クリスマスローズは寒さにあうと、葉色が黄ばんでくるものがあり、この時期の黄化なら問題ありません。春にかけて、古葉が更新され新葉が出るので、早めに切り取ってください。ただし、無茎種の開花株なら古葉は緑色であっても年内にすべて切り取ります。これは株元まで日光を当てて花蕾が上がりやすくするのと、古くて傷んだ葉は病気にもかかりやすいためです。

　夏に葉が黄化というより褐色になり、さらに全体に広がるのは強い直射日光による葉焼けですので、半日陰にしてやりましょう。また、高温乾燥期にはハダニによる症状があります。葉裏につき、黄白色の小さな斑点が出ますが、ひどくなると葉全体が黄白～淡褐色になります。ダニは水に弱く、定期的に葉裏に散水することで減らせますが、ひどい時は専用の殺虫剤を使ってください。その他、灰色かび病・べと病・黒斑細菌病・モザイク病などは、単純な黄化症状ではないのでよく観察し、薬剤散布や抜き捨てるなどをしてください。