで簡単に摘み取れます。ダリアの茎は空洞になっているため、茎を切った所から水が入って腐敗の原因となる場合があります。特に夏場は注意しましょう。穴があいたらアルミホイルでふたをして雨水などの浸入を防ぎます。細いキリなどで茎の付け根に穴をあけ、水を抜けるようにすることも有効です。気候が涼しくなると、水が入っても腐るリスクは少なくなります。
花が終わると次の枝が成長してきます。成長が進むにつれて下部から葉が黄色くなって枯れてきます。終わった花の枝の葉は下部から順に摘んでいき、日当たり、風通しをよくしましょう。
花がら摘み後、切り口の保護
切り口にアルミホイルをかぶせておく。
病害虫対策
害虫はアブラムシ、ナメクジ、ネキリムシ、オオタバコガ、ヨトウムシ、ダニが、病気はうどんこ病が発生しがちです。病害虫対策は早期発見が大切で、薬剤散布などで防除しましょう。
夏越し対策Point!
近年、気候変動により春から秋にかけて30~35℃を超える気温が長く続くようになり、ゲリラ豪雨も多くなりました。ダリアは基本的に暑さを苦手とするため、きれいに咲かせるには夏越しが重要です。
夏越しに重要なのは水やりです。必ず涼しくなった夕方に行いましょう。水やりをする時は株元だけではなく、株周りや株全体に散水します。これにより上昇した地温やダリアの熱を下げることができ、ダニ予防にもなります。また、水やり時に定期的に活力剤を混ぜるのも効果的です。
遮光ネットなどで直射日光を避けるのもおすすめです。遮光ネットは遮光率50%程度のものがよいでしょう。鉢植えは移動ができるようであれば、一定時間日陰に移動しましょう。気候が涼しくなったら遮光ネットは外します。また、夏越しをするために切り戻しが推奨されていましたが、35℃を超える気温が続く現在では切り戻しをするのは危険です。かえって株の樹勢が急激に落ちてしまい、枯死する可能性が高くなるため、高温時の切り戻しはやめましょう。
大雨で球根を植え付けている部分が冠水した場合は、できるだけ早く水を抜いてください。半日以上水に浸かっていると腐敗する可能性が高くなります。長く水に浸かってしまった場合は、酸素供給剤などを使用するとよいでしょう。
夏越し対策
涼しくなった夕方に、株元、株周り、株全体に散水し、上昇した地温やダリアの熱を下げる。
高温障害
ダリアは高温になると次のような障害が起きることがあります。
- 草丈が伸びない。
- 本来の花色が出ない(オレンジがピンク、赤が紫で咲く。色が濃くなる、淡くなるなど)。
- 本来の大きさで咲かない。花が小さくなる(巨大輪が中大輪サイズで咲くなど)。
- 成長が止まる。
- 花が咲かない。
- 球根が腐敗する。
- 花、葉が焼ける。
これらの障害は気候が涼しくなれば、正常に戻ります。
球根の掘り上げ、保存
ダリアの球根は凍ると腐敗するため、凍結する地域では球根の掘り上げは必須です。球根の首が折れないようにていねいに掘り上げ、水で洗って土を落とし、付け根から3㎝ほど残して茎を切ります。茎の切り口が乾燥するまで2~3日陰干しし、段ボール箱にバーミキュライトを敷いて株を入れ、覆土します。家の中の暖房がなく凍らない場所で保存し、春に発芽してきたら分球するとよいでしょう。
球根の保存
球根を掘り上げ、水で洗って土を落とし、茎は付け根から約3㎝残して切る。
球根が大きくなっていたら、発芽点を残して切り分ける。
ダリアの花形16種
楚々とした一重咲きや、花弁を多数重ねる豪華な八重咲き、花弁が波打つものなど多様な咲き姿を楽しめるダリア。それぞれに個性的な16種の花形をご紹介します。
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‘黒蝶’
セミカクタス咲き
花弁の先が外側に反る。ほかのカクタス咲きに比べ、花弁の幅が広い。
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‘ルージュマジック’
フォーマル
デコラティブ咲き代表的なダリアの花形。幅広の花弁が規則正しく幾重にも重なり、豪華な印象を与える。
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‘冬の星座’
ストレートカクタス咲き
花弁のほとんどが外側に巻き、鋭利で真っすぐに伸びる花形。
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‘ノーブルライト’
インフォーマル
デコラティブ咲き花弁がねじれて波打ち、反り返る動きのある花弁が特徴の花形。
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‘ハッピー’
オーキッド咲き
一重咲きだが、花弁一枚一枚が内側に巻き、細くシャープな花弁を作る。
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‘グレンプレイス’
ポンポン咲き
筒形の花弁が端正な丸形の形状を作るピンポン玉のようなかわいらしい花形。花径5㎝以下のものを指す。
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‘艶舞’
インカーブド
カクタス咲き花弁が外側に巻き、弁先が内側に曲がる花形。
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‘ユニコーン’
ステラ咲き
オーキッド咲きの八重タイプ。細くシャープな花弁が重なり、星をイメージさせる。
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