家庭菜園で野菜に害を及ぼすのはネコブセンチュウがほとんどですが、野菜の根の中に侵入してコブをつくり養分を横取りしたり、養分や水分を茎葉などに送るのを妨害したりして生育を悪くするため、野菜の生育中に土壌消毒することはできません。

　栽培前か、冬季間の栽培していない時に防除の処理を行いましょう。消毒には次の方法があります。

①農薬による方法（効果が高い）

・ ネマモール乳剤……所定量を土壌に潅注する。

・ バスアミド微粒剤……所定量を散布して混和する。

※ ２種類とも、適用農薬の規定に従い正しくご使用ください。

②石灰チッソ（肥料）の混和

　作物がない時期（冬３カ月、夏１カ月以上）に１㎡当たり60～１００ｇ を土に混和し、できるだけマルチを行う。

③バイオダルマの施用

　菌体・特殊肥料で、有用土壌菌群を含み有害菌やセンチュウなどの増殖を抑制する。栽培ごとに元肥として、１㎡に約３００ｇ を施すことでセンチュウが次第に減少する。