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花に関するQ&A

水はけと日当たりのよい場所でアルストロメリアを育てていたのに枯れてしまいました。どうしてでしょうか。

水はけと日当たりのよい場所でアルストロメリアを育てていたのに枯れてしまいました。どうしてでしょうか。

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アルストロメリアは南米のチリやペルー、ブラジルなど広範囲に分布し、熱帯雨林の低湿地から山岳高地、砂丘のような乾燥地にかけてと多様な環境で生育しています。それらの原種を交配などして多くの園芸品種が作られているため、各品種の性質や好む環境が多少異なります。

 ご質問のように水はけと日当たりのよい場所は、一般的にはアルストロメリアの栽培に適しています。一方で、夏の高温多湿を最も嫌うため、夏季に水をやりすぎたり長雨にあってしまったりすると枯れる原因となることが多いです。あるいは寒冷地では凍結させた場合も考えられます。

 栽培で気をつけたいのは、春からの茎葉の生長期には土の表面が乾いたらたっぷりと水をやり、真夏に茎葉が枯れて休眠したり、茎葉の生育が弱ってきたものは、水を与えず乾燥状態にすることです。この時期に水やりを続けると、根腐れして枯れてしまうことが多いです。雨が続く時は、鉢植えは雨の当たらない軒下などに置きます。秋に茎葉が動き出せば通常の水やりに戻し、冬季もまた乾燥ぎみに管理し、鉢植えは降霜の少ない場所に置きます。

 寒さに対しては強く凍らせなければ枯れることは少ないです。霜にあうと傷むこともあるので、鉢植えは軒下などに移動して冬越しさせ、花壇では落ち葉などでマルチングするとよいでしょう。

 また鉢植えのものは根詰まりを起こすと生育が悪くなり枯れることもあるので、早めに植え替えます。休眠末期から活動の始まる9~10月、または3~4月に植え替えるとよいでしょう。 月刊誌Q&A 花

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