苦味の発生はほかのウリ類（メロンなど）でも若い果実で見られますが、理由はよくわかっていません。いずれも果実が若い時期に発生し、熟してくると苦味が少なくなることから、種子を残すためには若い実が他の動物に食べられることを防ぐためかと考えられます。

　発生している時の状況から、原因は低温や乾燥、過湿による根の傷み、チッソ肥料の多すぎなどです。対策としては、ていねいな管理による順調な生育をさせることが大切です。

　古い品種では、多くの品種で若い果実に苦味が発生しました 。しかし 、最近販売されている交配種のほとんどは、苦味が発生しないように改良されています。それでも販売されている苗の中には、昔からの古い品種や、品種名や特徴がわからないものもあります。購入にあたっては、できるだけ新しく改良された交配種で、耐病性が強いと表示された良質の接ぎ木苗を購入するのがよいでしょう。