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果樹に関するQ&A

カキの受粉樹には何がおすすめでしょうか。またどれくらいの間隔で受粉樹を植えればよいですか。

カキの受粉樹には何がおすすめでしょうか。またどれくらいの間隔で受粉樹を植えればよいですか。

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カキは雌雄異花とされます。雌花と雄花が別々につきますが、品種によっては雌花だけで雄花のつかないものと、雌花と雄花の両方をつけるものがあります。雌花しかつけない品種は雄花が咲く品種を受粉樹として近くに植え、受粉結実させる必要があります。またカキには受粉しなくても果実が肥大する単為結果性の品種もあります。

 しかし多くの品種は受粉してタネができると生理落果しにくくなり、果実の肥大や渋抜けがよくなり、糖度も高くなる効果があります。そこで雄花をつける受粉樹を近くに植えます。

 受粉樹としては「禅寺丸」「サエフジ柿」「筆柿」「正月」などがよく使われます。この中で「正月」という品種は雄花の数も花粉量も多く、開花期が「富有」などの主要品種と同じで、受粉樹としての機能が優れているためおすすめできます。250g 程度に大きく完熟すると多汁で甘みが強く、貯蔵性が優れているので、家庭果樹としても適しています。お正月ごろまで容易に貯蔵できることから、この品種名がつけられたようです。

 カキの植え付け間隔は品種や仕立て方で異なりますが、およそ4~6m 間隔で植えます。主木20本内外の中に受粉樹を1~2本植えておけばよいでしょう。

 花粉は主にミツバチなどの昆虫によって媒介されます。低温で昆虫の飛来が少ない時や、天候不順で主木と受粉樹との開花期がずれたりする年は、安定した収量を得るため人工授粉も行います。その場合は雄花を摘み、綿棒や筆に花粉をつけ、雌花の柱頭にこすりつけるようにします。 月刊誌Q&A 果樹

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