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花に関するQ&A

昨年購入したつるバラが咲きません。ほかの品種は咲き始めています。

昨年購入したつるバラが咲きません。ほかの品種は咲き始めています。

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バラは、枝の伸び方や花のつき方から木立性バラ(木バラ、ブッシュローズ)とつる性バラ、中間的な性質の半つる性バラのタイプがあります。それぞれ管理の仕方、特に剪定方法が違ってきます。

 木立性バラは新芽が一定の長さに伸びて花が咲くので、剪定により養分を集中させて花をつける枝を作ります。冬に行う基本的な冬季剪定と、咲き終わった花枝を切る花後剪定、秋の花のための夏季剪定があり、バラ類はこれらの剪定をしないと咲かないと思われがちです。

 しかし、つるバラは開花期前後から、地際や主幹枝から太くてよく伸びる枝(シュート)が出てきます。これが翌年の主幹枝となり花をつけるので、伸びるからといって枝を切ったりせず、大事に育てます。

 ご質問では、おそらくつるバラをハイブリッドティー系やフロリバンダ系などの木立性バラと同じように剪定、管理をしたので、花が咲かなかったと考えられます。また、若株は無理に剪定せずにしっかり生長させると、翌年に開花が見込まれます。

 つるバラの成株の剪定には2種類あります。主に冬季剪定で、もう一つは花がら切りです。冬季剪定はまず枯れ枝や弱小枝を切り、勢いのなくなった古枝なども枝の根元から切りとります。花の咲いた枝は2~3芽を残し、切り戻します。古い主幹枝は2~3年で更新します。

 新旧の枝の配置を考えて込みあわないようフェンスなどに誘引し、なるべく水平状に枝を横に倒します。そうすると上に伸びる枝が出て花を多くつけます。冬の作業は一般には11月~翌年2月に行いますが、つるバラは新芽の動きが速いのでなるべく早く行います。 月刊誌Q&A 花

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