花に関するQ&A
鉢植えにしたハイビスカスが、蕾はつくのですが咲かずに落ちてしまいます。どうしてでしょうか?
鉢植えにしたハイビスカスが、蕾はつくのですが咲かずに落ちてしまいます。どうしてでしょうか?
ハイビスカスは高い気温と強い日照を好み、花は1日花ですが次々と蕾を出しては咲き続けます。しかし、光量の低い屋内などでは、蕾ができないか、できても小さいまますぐに落ちてしまいます。このような場合は、直射日光の当たる屋外に出せば、やがて花を咲かせます。
最近では耐陰性のある品種も流通し始めましたが、一般的な室内程度の光量では無理があります。購入したばかりのハイビスカスの蕾が落ちることもありますが、これは流通中に日陰に置かれたり、低温に当たったりしたためで、適切な管理を行えば回復します。
また、ハイビスカスは新梢の生長が早く、伸びた枝の葉腋に順次蕾をつけるため、老化した株では水切れが起きやすく、しおれるとせっかくついた蕾が落ちてしまいます。適度に植え替えや剪定を行い、新梢を伸ばすとともに、水切れや肥料切れを起こさせないようにしてください。
そのほか、鉢土の中にジムシ(コガネムシ類の幼虫)が住みつきやすく、根を食い荒らすので注意しましょう。
なお、矮化剤の効きすぎた株の場合は、蕾がついても咲かずに落ちることがあります。特にハワイ系の大輪品種の場合は翌年までこの状態が続きますので、矮化剤の効果がなくなるまで待つしかありません。