野菜に関するQ&A
メロンやスイカが収穫前になると急に枯れます。原因は何でしょうか。
メロンやスイカが収穫前になると急に枯れます。原因は何でしょうか。
メロンやスイカの着果後には、着果負担が増して草勢は衰えやすくなります。特に梅雨明け以降、高温と土壌の乾燥・過湿あるいは着果数の過多により、着果負担が増し、株全体がしおれる萎凋病が起こりやすくなります。連作土壌では複数の土壌病害が多発し、急性萎凋病やネコブセンチュウの被害が増大する危険があります。そこで連作を避けるとともに、土壌病害に強い耐病性台木の選択や土壌消毒が必要になります。しかし多くの場合、着果負担の増大と、高温多湿の天候が草勢の維持を困難にしていることも、大きく影響しています。
まず着果量に見あう根量を維持するため、根の生育を旺盛に保つことが必要です。それには堆肥を十分に入れ、深耕をして根系を広げます。根が少ない場合には、着果節位を上げることも大事です。草勢の維持には、先端の側枝を何本か遊びづるとして残しておき、根の老化を防止します。また日中は約30℃、夜間は20℃前後になるよう、日よけや通風を図るなどの温度管理をしましょう。