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花に関するQ&A

お盆に向けて菊を開花させたいのですが、どんな管理をすれば開花時期をあわせられますか。

お盆に向けて菊を開花させたいのですが、どんな管理をすれば開花時期をあわせられますか。

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菊は開花時期により夏菊、夏秋菊、秋菊、寒菊などに分類され、それぞれ多くの品種があります。

 夏秋菊の中生種であれば、お盆ごろの8月中旬に咲きますが、この開花期は、地域やその年の気候などで変わることがあります。菊は短日性の強い植物なので、日長時間を変えると開花期を調整することができます。

 開花期を早めるにはシェードによる短日処理を、遅らせる場合は電照により長日処理を行います。

 シェードは日長時間が11時間くらいになるよう日没前から時間を計算して、黒い布やアルミ遮光フィルムなどで株全体を覆い、遮光します。この処理は花芽分化期(開花の40~50日前)から2週間くらい続けて行うと、開花が7日ほど早くなります。花芽分化期や処理期間は、菊の系統や品種により異なります。開花期を少し早めるだけなら、蕾がつき始める発蕾期や、蕾が開き始める破蕾期を見てから行う方が分かりやすく、効果的です。

 逆に開花を遅らせる場合は電照を行います。花芽分化期から電灯照明をつけ、10日間ほど日没後3時間ずつ処理します。開花を3~4日遅らせたい場合は、発蕾から破蕾期以降に4~5日間、照射するとよいでしょう。ほかには生長調整剤など薬剤を使って開花を促進させる方法もあります。 月刊誌Q&A 花

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