花に関するQ&A
サルスベリの葉が白くなります。何が原因でしょうか。
サルスベリの葉が白くなります。何が原因でしょうか。
サルスベリの葉が白くなるのは、「サルスベリうどんこ病」だと思われます。この病気は葉のみでなく、新梢や蕾、ガク、花などにも広がります。晩春の新しい葉が出始めたころから症状が始まり、やがて葉は粉状の白いカビで覆われたようになり、ひどくなると葉や新梢が変形します。サルスベリには最も多い病気で、一度発生すると何年も続くため樹勢は衰えますが、枯死するまでには至りません。
耐病性は品種によって異なり、江戸時代以前に中国から渡来した在来種はこの病気に強いのですが、近年になってから世界各地で改良された園芸品種は耐病性が乏しく、発病するものが多いようです。しかし最近では抵抗力のある品種も育種されるようになりました。
うどんこ病を予防するには、
①病気に侵された部分を早めに切り取り除去する。
②落葉を株元に置かず、すぐに処分する。
③枝や葉がひどく茂らないように剪定し、日照と通風を図る。
などです。薬剤には「マネージ乳剤」などがあり、発病初期の散布が効果的です。