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野菜に関するQ&A

イチゴの花がなかなか開花しません。どうしてですか。

イチゴの花がなかなか開花しません。どうしてですか。

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イチゴは、秋の低温と短日の条件にあうことで花芽が分化します。そしてその後、春から初夏にかけて高温と長日の条件にあうと開花・結実する性質をもっています。したがって、露地で栽培すると10月中旬~11月上旬に苗を植え付け、翌年の5月中旬ごろから収穫が始まります。

 花が咲かないのは、自家製の苗の場合は実を収穫した親株(老化苗)を使ったか、保温しすぎによる、低温感応不足が原因かと思われます。また肥料が足りない場合や、チッソ成分の多い肥料を与えている場合も花がつきにくくなります。

 次年度の苗用としては、イチゴを収穫後に出てきたランナーの先の方にできる2番目か3番目の苗を切り取って植え付け、短日と低温に十分あわせます。

 購入苗ではめったにないと思いますが、増殖用の親株を購入した場合には花が咲きません。これはハウスで温度を上げてランナーを伸ばし、子株を仮植えしたものなので、低温にあわず花芽ができていないためです。

 苗を購入する場合の目安としては、低温に十分あった名残で葉がかたくて色が濃く、横に伸びており、中心部のクラウン(茎)が膨らんだものを選ぶとよいでしょう。 月刊誌Q&A 野菜

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