花に関するQ&A
ジンチョウゲの植え替えをしたいです。時期と方法を教えてください。
ジンチョウゲの植え替えをしたいです。時期と方法を教えてください。
ジンチョウゲの挿し木は簡単なので、移植も容易と思われていますが、ジンチョウゲの根は長くて太く、細根が少ないため新しい土に根づきにくく、また根の傷口の癒合や再生が遅いため、その傷口から土壌病菌に侵されて枯れることがあります。そのため、地植えの成木の移植はあまりおすすめできませんが、行なう場合は花後すぐの芽が動き出す時期(3月中旬から)がよいでしょう。
移植時には、枝透かしや切り縮めをしておき、掘り取りは、根元を少しずつ掘り、太い根を傷つけないよう手で繰るようにして掘り出します。その長いままの根を根鉢に回し包み込むようにして、できるだけ根を切らないように植え付けます。折れたり傷ついたりしている根はきれいに切り返し、傷口には殺菌剤や癒合剤を塗布し、植え付けまで根を乾かさないよう濡れむしろなどで養生しておきます。
植える場所は、排水性のよいやや半日陰地がよく、将来移植することのない場所を選ぶようにしましょう。
なお、剪定をする場合、萌芽力は強いですが切り口の癒合が遅いので、太い枝は一度に強く切ることは避けます。また7月中旬以降に切ると翌春の花が少なくなるため、剪定も花後すぐに行います。