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花に関するQ&A

グラジオラスは露地植えにしたまま冬越しできますか。

グラジオラスは露地植えにしたまま冬越しできますか。

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グラジオラスは南アフリカおよび地中海沿岸などに自生する原種をもとに、多くの園芸品種が作られてきました。一般には寒さに弱いので球根(球茎)は冬に掘り上げて保管します。

 しかし、土壌が凍結する恐れのない地方では、掘り上げずそのままにしても寒さで枯れることなく越冬するものが多くあります。ただし、品種によって耐寒力に差があり、改良の進んだ品種ほど弱いといわれています。掘り上げずに越冬させる場合、異常寒波の年もあるので、念のため球根の上に土をかけたり、落ち葉などで厚くマルチングして防寒対策をします。

 春に植えた球根(親球)は開花で消耗してしまいますが、開花後から新しくその上に新球根が作られ、球根の肥大が始まり、約60日で終わります。それから球根の掘り上げを行うので、株(茎)の根元から切り、乾燥させて、あまり寒くならない所で保管します。

 新球根の肥大が終わると、寒くなるまでの間に木子(球根の周りにできる小さな球根)が出てきます。掘り上げずにおくと、翌年に木子の芽が多く出てきて球根が込みあい競合し、肥大も悪くなります。翌々年(2年後)には花上がりにバラつきが出てくるので、掘り上げて大球を選んで植えなおす方がよいでしょう。 月刊誌Q&A 花

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