野菜に関するQ&A
8月にタネまきしたミニハクサイ‘お黄にいり’の葉がいまだに巻いてきません。何が原因でしょうか。
8月にタネまきしたミニハクサイ‘お黄にいり’の葉がいまだに巻いてきません。何が原因でしょうか。
ハクサイ‘お黄にいり’はミニの極早生種で、一般地の適期直まき栽培では播種後約50日で600g 程度の食べきりサイズの玉が収穫できます。
ハクサイは本来冷涼な気候に適し、8月でも早まきでは暑さで病害虫の被害を受けやすく葉が傷んで結球しないことがあります。逆にタネまきが遅れると結球に必要な葉の枚数が確保されないうちに花芽が分化し、不結球となる恐れがあります。秋まきの一日遅れは十日遅れといわれますが、その地に合った適期播種を心がけましょう。
ハクサイが結球するためには葉枚数をしっかり確保することと、生育前半に外葉を大きく育てることが大切です。そのためには本葉が7~8枚になったころに追肥を行い、適湿を保って外葉を作るようにします。
そのほか、不結球の原因としては、肥料不足や水分過多、乾燥という土壌条件も関係しますので注意しましょう。