野菜に関するQ&A
春まきニンジンの発芽がいつも揃わず失敗してしまいます。コツはありますか。
春まきニンジンの発芽がいつも揃わず失敗してしまいます。コツはありますか。
ニンジンの発芽適温は15~25℃で、最低8℃、最高30℃の範囲です。ニンジンの発芽には日数がかかり、25℃では7~10日、10℃以下では15~30日ほどかかります。
春まきの低温期にはトンネル、マルチなどで地温を高めてからタネまきをしますが、無理な早まきは避けるようにします。
ニンジンはセリ科の野菜で、もともと水辺に育つもので、タネの吸水力が弱く、発芽するまでに土壌が乾燥すると、極端に発芽が悪くなります。
そのうえニンジンのタネは好光性で小さいため、覆土が厚すぎると発芽が悪くなります。覆土はタネが隠れる程度に薄くまき、鎮圧して土とタネが密着するようにします。たっぷり水をやり、その上を土の表面が乾かないようもみ殻や切りわらで覆い、乾燥防止に努めます。さらに不織布のベタがけも有効です。
なお発芽およびその後の生育をよくするには、有機質に富んだ肥沃で通気性、排水性、保水性のある土づくりが大切です。