野菜に関するQ&A
レタスの発芽が悪いのですが、どうしてですか?
レタスの発芽が悪いのですが、どうしてですか?
野菜は普通にタネまきしただけでは、発芽しない現象が見られます。これをタネの「休眠」といいます。休眠には、タネが成熟するのに伴って、自然に起きる「一次休眠」と、タネがある不利な条件に置かれた時、それに耐えるため休眠する「二次休眠」があります。
レタスの発芽適温は15 ~ 20℃で、25℃以上と高温になると強制的に休眠に入り、発芽しにくくなります。この場合は、発芽に不利な条件のせいで「二次休眠」が起こったといえます。二次休眠は、レタス、ゴボウ、ホウレンソウなどの野菜で見られますので、目覚めるのを待ってタネまきするか、芽出しをしてからタネをまきます。
芽出しの方法は、数時間水につけたタネを湿った布にくるみビニール袋に入れて冷蔵庫で数日保管し、芽が出たものをまきます。
またレタスは、タネが発芽する時光があった方が、発芽が促進される好光性種子のため、覆土は厚くなりすぎないよう薄く行い、ごく軽く鎮圧します。