そろそろ霜が降りそうなのですが、バラ苗を露地植えしても大丈夫でしょうか。
そろそろ霜が降りそうなのですが、バラ苗を露地植えしても大丈夫でしょうか。
バラの植え替え時期は休眠期の11月下旬~翌年2月で、この時期に植え付けると寒い間に根をしっかり張らせることができます。特に寒さが厳しい地域を除いては、降霜があっても植え付けはできます。植え付け後は株元を落ち葉やわらなどでマルチングし、寒風のよく当たる所では不織布などで防護します。
バラの耐寒性は品種により差がありますが、一般に4℃くらいになると落葉を始め休眠に入ります。マイナス5℃以下が続くと芽や茎に凍害を受け、マイナス10℃以下になると深くまで土壌が凍結するので枯死する場合があります。
新植えのものは根張りも十分でなく耐寒力が弱いので、寒冷地で特に土壌が凍結するような地域での植え付けは雪解け後の4月以降に行います。
植え付けの植え穴は直径、深さともに40~50㎝ くらい掘り、掘り上げた土に腐葉土や完熟堆肥、ピートモスなどの有機質を補給し、排水性の改良のためにパーライトを混合しておきます。
少し埋め戻して山形に盛った所に根を四方に広げ、接ぎ口が地表面より少し出るくらいの高さに植えます。根と土にすき間ができないように、棒などを差し込み空洞にも十分土を入れて埋め戻し、たっぷり水をやります。