ソラマメは、冬の間も緩慢に生長しています。春先に生育が旺盛になり、開花して莢が肥大します。充実した莢とマメを収穫するには整枝と誘引が必要です。

　自然に分枝してきますが、放任すると分枝しすぎて細い枝になったり、株内の日当たりが悪くなります。そこで30～40㎝ の高さになるころ、太い枝６～８本を残して細い枝を除き、通風と採光を図ります。さらに残った枝も高さが70㎝ くらいになれば、先端をピンチして莢の肥大を図ります。枝先に花が咲いても、開花時には高温になるため収穫はほとんどできません。またピンチにより、先端に寄生するアブラムシの害を防げます。

　株が大きければ倒れやすくなるため、土寄せするとともに誘引します。株の周囲に支柱を立て、ひもで周囲を囲んで抑えます。シルバーテープを使うとアブラムシの飛来を防げます。