花に関するQ&A
クリスマスローズが開花1年目ですが、カタログとは花色が異なります。どうしてでしょうか。
クリスマスローズが開花1年目ですが、カタログとは花色が異なります。どうしてでしょうか。
クリスマスローズは近年改良が進み、非常に多くの種類が出ています。淡ピンクダブル、○○系セミダブルなどの品種を育てると、ラベルの表示とは少し異なる花が咲くことがあります。これは実生苗(未開花未選別株)のためです。クリスマスローズは何世代も交配を繰り返すと、色や形質の遺伝要素をもつことがあります。これらは遺伝的に固定されていないものが多く、実生苗ではさまざまな変異が現れることがあります。このように少しずつ形質が変わるのが楽しみになることもあるでしょう。
一方、「メリクロン苗」は、親株の生長点から組織培養して作られ、親と同一の形質をもちます。希望する形質がある場合、メリクロン苗の品種を選ぶことをおすすめします。なお、遺伝的なものとは別に、生理的な変異が出る場合もあります。若い株に咲く花は本来もつ形質とは少し異なり、2~3年して成株になると本来の姿の花が咲きます。ダブルの花などでは花弁数や花形の違うものが現れることがあります。