肥料の正しい分量が分かりません。例えば「1㎡当たりチッソ成分量で10g 」などとある場合は、全量でどれくらい与えればよいのですか。
肥料の正しい分量が分かりません。例えば「1㎡当たりチッソ成分量で10g 」などとある場合は、全量でどれくらい与えればよいのですか。
肥料には化成肥料と有機質肥料があり、化成肥料には硫安などの単肥と3要素を含んだ緩効性肥料があります。販売されている肥料には、肥料成分の3要素であるチッソ、リン酸、カリの成分量が重量パーセントで書かれています。
野菜を栽培するのには、この3要素の必要量が栽培暦などに書かれています。今回はチッソのみとり上げますが、例えばキャベツの施肥には、1㎡当たりチッソ成分量で15g と書かれています。単肥の硫安にチッソは21 %含まれていますので、0.21×□= 15 と書き、15を0.21で割って71.4g と計算できます。緩効性肥料(例えば12:8:10)の場合であれば、チッソ成分は12%ですので、0.12×□=15から計算して125g と分かります。
有機質肥料の油かすなどでは5.3:2.3:1.0と書かれています。そこで、0.053×□=15から計算して283g となります。鶏ふんであれば、5:4:2ですので、0.05×□=15となり、計算して300g やればよいと分かります。有機質肥料では一般に成分量が少ないため、化成肥料より多量に必要となります。