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花に関するQ&A

オリエンタルリリーの植え付けで気をつける点を教えてください。

オリエンタルリリーの植え付けで気をつける点を教えてください。

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オリエンタルリリー(オリエンタル・ハイブリッドリリー)はヤマユリ、サクユリ、ササユリ、カノコユリなど日本原産のユリをベースにして育成された品種群で、園芸品種には「カサブランカ」、「マルコポーロ」、「アカプルコ」、「ルレーブ」などがあります。

 これらの系統は明るい半日陰で水はけのよい場所が栽培の適地で、強い西日や、株元に日が当たり地温の高くなる所を嫌います。

 ユリの根は球根の下端から出て球根や株を支える下根と、球根と地上の茎の間に出て水分や養分を吸収する働きをもつ上根があります。浅植えすると、上根の発生が少なくなりよくないので、球根の高さの3倍程度の深植えにします。

 鉢植えの場合は、球根を鉢の深さの中央付近に置き、球根の上根、下根ともによく伸ばせるようにします。そのため鉢は深鉢を用います。

 用土は排水性がよく、腐植質を多く含み生育期間を通じて適度な水分を保持するような土壌が適しているので、ピートモスや腐葉土、パーライトなどを用います。土壌の酸度もほかの系統のユリよりやや酸性度の高いpH5.5~6.0の範囲を好むため、石灰類の混入は必要なく、酸性度の強いピートモスなどを多めに混入するとよいでしょう。 月刊誌Q&A 花

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