ガーベラの植え替え適期や方法を教えてください。
ガーベラの植え替え適期や方法を教えてください。
ガーベラは南アフリカ原産のキク科の宿根草で、花の姿から「花車」や「千本槍」という和名もつけられています。花色は多彩で赤、黄、ピンク、オレンジ、白などの単色のほか、色の濃淡がついたもの、花形も一重や八重咲き、スパイダー咲きなどがあり、さらに高性種から矮性種まで非常に多くの品種があります。近年4~12月ごろまで連続して咲き続け、耐暑、耐寒性に優れ病虫害にも強い「宿根ガーベラ」も出てきました。
ガーベラを栽培するのに重要なポイントは、十分な日照と排水のよい土壌を保つことです。過湿には弱く乾燥にはやや強い方ですが、過乾燥と肥料切れにあうと生長が止まり、開花も途切れてしまいます。
植え替えは3~4月および9月が適期です。鉢植えの場合は軽く根をほぐし、水はけのよい用土で植えます。深植えを嫌うので、根元から出てくる葉や蕾の部分に土が被らないようにします。
鉢植えの場合は毎年植え替えを行い、鉢を一回り大きくして株を充実させると花をよくつけます。株が込みあい中心部に日が当たらなくなったら、1株当たり2~3芽以上をつけて株分けをします。この時、太い根を傷めないように、無理に細かく分けないよう気をつけます。
購入した鉢植えは、根が鉢いっぱいに回っていることもあるので、早めに一回り大きな鉢に植え替えるようにしましょう。