花に関するQ&A
キクの各葉の付け根からわき芽が出てきますが、そのままにしておいてよいのでしょうか。
キクの各葉の付け根からわき芽が出てきますが、そのままにしておいてよいのでしょうか。
大菊作りでは、特に夏以降、生長が盛んになると葉腋(葉の付け根)からわき芽(側芽)が出るようになりますが、このわき芽は茎頂から2~3芽を残し、それより下部の芽はできるだけ早く摘みとります。
茎頂のわき芽は、虫害や強風で芯を損傷した場合や柳芽が出た時に備えて、芯の立替え用の予備枝として残します。ただしこの残した芽は、蕾が確認できる9月になれば摘みとります(柳芽というのは、8月ごろに茎頂に出る柳のような細い葉で、これが出ると芽止まりして伸びず、正常な蕾にもなりません)。
3本仕立てでは、各枝の草丈を揃える必要があり、そのためにこの側枝を利用することもあります。伸長の遅れた枝は上部に多くの芽を残して側枝を伸ばすと、水分や養分を吸い上げる力が強くなり芯の伸びがよくなります。逆に長い枝は下部の側芽を残すと伸びが鈍るので、草丈の調整ができます。