アガパンサスの葉ばかりが茂って花が咲きませんが、どうしてでしょうか。
アガパンサスの葉ばかりが茂って花が咲きませんが、どうしてでしょうか。
アガパンサスは南アフリカ原産の塊状の根茎をもつ多年草で、日当たりと水はけのよい所が栽培に適します。寒さに強く、日当たりが多少悪くても、乾燥ぎみの土地でも、比較的やせ地でも、放任していても育つ花といわれます。
しかし、やはり長く放任したり、環境が悪化すれば花つきが悪くなり、悪条件が重なると花が咲かなくなります。花つきをよくするためには、よく日光が当たり、根が張るスペースと適度な肥料分が必要です。
植え場所も何年か経つと周辺の樹木が茂ってきて、いつの間にか日当たりが悪くなってきたということはないでしょうか。その場合は樹木を剪定したり株を移植するなどして、日当たりをよくすることで花つきが改善されます。
植え替えについても何年も放置していてもよいと思われることがありますが、株が込みすぎて生育スペースが少なくなってはいないでしょうか。そうなると株分けや植え替えが必要です。株分けはあまり細かくせず、3~4芽ぐらいに分けます。
また、肥料不足で生育不良のこともありますが、逆に肥料過多にすると葉はよく茂り葉色も濃く大きくなりますが、花つきが悪くなってしまうので注意してください。