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果樹に関するQ&A

イチジクの芽が出てきません。株は枯れていないようですが、何が原因でしょうか。

イチジクの芽が出てきません。株は枯れていないようですが、何が原因でしょうか。

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落葉果樹では、春の新芽の数が少ない、萌芽が遅れる、芽枯れが多く生じるなど「眠り病」といわれる症状が出ることがあります。これは暖冬などにより休眠が不十分な場合や、土壌環境悪化などによる根の活性力低下、枝幹障害などによる樹勢低下などが原因といわれています。

 イチジクの場合は、寒さにあまり強くなく温暖地向きの果樹なので、冬季に低温と乾燥が過ぎると新芽の形成が遅れたり、枝枯れしたりすることがあります。特に新植の苗や鉢植えの場合は被害を受けやすいので、根元のマルチングなどの防寒対策や、長期間降雨がない場合の潅水などが必要です。

 また、枝や幹の中をカミキリムシ類の幼虫に食害されている場合も、樹勢低下により萌芽の遅れや枝枯れを起こし、枯死することがあります。この場合、幹にあいた小さな穴から糞を出しているので、見つけたらその穴に薬剤を注入して防除します。 月刊誌Q&A 果樹

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