花に関するQ&A
ツバキの木が大きく育ってきたので一回り小さくしたいのですが、剪定のポイントを教えてください。
ツバキの木が大きく育ってきたので一回り小さくしたいのですが、剪定のポイントを教えてください。
ツバキは花の咲き終わりから芽の伸び出す前に行う「花後剪定」が原則で、3~4月が適期ですが、太い枝を切る場合、暖地では2月下旬~3月上旬までに行います。これ以降では根の活動も高まり、切り口から樹液が流れ出て止まりにくく、それだけ木が衰弱するからです。
まず、切り縮めたい樹冠線を想定し、おおむねそのラインで切ります。葉のある所で切るのが基本ですが、元気のある樹なら太い枝を切っても萌芽してきます(弱っている樹なら、葉のついている小枝を残して切ります)。まず逆枝、込み枝等の不要枝を切り取ります。枝を切る場合はなるべく外芽の所で切り、逆枝や立ち枝の発生を少なくします。太い枝の切り口には癒合殺菌剤を塗り、枝の枯れ込みや腐朽を防ぎます。しかし強い剪定をすると翌年の開花は望めません。また、太い枝を切ると多くの芽が吹くことがあるので、翌年に適宜間引きして枝数を整理しましょう。
ツバキの花芽は春に伸びた充実した新梢に6月ごろできるので、これ以降の剪定は花芽を切ることになります。