花に関するQ&A
大菊の摘芯について教えてください。行うタイミングや作業方法について知りたいです。
大菊の摘芯について教えてください。行うタイミングや作業方法について知りたいです。
大菊の3本仕立てのために側枝を出させる摘芯の適期は、根が張ってきて鉢上げ時より展開葉が3枚くらい増え、草勢があり芽の先端が白く膨らんできた時です。だいたい鉢上げ後10~15日ですが、品種や株によっても異なるので、草勢を見て行うことが大切です。通常、根が伸び始めてくる1週間くらいで液肥を与え、10日目くらいで置き肥をし、また液肥を与えて草勢をつけておきます。摘芯時に十分に根が張っていないと丈夫な側枝が出てきません。適期の摘芯は、その後の側枝の発生をよくし、側枝の発生が多いと揃いのよい3本を得ることができます。草勢が弱いうちに行うと、一番上の芽がよく伸び、下の第3枝の勢いが弱くなり、3枝が揃いにくくなります。
摘芯はなるべく晴れた日の日中に行うのがよく、ピンセット等を使って芽先の中心を米粒ほどかきとるのがコツです。潅水は、摘芯後10日ほどは葉がしおれない程度の控えめにしましょう。摘芯すると節間が急に伸び出すので、乾燥気味にして伸びすぎないようにします。
なお、摘芯後に矮化剤処理をすると頂芽優勢を抑え、揃った側枝が出やすく、節間の詰まった充実した株になります。