緑肥のクローバーの後にマメ類を栽培したいと考えています。クローバーはマメ科ですが連作障害は発生するでしょうか。
緑肥のクローバーの後にマメ類を栽培したいと考えています。クローバーはマメ科ですが連作障害は発生するでしょうか。
緑肥としてのクローバーの導入は、菌根菌と共生関係のないキャベツやブロッコリーといったアブラナ科や、ホウレンソウやテンサイなどのヒユ科(アカザ科)の前作には特に有効となります。クローバーの後作にマメ類を栽培すると、同じマメ科なので連作になる心配はあります。
ただし、同じマメ類といっても、種類によって連作障害の発生はかなり異なります。連作を嫌うサヤインゲンやソラマメでは2~3年あけ、エンドウでは5年あけて栽培するようにします。しかし、エダマメやラッカセイなどでは連作はあまり問題がないようです。また、雑草のカラスノエンドウなどが繁茂している畑もよく見かけますが、その後にエダマメを作っても支障はないようです。このように連作障害が少ないといわれる種類を栽培する場合には、特に問題はないでしょう。さらに念を入れるのであれば、クローバーに立枯病などの発生がなかったかどうかを確認します。酸性土壌では生育が悪くなるので、苦土石灰と堆肥を入れ、土壌を十分耕うんしてからタネをまくようにします。