花に関するQ&A
スズメウリの栽培には剪定や施肥は必要でしょうか。
スズメウリの栽培には剪定や施肥は必要でしょうか。
スズメウリは日本各地の原野や水辺に生えるウリ科の一年生のつる草で、秋には1~2㎝ の球形の実ができ、初めは緑色ですが、熟すと灰白色になります。カラスウリに対して実が小さいから、あるいは実がスズメの卵に似ていることからこの名がつけられたといわれています。
スズメウリの緑色の実に対して、はっきりした白いスジが入り、熟すと鮮やかな赤色になるものがあります。これは同じウリ科ですが、別属の「オキナワスズメウリ」です。こちらは観賞用、装飾用として栽培されていますが、基本的な栽培方法などは同じです。どちらもつるは非常によく伸びるので、地植えか大型の鉢植えとし、やや湿り気の多い場所がよいでしょう。摘芯しなくても数本の腋芽がが出てきて花はよくつきます。肥料は少なめ、特に過多になるとつるが伸び過ぎ、花つきが悪くなります。
スズメウリは一年草といわれますが、石の下をくぐったり、土に埋もれた茎は太く塊根状になることがあります。親株は枯れても、その部分から翌春に芽が出てくることが分かり「疑似多年草」といわれるようです。