野菜に関するQ&A
プランターで育てているハクサイの縁が茶色くなっています。どうしてでしょうか。
プランターで育てているハクサイの縁が茶色くなっています。どうしてでしょうか。
一般に「縁腐れ」と言われ、石灰の吸収が妨げられて起きる生理的障害です。また「芯腐れ」といって結球した芯の部分が茶色に腐る症状も見られます。いずれも石灰欠乏症ですが、土壌中に石灰分がないために起きることは少なく、むしろ、土壌の水分が足りないことによって引き起こされるケースが多いようです。
土壌中に水分がなければ、石灰が水に溶けて吸収されることが不可能になるからですが、根が傷んでいる場合もあります。
またチッソ肥料をやり過ぎることによって石灰の吸収が抑えられ、石灰欠乏症を引き起こすこともあります。
特にプランター栽培では根が張れる土壌が限られているため、乾湿の差も大きくなりがちです。ですから、有機質に富んだ土壌に、元肥として石灰を施すとともに、過剰なチッソ肥料の施用を控え、適度の潅水を行うことが大切です。