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果樹に関するQ&A

スモモは受粉樹が必要でしょうか。必要ならどのような品種がおすすめですか。

スモモは受粉樹が必要でしょうか。必要ならどのような品種がおすすめですか。

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栽培されているスモモにはニホンスモモ(スモモ)とヨーロッパスモモ (プルーン)があります。

 ニホンスモモの多くは、それら自身の花粉によっては受精しない自家不結実性(自家不和合性)の性質をもっています。このため結実には他品種の花粉を受粉する必要があり、受粉樹の混植や人工授粉を行います。交配する品種によっては、受精・結実しない交配不和合性の組みあわせ(相性)もあり、受粉樹の品種選定には注意が必要です。

 寒い時期に開花する品種は昆虫の飛来が少なく、十分な受粉を望めない場合は人工授粉がベターです。1本でも結実する品種(自家結実性、自家和合性)でも、ほかの品種と混植した方が受精・結実率が高くなり、安定した収穫が望めます。これらの木でも相性のよしあしが多少あります。

 受粉樹の選定、組みあわせは、母樹と相性のよいものから特性などの好みの品種を選びますが、おすすめは「コチェコ」です。「コチェコ」は多くの品種と相性がよく、やや小果ですが豊産性で受粉樹によいでしょう。葉は銅葉種(赤色)で美しく花木としても観賞価値があり、家庭用に向いています。 月刊誌Q&A 果樹

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