花に関するQ&A
アルセアは宿根するでしょうか。
アルセアは宿根するでしょうか。
アルセアはヨーロッパ東部からアジアに分布するアオイ科タチアオイ属の一年草および多年草で「タチアオイ」「ホリホック」とも呼ばれます。梅雨入りの時期に花茎を長く伸ばし咲き始め、梅雨明けにはほぼ花が終わるので「ツユアオイ」といわれることもあります。
アルセアは高さ2m 以上にもなる豪華な直立性の花で、花色も桃、白、紅、濃赤から黒赤、淡黄色などがあり、花形も一重、八重、半八重とバラエティーに富みます。近年60~100㎝ ぐらいの矮性種も出回るようになり、鉢植えでも楽しめるようになりました。
品種により一~二年草と多年草があり、在来種は多年草が多いですが、園芸種は一年草も多く、多年草といわれるものでも短命な場合が多いです。短命なのは株の老化が早いためといわれ、二年草扱いされることもあります。
このため株を弱らせないことが老化の進行をゆるやかにし、長命化することにつながります。日当たりと排水のよい肥沃な場所を好むので、過乾燥や肥料切れなどでストレスを与えないようにします。特に開花の後、タネをつけると株は衰弱しやすいので、花がらを早く摘むことと、花が咲き終われば花茎は根元で切りとることが大切です。