花に関するQ&A
サクラの植え付け方を教えてください。
サクラの植え付け方を教えてください。
サクラは剪定を嫌うので、自然形に大きく育てられるような場所で日当たりのよい所を選んで植えます。
植え付けの適期は、秋の落葉後から春の新芽が出る前までですが、暖地や早咲きの種類の場合は2月中下旬までに植え終えます。
苗を植える時の植え穴は径・深さともに30㎝ 以上としますが、土質の悪い所は大きめに掘ります。掘り上げた土に完熟堆肥や腐葉土などを30%程度混ぜ込み、埋め戻し土に使います。植え穴に支柱(添竹)を差し込み、根を四方に広げて深植えにならないように植え込みます。特に実生台に接ぎ木した苗の場合は、接ぎ木部分が地上部に出るように植えます(中成木等で根鉢のついているものは根鉢の1.5倍以上の植え穴とし、斜め支柱や鳥居形の支柱を立てます)。埋め戻し土は棒などでつついて、根と土をすき間なく密着させることが大切です。最後に潅水した水が流れ出さないよう、植え穴の周囲を土手状に土で盛る水鉢をつくり、たっぷり潅水して支柱と幹を結束します。
植え付け後の潅水は1週間後ぐらいにたっぷりと、その後は降雨がなく土壌が乾燥してくれば与えるようにします。特に植え付け1~2年の間の夏は、晴天が続くような時は潅水してやります。