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花に関するQ&A

秋に植え付けたチューリップが芽を出しません。どうしてでしょうか。

秋に植え付けたチューリップが芽を出しません。どうしてでしょうか。

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秋に植えた球根の芽が出てこないのは、生理的なものと病害によるものが考えられます。生理的なものとして、球根の保管状態が悪く、植え付け時期が遅れたものも、球根が衰弱し芽が出ないことがあります。また、病害としては、土壌中に潜伏していた病菌に侵され萌芽までに軟腐枯死したか、病菌に罹患していた球根(鱗茎)を植えたことにより同様に腐敗枯死した可能性があります。

 チューリップの鱗茎や根、茎葉に出る病気は、チューリップ腐敗病、球根腐敗病、褐色腐敗病、黒腐病、黒かび病、青かび病など数多くあり、それぞれ症状が違います。褐斑や黒斑、あざ状のくぼみができ、黒や青のかびが生え、症状が進むと鱗茎内部組織に浸透し、乾燥していれば萎凋乾固し、水分があれば軟腐枯死します。

 今回の件では、チューリップ腐敗病もしくはチューリップ球根腐敗病と考えられます。また、先にあげた病菌は温度が高い時ほど発症しやすいので、あまり早い時期に植えないで、気温が15℃以下になってからがよいでしょう。

 さらに、排水不良の土地や球根植え付け後に多湿にあった時も発症しやすいようです。過去にそのような発病が見られた場所では土壌中に病菌が潜伏していることがあり、発症のリスクも高くなるので避けた方が無難でしょう。植え付けにあたっては、球根に病斑や傷のない充実したものを選びましょう。 月刊誌Q&A 花

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