花に関するQ&A
アジサイの花つきがよくありません。どうしてでしょうか。
アジサイの花つきがよくありません。どうしてでしょうか。
アジサイの花が咲かない、花つきが悪い原因は剪定の時期や方法の誤りによるものが多いでしょう。放任しておいても毎年よく花をつけますが、株が大きくなったり樹姿が悪くなったりするので、剪定も必要で重要な作業になります。
アジサイの着花習性は、その年に伸びた枝先の芽(頂芽)に花芽を作り、翌年その枝先に花をつけます。9月ごろから花芽形成の準備にかかるので、剪定は花後できるだけ早く、なるべく7月中に済ませます。秋から冬の剪定は枝先にできた花芽を切ることになるので、翌年の花はつきません。強い剪定をした場合も若い枝が多く出て、萌芽が遅く秋までに充実しにくいので花芽の形成が悪くなります。込みすぎた枝や細い枝は元から切りとりますが、新梢は葉のついている1~2節以上を残します。これを数年繰り返しますが、やがて小枝が増え花つきも悪くなるので、2~3年もすれば枝の2分の1~3分の1ほどを根元から切り、若い枝を出させます。また、乾燥しすぎて芽や葉を傷めた株、肥料過多で茎葉がよく茂り秋遅くまで葉をつけているような株は花つきが悪くなります。
そのほか、西洋アジサイには寒さに弱い種類もあり、芽先が寒さで傷み花がつかないことがあるので、寒地では防寒対策も必要になります。