カエデの樹高を抑えて育てる方法を教えてください。
カエデの樹高を抑えて育てる方法を教えてください。
カエデの樹高を縮める場合には、まず主幹部の立ち枝を切り、重なり枝や絡み枝、逆枝といった不要枝を切ります。そして、やわらかな感じの樹形が残るよう横枝を間引くか切り縮めをします。
枝の配置は交互になるようにし、細枝には一つの節から対生する枝の一方を落とし、残った枝の先端部は水平方向にします。太枝を切ると枯れやすいので必ず枝の分かれ目の基部で切り、切り口には殺菌癒合剤を塗ります。細枝は節間で切らずに節の上か、枝の付け根で切ります。
一般に落葉樹の剪定時期は秋の落葉後から春の萌芽前までとされますが、カエデは根の活動時期が早いため1月中に終えます。遅くなると枝の切り口から樹液が多く流れ出して木を弱らせ、切り口の癒合が悪くなります。
徒長枝や立ち枝がよく出るのでこまめに切り、夏に枝が込みあうので透かし剪定をすると樹形が乱れにくく、大きくなるのもある程度抑えられます。
この剪定以外の方法としては、新植や移植の時に、根鉢の下や周囲に防根シートなどを継ぎ目なく敷き、根域を制限すると地上部の伸長(樹高)もある程度抑えられます。